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最終兵器? Canon EOS 30D


その1(購入〜使い勝手) その2(画質その他)

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時は2006年9月。既に2台のデジタル一眼レフカメラを使い分けている状態だったが、どうしても不満が残る。運動会シーズンを前に、欲求を満たすべく衝動に走った。ついに11台目へと突入である。使ってみれば、買っただけの価値はある。これならばいつまででも使い続けていたくなるような…最終兵器か?

交代した10D(左)と30D(右)  
● 800万画素の実力 ●
 耐久10万ショットのシャッターと秒5コマ連写に負けてふらふらっと(?)買ってしまったEOS 30Dだけど、その吐き出す画像の実力のほどやいかに、というわけで、とりあえずやってみました。新聞撮影。結構シビアな撮影条件のはずなんだけど、ことCanonに関しては結構いい成績が出る。解像度重視とでもいいましょうか。その辺に関してはEOS 30Dでもまず大丈夫だろう、ということで安心しきっておりました。はい。

 正直なところ、OLYMPUSのE-10あたりの400万画素ぐらいから、画素数に関してはそれほど多くなくてもいいかな、と思うようになってきている。この新聞撮影や大人数の集合写真のように細かい解像度がモノを言う場面になれば別だけど、そういったシチュエーションはそれほど多くは無い。ただ、基本的な機能がきちんとした上で、画素数が多くてそれを生かせるだけの能力があるなら、それはあったほうが良いに決まっている。

 つうわけで、600万画素から800万画素に増えた画素数だけど、それほど期待はしていなかった。というか、気にしていなかったというのが正解だろうか。むしろ、ピクチャースタイルが導入されて、デフォルトで使うであろう「スタンダード」がやや彩度やコントラストの高い側に振られていて見栄えがする、という方が気になったぐらいだ。

 前置きが長くなりそうなのでとっとと撮影結果に移ろう(^_^;)。撮影条件は必ずしも一致していないが、基本的な所は合わせたつもり。レンズはSIGMAの17-70mmF2.8-4.5で、条件の良い広角側、17mmで絞りは開放、新聞紙全体が収まるように撮影し、中央部だけをトリミングして表示したのがこの写真になる。ちなみに、今回はリサイズしないで原寸を載せてある形だ。画質はいずれもラージノーマル。

 新聞そのものの元がちょっと違う日付だし、ライティング等の条件も若干異なる。また、原寸といっても切り出したものを再度JPEG保存してあるので画質は少し落ちている感じだ。また、現像モードが30Dの方はピクチャースタイルの「スタンダード」でされているので、若干コントラストの高い画像になっているので少し有利かもしれない。

10Dでの画像。これでも十分高解像度 30Dだと画素数の分以上にキリリとしてくる
 ぱっと比べてみてはっきりするのが画像の大きさ、すなわち画素数が多くなった分だけ30Dの方が大きく写せることになる。内容的にも画素が増えた分だけしっかり情報量が増えているような感じで、800万画素になった甲斐がある、という感じだ。下位機種のKiss Digitalが1,000万画素になって更に上を行っているけど、正直なところオーバースペックだなぁ、とも感じる。この30Dの800万画素で十分かなぁ、と思うわけだ。

 ただ、それは単に比べていないだけであって、こうして詳しく比べてみると、やっぱり欲しくなってしまうかもしれない。この30Dの画像だって、こうやって比べて見ると「こんなに違うのかぁ?」と思ってしまったほどだ。

 でも画素数が増えて全く困らないのか、というとそうでもない。カメラ側の処理速度は色んな技術改善で変わらないか、むしろ早くなっているのだけど問題はそれをパソコンに移す時だ。画素数が増えれば必然的にファイルサイズも大きく、重くなる。コンパクトフラッシュだって512MBでは物足りなくなって次のが欲しくなるし、パソコンのストレージだって処理速度だってだんだん不満になってくる。新しいパソコンが欲しくなってしまうじゃないか(^_^;)。

