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Live!な一眼 OLYUMPUS E-330


その1(購入〜使い勝手) その2(画質その他) その3(Liveな…)

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時は2006年3月。今年は「10台目のデジカメを」と企んでいた私にとって、かなりグラグラ来てしまう新星が現れた。意表を突いて発売されたOLYMPUSのE-330。必ずしも全ての要求を満たすものではないが、それでも魅力十分なシステムとして惹きつけるものがあった。果たして、欲求は満たされるのか…。

同時購入した標準ズームレンズ。画質ははたして?  
● これ1本でOK? ●
  E-330を購入したときに同時に導入したのがこのE-SYSTEM初期からある14-54mm F2.8-3.5とっても基本的な明るい標準ズームだ。この焦点距離と明るさ、大きさなどから判断して、E-SYSTEMの購入の理由にもなったのがこのレンズだ。標準ズームだと、本体と同時購入なら1万円ほどで買える14-45mmF3.5-5.6もあり、そちらならとりあえず相当に安価にはじめられる

 んが、EOS 10Dを購入したときも結局明るい標準ズームを買いなおしている。キットレンズでは明るさや望遠側の不足、そして描写的にもおそらく不満が出てくるであろうと踏んで、多少無理をして14-54mm F2.8-3.5を購入した。キットレンズと同時購入するという手段もあったが、結局は余ることになりそうだったので極力無駄を省いてE-330本体とこのレンズ、という構成に落ち着いた。

株価のページを画面いっぱいに撮影して、中央部をトリミング  今まで使っていたのがSIGMAの24-70mmF2.8 EX DG(715g)だっただけあって、この14-54mm、435gと相対的には十分に軽くコンパクトだ。絶対的に見ると必ずしも軽量コンパクトではなく、E-330に取り付けるとどうしてもレンズが少し出っ張りすぎの感じは否めないが、まぁ許容範囲だ。

 操作性はフードが3本爪で融通がきかない事を除けば、AFも静かだしズームもスムーズで割といい感じだ。明るさはF2.8〜となっているが、少しズーミングするとすぐ3.0とか3.5とかになってしまうので、実質F4ズームとして使ったほうが使いやすい感じではある。

 というわけで、さっそく描写力を試してみました。例によって新聞紙の撮影。新聞の株価の面を壁に固定し、その中央部分だけを拡大して比較。いつもの通りだけど、やっぱり解像度という意味では結構厳しいテストのようだ。三脚に固定して絞りやズームを変えながら何枚か撮影。レンズの性能もそうだし、E-330の描写性能もある程度反映された形にはなるはず。750万画素の性能に少しだけ期待して試してみた。

使い勝手は悪くないけど、精鋭度はいまひとつ  結論から言うと、新聞撮影を見る限りでは、このレンズ、あまりいい感じはしないEOS 10D + SIGMA 24-70mmF2.8の描写(F5.6以上に絞った状態)と比較しても、どことなくボケた感じがする。面白いのは、その昔E-10の時と似たような感じで、絞っても余り画質が変化しないことだ。周辺減光や周辺画質等は多少改善されているようだけど、基本的にはそれほど変わった感じがしない。

 もっとも、絞ってもそれほど変わらないということは、絞り開放からかなり使えるということでもある。実際いまいちの描写とは言っても文字はきちんと読めるレベルだし、周辺描画も悪くはない。なによりピントが思っていたよりきちんと合っているらしい。

 E-330ではライブビューのBモードで、撮像素子からの直接の画像を読めるし、それを10倍してピントの確認もできる。AFで合焦させてから確認してみると、ほぼ100%きちんとピントが合っていた。細かいところの描写が多少劣っていたとしても、きちんと焦点が合うし開放から使えるのであれば使い勝手は悪くない。

 このピントがきちんと合うというのはこのレンズの場合特に重要になる。EOS 10Dに付けたSIGMAのズームレンズの場合(というか、EOS 10DのAF精度の問題だと思うのだが)だと、ピントがいまいちの場合が多いので、被写体をズームアップしてAFでピントを合わせてからワイド側にして撮影するという手をよく使った。ワイド側でピントを合わせるとうまく合わない場合が多いからだ。

 しかし、この14-54mmF2.8-3.5だと、正確な意味でのズームレンズでは無いらしく、ズーミングによってピントが変わってしまう。ズームアップしてのピントあわせというテクが使えないのだ。その分AFが正確でないと困ってしまうが、とりあえずは合格。

ズーミングでピントが変わるのはちょっと困る  新聞撮影だといまひとつなのは、実写で撮影してみて等倍確認してみても、どことなく精細感に欠けることからも分かる。集合写真とかで一人一人の顔が小さくなった場合なんかは少し辛いところがあるかもしれない。ただ、普通に撮影をしている分にはまず感じない。それより画面全体がフラットな画質になっているとか、絞り開放からほぼ確実に使えるとか言った部分のメリットの方が大きかったりする。

