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最終兵器? Canon EOS 30D


その1(購入〜使い勝手) その2(画質その他)

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時は2006年9月。既に2台のデジタル一眼レフカメラを使い分けている状態だったが、どうしても不満が残る。運動会シーズンを前に、欲求を満たすべく衝動に走った。ついに11台目へと突入である。しかし、そこにはちゃんとした言い訳?が用意されていた…。

2006年9月現在我が家の一眼レフシステム。我ながら…  
● EOS SYSTEMへの未練 ●

 2006年3月。実は結構迷っていた。結果としてはE-330を購入するに至ったのだが、実際にはEOS SYSTEMをそれなりに揃えていたので、そっちのシステムの充実をどうするか、という問題があったのだ。完全に乗り換えるつもりがなかったのは、EOS 10Dのノイズの少なさだ。天体写真をある程度撮影できることが前提だったので、他のシステムでは苦しいのは見えていた(Fine Pix Pro系や、Pentaxが結構良いという話もあったが)

 で、日中の撮影はE-330に任せてしまおうかと思い、まずは標準ズームを導入。もちろんそれなりのレンズをそろえるつもりだったので、無駄な投資にならないように少しいいレンズを購入したつもりだった。

 しかし、実際にはE-330を使っていってみると、思っていたより基礎体力に問題があることに気が付いてしまった。AFの性能もそうだが、致命的だったのは連写性能。特にC-AFにした時には連写性能がガクっと落ちて、ヘタをすると1コマ/秒ぐらいになってしまうこともあるようだ。これだと運動会のかけっこの撮影に使うにはムリがある。望遠レンズをそろえようと思っていたのだが、急遽思いとどまってしまった。

 スナップ的に撮影する分にはそれほど問題にはならないし、実際OLYMPUSの色なんかも気に入り始めたところではあるので、E-330そのものを手放すつもりは今のところ無い。E-SYSTEMをこの先揃えることになるかどうかは分からないが、このコンパクトさやライブビューを生かした使い方はもう少し行っていくつもりだ。

 で、多少回り道にはなってしまったが、結局EOS SYSTEMの充実を図ることにした。そう考えたときは既に夏。EOS 30Dも発売(発売は'06年3月中旬)になっているし、それなりの情報も集まっている時期だった。WEBでは、液晶画面の写りがいまいちだとか、EOS20Dとあまり変わらないとか、EOS20Dの廉価版じゃないか、といろいろ不満も出ているようだったけど、やっぱりいいものはいいのだ。

 そもそも今まで使っていたEOS 10Dで何が問題なのかという話もある。画素数は600万画素程度だけど、いまさら画素数にこだわるつもりは無い。1000万画素になっても多分今の使い方であればさほど違いは分からないだろう。今までは全てJPEGで扱っているのでむしろファイルサイズの小さいほうが扱いやすくて楽なぐらいだ。したがって、D200やEOS KissDXのような1000万画素級が欲しいわけではない。

 では問題は何か。一番気になっているのは10Dのシャッター回数だ。これまでだいたい1年に1万ショットのペースで撮影をしてきている。この春で既に3万ショットを突破。これまでの情報だと、EOS10Dぐらいだとシャッターユニットの寿命としてだいたい3万〜4万ショットが想定されているという。となると、ぼちぼち寿命が来たとしても不思議ではない。

 シャッターの寿命が来て壊れた場合、機種にも寄るのだろうけど10Dの場合3万円〜4万円ぐらいの修理代が必要というのをどこかで見た覚えがある。もちろん修理して使っていってもいいんだけど、どうせなら新しくて機能の豊富な新機種が欲しくなるというのが人の性というもの。後でまた色々書くつもりだけど、10Dから言えば相当に進化している30D。これはもう買うしか、という所まで来ていた。  どのみち買ってしまうのなら、早いほうがいい。先立つものの問題とか色々あるけど、早く手にはいるのなら早く手に入れて使いこなした方がいいというものだ(いいわけモード80%)。実際、E-330だって多少無理をして早く手に入れて、結果問題点もはっきりした。