 高感度や長時間露光の詳しい比較は結局できていないのだけど、多分不満の無い程度に仕上がっているだろう。すなわち、思っていた通り画質に関してはほぼ気にしなくていいことになる。気にしなければならないのは、更に出費が増える可能性があるということだ(^_^;)。はてさて。


ついに1GBに突入したコンパクトフラッシュ  
● 買ってしまったいちぎがばいと ●
 これまでデジカメを買った場合、だいたいの場合においてそのメモリーカードも買ってきている。これまで買ったデジカメが11台なので、共通に使えるメディアもある。

 んが、結局「1台に1枚」のメモリーカードが無いと何かと不便だし、メモリーカードを入れ替えて使っていると何かの弾みで「カードの入っていないデジカメを持ち出す」事が起きかねない。実際、去年の旅行でひどい目に遭いかけた

 というわけで、EOS30DのためのCF(コンパクトフラッシュ)もいずれは購入するつもりだった。まぁカメラ用のメモリーカードを買うならまずはいつものカメラ屋さんへ。ということで行ってみると、どうも思ったほど安くない

 その中でも比較的安かったx40のレキサー1GBをチョイス。手持ちのポイントを使えば実費6千円ぐらいで購入できるはずだった。これでも高いけどまぁいいか、と思って購入用のカードを持ってレジへ。ところが、在庫が無いという。仕方が無いのでその場はあきらめた。

 で、場所を変えて今度はヤマダ電気。手に入らなかったものがあったので、もう買う気満々はちきれそう状態である。ただ、こちらは価格的に期待していなかったのだけど、やっぱりその通り。ただ、ポイントカードが結構たまっているのでそれを使うと4千円弱で購入できるし、モノはx80だ(というか、それしかない)。カメラ屋で見た価格より若干高いので、「カメラ屋では9800円だったよぉ」と文句を言うと、「じゃあポイント500ポイントつけます」とのことだったのでOK。無事に購入となった。

 今まではCFといえばハギワラのばっかり買ってたのだけど、今回は有名所のレキサー。なにやらユーティリティが入っているとかで、箱はやたら大きいけど、中身は同じ。単にCFが入っているだけ。ユーティリティはCFの中に入っているのでフォーマットする前に何か別のメディアに移しておいて下さい、ということらしい。まぁそんなに使うものでもないので特に気にせずフォーマット!。全く問題なく使えてしまっている。512MBとの違いは?と聞かれても正直速度がクリティカルになるような使い方はあまりしていないので、写真をPCに移す時に気持ち早くなったかも?程度である。

 通常画質はLarge Nomalで撮影しているし、一度に撮影する枚数は100枚程度までが多いので、個人的には容量が大きすぎるぐらいだけど、客観的に見れば800万画素のデジカメにはまだ足りないかもしれない。今後画質を追求してLarge FineやRAWで撮影するようになれば、もっと大容量が欲しくなるだろう。

 CFも容量単価は値下がりしてきているとは思うのだけど、正直思ったほど安くなっていない。既に数の原理か、出始めはあれほど割高だったSDカードの方が2006年11月時点では割安感が高い。USBメモリーならもっと安いのもある。なんせ1GB3千円以下なのである。ちょっと前までなら考えられなかったような値段になってきている。

 SDの話になるかもしれないけど、例えば1GB3千円で、コンパクトカメラにSD1GBを入れれば、画素数を欲張らなければ500〜1000枚近く撮影できる。月に100枚撮影しても普通なら半年〜1年ぐらいは持つ計算。年に3千円ぐらいならフィルム代と考えればそのまま使い捨て、というか保管してもOKかもしれない。

 2年ぐらい前だろうか、CFカードとかの容量が小さくて安いのが出て、その使い方がフィルムライクに使い切りはどうですか、というのがあったが、そのときで32MBで2千円ぐらいだったかと思う。今考えてもそりゃあ高いでしょうダンナ、という感じだったが、1GBが3千円、もう半年も待てばもしかしたら2千円ぐらいになるなら、そういった使いきりという考え方もおかしくなくなってくる。

 CDやDVDに焼いた方が安心で安いけど、そのための機械を購入することを考えるとメモリーカードだけで十分。そういった時代はすぐそばまで来ている。後はメモリーカードのフラッシュメモリーの耐久性だろうか。CDやDVDに焼いたデータも永遠のものではないが、静電容量式であるメモリーカードのデータだって永遠ではないはず。どっちのデータが先に消滅する?あるいは次世代の記憶装置が出ればそんなものはまた解決してしまうのだろうか。

 とりあえず個人的にはHDDにせっせと溜め込んで、定期的にHDDを更新するのが当面の安全策かもしれない。データ容量がでかくなると心配になってくるのは貧乏性だからだろうか。


10Dの時にもらってたプロストラップ  
● 雑感プロストラップ ●
 これまで使ってきたEOS10Dとぱっと見た目や使用感があまり変わらないのでさほど違和感はないのだけど、画質も含めて色々良くなっている点はあるようだ。画質面でもかなり良くなっているはずだけど、画素数にあまりこだわっていないこともあり、むしろその色が好ましく出ることに感心している。

 ホントは色々使ってみたいピクチャースタイルなんだけど、結局はスタンダードのシャープネスを一段下げただけで、後はあんましいじった記憶が無い。風景写真なんかではもう少し色々いじったり下法がいいはずなんだけど、現場であまりごそごそしてあれやこれやと検討している時間も無い場合がほとんどなので、とりあえずぱっと見た目にくっきり写るスタンダードだけで走ってしまっている。30Dの能力の半分も使ってないのかなぁ。

 露出、というか白飛びもかなり強くなったようで、10Dでは白飛びを押さえるために常に1/3EV露出アンダーで撮影していた。たいていの被写体では飛んでいる場所が出るからだ。ただ、その分色乗りが悪かったり、コントラストが悪かったりもしていた。今の30Dだと、1/3EVアンダーにすると本当にアンダーになってしまう。±0EVでそのままAEに任せた方がだいたいいい露出になるようだ。白飛びはかなり押さえられているような気がする。

 ただ、ISO感度の設定も1/3EVずつになってしまう。ISOを上げるときはだいたいシャッタースピードを稼ぐときなので、1/3EVずつ上げても…という場合が多い。んが、ここを1EVずつにすると、露出補正も1/2EVずつになってしまうので今度はそちらの使い勝手が悪くなる。この辺は独立して設定できるようにして欲しかった所だ。

形は同じだけどコンセントじか付けになってコンパクトになったチャージャー  付属品は従来どおりと書いたが、実はバッテリーチャージャーが新しくなってコンセント直結でコンパクトになっている。最初に付属品を取り出した時、ACケーブルが無い!と探してしまったぐらいだ(^^;)。今までだとこの辺はコストダウンのために各国仕様の太いACケーブルが別になっていて、やたらめったらかさばっていたのだけど、コンセント直差しになるのは持ち運びや片付けるときにコンパクトになってかなりいい。

 ストラップはちょっと攻撃的な赤いラインの入ったEOSストラップが付属してくる。そのまま使ってもよかったのだけど、ちょっと目立つ気がした。そこで思い出したのが、EOS10Dを購入したときにキャンペーンでもらったストラップだ。プロストラップで、「for Professional」の刺繍が入っている。少し細身のヤツだ。

 当時はわざわざ付け替えなくても、と思ってそのまま片付けてしまっていたのだが、今回の30Dのストラップが少しハデなこともあり、「どうせハデなら少しでもオリジナリティのあるプロストでもつけてみるか」となった。このプロスト、全体に赤紫の色なのでこれまた目立つのだ。

 結局付属のストラップは全然使っていないので正確な意味での比較はできないのだが、EOS10Dに付属していたストラップと比較すると、噂通りやや細長い感じ。細身のストラップなのでさほどかさばりはしないのだけど、長さをめいっぱい短くしてもそれなりにあるので、使い方によっては不便に感じるかもしれない。