 そして2006年9月。運動会も間近に迫ってきていた日曜日。意を決していつものキタムラへ。多少交渉はしたのだが、結局ボディは135,000円で購入。この辺は微妙な値段だ。通販ならまだ安いところもあるのだが、今までに何かと不都合品を購入したことも少なくないので、安心できるところで買うとなると、このキタムラが一番安くなる。どっちにしても以前購入したEOS 10Dに比べても圧倒的に安い。ただ、E-330と比べるとちょいと高い。この辺が微妙。実は一緒にレンズも購入してしまったのだが、それはまた後日。

 余談:あまり関係ないけど写真の説明をしておこう。写真にある4台のカメラは、現時点で我が家にある一眼レフカメラ。一番手前が今回買ってしまったEOS 30Dで、その向こう、ほぼ同じ形に見えるのがEOS 10D。右から2番目の少し小さいのがE-330だ。そして、一番右の古そうなのが、学生時代に先輩から3千円でせしめたフジカのスクリューマウントカメラ(フィルムカメラ)だ。レンズも50mm1本なので、実は殆ど使ったことがなかったりする。でも、何故だか手放せない。


10Dと比べて左側に移動したエンブレム。カッコイイ。  
● 気になってたイメージ ●

 思っていたよりもずいぶん早く買ってしまった11台目のデジカメ。EOS 30D。実は買うに当たってはいろいろ不安な点もあった。実際に使ってみると思っていたよりも問題になりそうな点は意外にも大丈夫だったと言っておこう。以前の10Dと比べるとずいぶん安くなったとは言え、やっぱり簡単に買えるものではない。正直な所シャッターさえ問題なければ10Dをもう少し使っていこうかと思っていたぐらいだ。問題が残ったままでは買ったけど後悔しまくりで困ってしまうところだった。

 最初に気になっていたのはシャッター音。EOS KissDNが出たとき、よほど買い換えようかと思ったのだけど、そのグリップとシャッター音に嫌気が差してやめてしまった。シャッターそのもの、というよりはその巻上げ音だ。

 E-330もどちらかというとそちらに近く、小さい筐体に小さいモーターを詰め込んでいるからか、やたら甲高い音がする。秒5コマともなるEOS30Dならもっと甲高い音になってしまうのではないか、と気になっていた。前作、EOS20Dでも持っている人とかが知り合いとかにいれば使わせてもらって検討がつくんだけど、あいにくとデジタル一眼レフを持っている人は少ない。

 結局、最後にカメラ屋さんで30Dを買う直前に試させてもらった。シャッターを切った瞬間。正直びっくりした。低く、しっかりした音がしたのだ。10Dが「ガシュッ」という音なら、KissDNが「キャシーン」、そして30Dは「ガツン」とでも表現しようか。巻き上げの音はさほど気にならない。同時に、そのシャッターの衝撃も持っているグリップまでしっかりと伝わってくる。

 音の大きさは計っているわけではないのでわからないが、10Dと比べてむちゃくちゃ大きくなっているわけではないとは思う。むしろ、手に伝わってくる振動は「撮った」という感覚を確実にしてくれるような、しっかりした、それでいて無駄に大きくない振動のような気がする。気に入った!

 連写してみるとそのしっかり感はさらに際立つ。5連写のそのシャッターを聞いたあとに10Dの3連写を聞くと、もうもっさりして聞いていられないぐらいになる。これが「本物の連写」だ、と思う。これだと、8連写の1Dとかはどうなんだろ(^_^;)

 もう一つ気になっていたのは液晶画面の見え具合だ。Webなんかでは青っぽくて暗いので最悪のような評判も出ていたりしたのでかなり気になっていた所だ。せっかく2.5インチへと大型化したのに暗くて見にくいのなら意味がない。が、店頭で確認した限りでは暗いとか色がおかしいというイメージは無かった。実際、使ってみると10Dよりも大きな画面で、かつむしろ明るくいい色をしているとも言える。

 実際にどの色が正確なのかそこまでウンチクを語れるほど目が肥えていないのだけど、少なくとも10Dよりはかなり快適だ。E-330なんかと比べると青い感じがしなくもないが、私の目で見る限りではむしろE-330の方が少し赤い感じがする。