 現状はめいっぱい短くした状態で使っている。これで丁度右手にストラップを巻き付けてグリップホルダー代わりになる使い方でもなんとかなっている。少なくとも'06年12月現在ではこのプロストラップのプレゼントキャンペーンは行われていないので、オリジナリティとしても十分だろう。唯一の弱点は、付属のストラップにはきちんとあるファインダーのアイキャップが無い事ぐらいだろうか。

 セルフタイマーなどで撮影する場合にファインダー側から光が入って露出が狂うのを防ぐためのキャップだ。ただ、実際には使用頻度はかなり少ない上、要は光がヘンに入ってこなければいいので、写真のようにストラップをかぶせてしまえばほとんど問題になることはないだろう。

 ホントならこのクラスの一眼レフであればアイピースシャッターが付いていてもいいぐらいなんだけど、値段が跳ね上がるようであれば仕方がないか。ライブビューが特徴のE-330ではさすがに問題になりやすいのか、アイピースシャッターが標準で付いてくるのも特徴的な違いだったりする。

 
● 付くものは付く…ゴミ。 ●
 購入以来調子良く使い続けているEOS 30Dだが、暖かくなってきた最近ちょっと気になる事が起きた。デジタル一眼レフとしては避けて通れない、ゴミ問題だ。

 そもそも購入してファインダーをチェックしてもらったときにセンサーのクリーニングは一度お願いしてある。更に過去に3年程使ったEOS 10Dでもゴミが写って困ったということは余り無かった。この30Dにしても似たようなものだと思っていた。

 が、さすがにゴミ問題は避けて通れないようだ。おそらく超音波振動でゴミを除去しているE-330でも何らかの形で付着はあるとは思うけど、怖くてあまり詳しく確認していない。

 話がそれた。EOS 30Dの話である。普段はレンズの絞り開放付近で撮影しているため、撮像素子表面にゴミが多少付いてもあまり目立たない。しかし、先日子供の写真を撮影していて、スローシャッターが切りたくなってかなり絞り込んだところ、空が写っている部分にゴミを見てしまった。見なければそれほどでもないのだろうけど、一度見てしまうとどうしても気になってしまう。

 考えてみたら、EOS 10Dを使っていた頃はあまりレンズを交換することが無く、一度付けた標準レンズは次に望遠レンズを使うハレの日まで外すことはめったに無かった。が、今は違う。超広角の10-22mmを筆頭として、交換したくなるレンズが合計5本もあるのだから、機会があればレンズ交換ばっかりしている。中でも意外と頻度が多いのが50mmF1.8IIだったりする。やわらかい描写はポートレートにもってこいなのだ。

 で、結局付いてしまったゴミがどれほどのものなのかを比較してみたのがこの写真である。写真では思いっきり絞り込んで、白くしたPCのディスプレイをピンボケブレブレ状態で撮影している。これなら写るのはゴミだけだ。更にその1/8ぐらいの左上範囲をトリミングして画像処理でかなりゴミを強調してある。
ゴミ除去前 ゴミ除去後。だいぶマシ
 左半分はゴミ飛ばしを実施する前だ。比較的大きなゴミがいくつかあり、特に右下のヤツ(実際には画像の真ん中やや上付近)が目立っていた。これではヤバイということで、クリーニングモードにして20年来愛用しているブロワーでシュポシュポしたのが右の画像だ。

 幸いにも大きく目立つゴミはほぼ取れている。左上の細かいゴミは完全には取れていないが、この辺は素子の下に当たる部分なので、自然とゴミが溜まるのだろう。そのほかにもこの画面で中央下にある少し大きめのゴミは粘着質なのか、取れていない。

 まぁブロワーで適当に(とはいえそれなりに慎重に)吹き飛ばしただけでこれだけゴミが取れるのだから、時々気をつけてメンテをしてやっていればそれほど急に困ったことになるわけではないが、それなりにレンズ交換を行ってそれなりに撮影をしているのなら、年に1回ぐらいはゴミ除去のサービス依頼をした方がいいのかもしれない。



その1(購入〜使い勝手) その2(画質その他)

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