これならほぼ不満は無いはず。ファインダーの見え味はほぼ変わらないし、持った感じはグリップの違いもあるのか、かなり軽く感じられた。文句なし、購入。ちーん(^_^;)。

大きくなった液晶画面と、少し使いづらい8方向レバー  とにかくこの2.5インチになった液晶はすごい。E-330よりも見え味がいい様な感じさえする。画像を確認するのも気持ちがいいし、家族に画像を確認してもらうときも気にする必要がない。ただ、拡大画像を動かそうとするとちょっともどかしい場面もある。

 EOS 20Dから設けられた8方向レバー(マルチコントロール)。今までサブ電子ダイヤルのON/OFFスイッチがあった所に設けられていて、このレバーを動かすことで拡大した画像の範囲を動かすことになる。今まではダイヤルで動かしていたので比較的スムーズだったのだが、レバーだと思った位置にすぐには動かせない(向きを変える手間は省けるが)。慣れればそうでもないかもしれないが、それまではちょっともどかしい事も多くなりそうだ。

 10Dとの違いで、やはり際だったのはその重量だった。実際には10Dが790g、30Dが700gだから、バッテリーを含めると1割ぐらいしか違いは無いはずなんだけど、グリップ形状が少し変わっていることもあるせいか、持ってみると想像以上に軽く感じられる。

 構えてみると、左手を添える左下部分の形状が丸くなっているのか、当たり具合がかなりソフトになっているのがわかる。全体的にすごく持ちやすくなっているので、撮影時の負担が軽くなるように作られているようだ。ぱっと見た目にはほとんど違いは分からないけど、しっかり進歩しているのだ。

 大きさやボタン類のレイアウトはほとんど変わっていないので操作性に関してはほとんど違和感無く使える。メインスイッチは液晶が大きくなった関係で少し下の方に追いやられていて、誤動作しないようにスイッチ周囲が少し出っ張っていることもあって、ちょっと操作性が悪くなっているところだ。

 ただ、その起動速度がむちゃくちゃ速くなっているのは感動的。電源ONですぐ使えるのだ。実際は電源ONのままでもほぼ問題ない(電力はほぼ消費しないのと同じ)らしいので、電源スイッチはむしろ誤動作防止のロックスイッチ(電源OFFでロック)と考えた方が良さそうだ。今まではスリープに入ると、シャッター半押しから撮影可能まで3秒以上かかっていたけど、これなら半押し即撮影OK状態。ストレスフリーで使える。

 他にもいろいろ便利になっている点が多い。もちろんそうなっているから買ったというのもあるので、もう少し紹介していこう。つづく♪。


ストロボも大きくポップアップ。「Canon」のロゴが印刷から彫りになっている  
● 違和感の無い便利さ ●

 ぱっと見た目にはさほど違わないように見える10Dと30Dだけど、10Dから見ても、更に20Dから見ても意外と便利になっている点があったりする。その辺は本当はよくよく使ってみないと分からない点かもしれないけど、今回、Impressの「EOS 30D完全ガイド」をあらかじめ買ってしまっていたのでその辺の予習はばっちりだったりする(^_^;)。

 ちなみに、この「完全ガイド」シリーズ、Webの評判では、30Dの所有者にとってはあまり新しい情報が無いので買っても意味が…という話も出ているのだが、個人的にはカメラを買った人が技術書として購入するのではなくて、カメラを買う前の人が参考書として買うべきものだと思っている。今回はまさにそのパターンで、30Dを買うための良い動機にもなった。

 話がそれた。30Dになって液晶が大きくなったとか、内蔵ストロボのポップアップ位置が高くなったとか、軽くて形も持ちやすくなったとか、ピクチャースタイルが導入されたとかあるのだけど、個人的に「これは」と思ったものの一つに、データが入るフォルダに9,999枚まで入るようになったことだ。

 基本的にそんなに枚数は撮影しないので、通常の1回の撮影ファイルは全て1つのフォルダに入る。今までは何故か100枚までしか入らなかったので、100枚以上撮影したときは最悪3つのフォルダに分かれて存在。データを転送するときはコピー動作を3回以上する必要があり、イライラしていた。それがようやく解消される。

 他にも色々あるけどあと1つだけあげておこう。なんといってもEF-Sレンズが使えるようになったこと。キヤノン純正レンズはどうしてもサードパーティーレンズより割高になってしまうのでおいそれと購入できないのだけど、ショートバックフォーカスのこのレンズ群はその強みを生かして小型軽量に作られており、なんとも魅力的なレンズが多い。10Dでは使えなかったので、買えるかどうかは別にして、選択肢が広がるのは嬉しい所だ。

 後は10Dと比べて能力UPしているはずのAF機能だが、これは正直あまりピンとこない。暗いところで迷うのは変わらずだし、AF速度が速くなっているか、と言われればこれまたあまり変わった感じはしない。動くものとかを追い続ければまた違うのかもしれないが、「これは」というような差は感じない。むしろフォーカスゾーンの印が小さくなってしまい、少しくらい被写体だとどの辺が真ん中なのか検討がつきにくくなってしまった。もう少し大きい印でもいいような気がする。

 D200は覗いたことがないのでファインダーの見え味はよく知らないのだけど、個人的にはめがねをかけていることもあってファインダー倍率はさほど気にしていない。眼鏡がなければアイカップに目をぴったり当てることもできるので倍率は高い方がいいのだろうけど、倍率が高いファインダーは一般的に全画面を見渡せるアイポイントも短くなってしまう。実際、過去の35mm一眼レフのアイポイントは結構短かった。

 眼鏡をかけると接眼部から離れたところから覗くようになるので、全体を見渡そうとするとファインダー倍率が少し小さいぐらいの方が実は見やすかったりする。実際、E-330の倍率は低いが、その分全体を見やすいのであまり気にならなかったりする。(むしろインジケーター類が右側に集中しているのでそこがみにくい)

 カメラを買うたびにコンパクトフラッシュは追加購入してきたので、実は今回も1GBぐらいのを買いたかったのだけど、当面先立つものがないので10Dで使っていたハギワラのVの512MBを使っている。そのせいかどうかは分からないが、思ったより速くなっていないのは再生画像確認時のスピードだ。

 E-330なんかは思っていたよりサクサク動くので、DigicIIになってる30Dもそれなりにサクサク動くにちがいない、と思っていたのでちょっと裏切られた感じだ。10Dよりは確実に動作は速いが、サクサクとまで行かないところがびみょー。もう少し余裕ができたら少し高速なCFでも購入して試してみようかとは思う。

 付属品関係はとりあえず問題なく使えそうだ。それほど買っている訳ではないが、レンズ類はもちろん、リモートケーブルやストロボもとりあえず問題なさそう。ストロボは新型(430EX)が出ていて、そちらの対応機種は書いてあるのだけど古いストロボが使えるかどうかは意外とWebでも出てこない。今のところそれほど使ってはいないけど、ちゃんと使えるのは間違いないようだ。

 まだあまり使いこなしてる程ではないので、正直なところ不満点はあまり出てこない。10Dの不満点はそれなりに知り尽くしているので、それより便利になっている30Dでは不満も出てこないわけだ。強いてあげるならもう少し軽く小さくしてほしかったぐらいと、E-330のライブビューの便利さを知ってしまったので、その辺がちょっと悔しい所だろうか。この辺はトレードオフになるので現段階ではこの辺が落としどころになるのだとは思う。おそらく3年以上(シャッター寿命から言えばもっと)は使うことになるだろうから、もう少し使いこなして色々検討してみよう。

S60で撮影したEOS30Dのファインダー。修理後なのでしみは見えず  
● まぎれ込んだゴミ ●

 今回のEOS30Dでは購入後のトラブルらしいトラブルはまず見つからなかったし、Canonでのトラブルは今まで無かったのでまず大丈夫だろうと思っていた。んが、実際にはほんの少しだけ問題があった。初めのテスト撮影とかでは気づかなかったのだけど、何度かレンズを交換しながらチェックしていた時に妙なものに気がついた。

 ファインダー内にしみのようなものが見えるのだ。はじめはレンズ交換の時に何かピントスクリーンの上に埃かごみがついたのかなと思っていたのだけど、ブロワで吹いてみても取れない。どーにも分からないのでとりあえずカメラ屋さんで見てもらうことにした。

 ちなみに写真のファインダー画像は、カメラが返ってきてから撮影したもの。ホントは問題のある状態での写真を撮っておけばよかったのだけど、スッキリ忘れていた。ただ、その「しみ(ゴミ)」はあらかじめあることが分かっていれば気づく程度で、この写真ではほとんど分からない程度だったかもしれない。

 で、カメラ屋さんに行ってみると、これがまた忙しい状態。なんせ時期的に運動会シーズン。やたらめったらお客さんが多い。まぁ自分のその中の一人なんだけど。で、しばらく待って見てもらった結果、やっぱり何か付いていて、ブロワでも取れないのでクレームで処理できそうだということ。

 結構覗き込んでもらったりしたのだけど、どうもフォーカシングスクリーンでは無いような感じがする。そもそもフォーカシングスクリーン上にゴミがあるなら、もっとはっきり見えてもよさそうなもんだけど、かなりぼやっとした印象のものだった。ただ、ミラー側から覗くとミラーには何らかのゴミらしきものが写っているので、なにかあるのは間違い無いようだ。

 本当なら早く結論を知りたいのだけど、修理センターに送ると最低でも1週間、場合によってはもう少しかかるらしい。当日は運動会前でもあり、撮影そのものには殆ど支障ないのでとりあえず運動会後に処理してもらうことにした。

 運動会が終わってから再度メーカーに送ってみた。以前は地元に近いところにもサービスセンターがあったらしいのだけど、ここ数年の間にことごとく閉鎖されて、今では一番近いのが大阪か広島になってしまっている。デジカメになって状況としてはサービスセンターに持ち込みたくなる状況が増えている(撮像素子の清掃等)にもかかわらず、この辺はもう少しなんとかしてほしいところだ。ただ、運動会の後ということもあってセンサーにもしゴミが乗っていたらそちらも掃除してほしい旨も伝えておいた。まだ1000カットも撮影していないので内部のゴミもそれほど出ていないかもしれないけど、とりあえずということで。

ちなみにこちらはE-330のファインダー。倍率が小さい  ただ、このとき気になった店員さんの話では、ゴミ清掃が有料だということ。具体的な料金が分かっていないらしいのでどこまで本当かは分からないが、なんだかちょっと悲しい。サービスセンターが近くにないので送料やある程度の実費がかかるのは仕方ないけど、今のカメラの構造上はゴミが乗るのは宿命だし、素人がそのゴミを完全に取るのもまた難しいのも事実だ。撮影結果に直接影響するものだけに、あまり高い料金にはしてほしくない所だ。

 話がそれた。出張から帰ってきたらカメラが修理から帰ってきていた。結果はもちろん良好。ファインダーを覗いてみてもゴミも見えず。スッキリした感じで帰ってきていた。処理項目はファインダー及び撮像素子清掃。何故ゴミが入ったかは結局良くわからないままだけど、とにかく無料でスッキリして帰ってきた。やれやれである。

 話のついでにE-330のファインダーを出しておこう。30Dのファインダーを撮影したときに比較として撮影してみたものだ。同じ倍率で、S60(コンパクトカメラ)のレンズをファインダーにぴったりくっつけて撮影したものだ。EOS 30Dの方がファインダー倍率が高いことが分かるけど、同時に画面いっぱいいっぱいで、下部分にあるファインダー内情報が見えていないことが分かる。

 逆にE-330は倍率が低いけど、画面全体をすぐに見渡せて、右側にあるファインダー情報もちゃんと見えている。メガネ無しで接眼部にぴったり目を押し当てることができればもっと広い視野が得られるので倍率は高いほうがいいのだけど、私のようにメガネを前提として覗く場合、必ずしも倍率が高ければ良いというわけではないというのが分かってもらえるだろうか。ただ、だからといってE-330のファインダーが見やすいというわけでもない。難しい所。



その1(購入〜使い勝手) その2(画質その他)

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