 今までのレンズだと、開放より一段か2段絞ってから使わないと不安だったのだけど、このレンズの場合はかなり安心して開放から使える。それだけでも精神衛生上すごく楽だ。個人的には昔からの慣れの関係で絞り優先で使うことが多く、この開放から使える、というのは絞りの自由度がすごく高い感じがする。

 最短撮影距離が22cmと、かなり接写が効く点も含めて、やっぱりよくできたレンズだ。当面便利に使えるのは間違い無いだろう。


 
● 追加で買ったCF ●
 桜の撮影で少し使い込むことができたE-330。今までのデジカメだと、購入時に何らかのメディアも同時に購入していたのだけど、今回のE-330ではコスト的な問題もあって導入は見送った。そもそも、EOS 10Dで使っていた512MBのCFが使えたから必ずしも必要ではなかったというのもある。

 ただ、E-330とEOS10Dで同じメディアを使おうとすると、どちらかのスロットに入れたまま忘れてしまうというリスクが常に付きまとう。ただでさえPCとの画像のやりとりの際にPC側のスロットに忘れてしまう事が多い私にとって、カメラごとの専用メディアが無いのはヘタをすると致命傷になりかねない。

結局追加で買ってしまったCF。少しだけど高速っぽい  実際、以前旅行に行ったときにCFをPCに挿したまま忘れて行ったことがあった。CFの中身を空っぽにするために直前にPCに挿して中身をバックアップして、そのまま忘れてカメラをしまいこんでしまったのだ。

 CFを忘れたのを気が付いたのは旅行先で一眼レフカメラを取り出してスイッチを入れたとき。一瞬、頭の中も真っ白になったが、この時は同時に持っていっていたS60のメディアがCFの256MBだったし、ノートPCに32MBのメディアを挿したままにしてあったのでその2枚を使いまわしてなんとかなった。コンパクトデジカメと一眼レフで同じメディアが使えることの便利さをかみしめた次第だ。

 そういったことから、予備を含めてメディアは欲しいな、とは思っていた。んが、同時に「どうせ次に買うなら1GB以上のメディアだよなぁ」とも思っていた。今回のE-330では、jpeg保存で高速なタイプのメディアを使えば、メディアいっぱいまでの「無限連射」が可能になる。それならやっぱり高速タイプの1GB以上のメディアが欲しいと思っていた。

 んが、1GBで2万円近い価格のメディアはやっぱりなかなか購入できない。そうこうしているといつものKカメラ店で、一部メディアの在庫セールをしはじめた。512MBのI/Oデータの高速タイプが3割引だ。

 通常価格が7千円ほどで、3割引きだから5千円ぐらいになる。しかもポイントがたまっていたのでこれを使えばなんと4千円程度で比較的高速タイプのメディアが購入できてしまうのだ。512MBという容量的には多少不満もあったが、購入時点ではおそらく、近所で最も安く購入できるメディアだし、4千円という価格は衝動買いには絶妙なポイントだ。ええい、買っちゃえー、ということで買ってしまった。

 モノは85倍速度のCF85-512Mらしい。中身は非常にシンプル。カードそのものとちょっとした説明書。まぁいつもの事ながらメモリーカードの説明書に多くは求めていないのでこの辺はパス。ただ、カードのデザインはずいぶんシンプル。今まで使っていたハギワラのVシリーズとはまた違ったデザインなので区別はしやすい

 肝心の書き込み速度だけど、値段から行ってもハギワラのVシリーズと同等以上のスピードが出れば個人的には満足だ。なんせ当時購入したものの半値なんだから。

 面倒なのであまり正確なテストはしていないんだけど、ハギワラのV512MBをE-330で使って連射をしたところ、だいたい8枚ぐらいで限界に達して連射不可能となった。これを今回の85倍CF(この85倍、という表記も怪しいが、多分読み出しにおいてCD1倍速の85倍、なんでしょう)で試してみると、思った程度の高速化が測られているようで、だいたい12枚の連射が可能となった。

 無限連射には程遠いが、個人的には連射そのもののを使うことがあまり無く、この程度のパフォーマンスなら困ることはまず無いと思う。実際、連射を求めてこのカメラを買ったわけではないし(でも3コマ/秒は欲しかったけど…)、EOS 10Dの3コマ/秒の最高8コマで困ったことはほとんど無かったので、12コマまで行けるのであれば当面困ることは無いだろう。

これでデジカメで通常使っているCFはハギワラVシリーズの256MB、512MB、そして今回のI/Oの512MBの3枚となる。今回のはE-330用になるだろうし、これまでEOS 10Dで使っていたハギワラの512MBはS60で普段の持ち歩き用に。そして256MBはEOS 10Dにでも挿しっぱなしにしておいて非常用になるだろう。

 本当は1GBが欲しかったのだけど、どうやら2006年中にはかなり価格が下がりそうな気配がしているので、もう少し落ち着いてからコストパフォーマンスの良いのを買った方がよさそうだ。

 
● 動かないリモコン ●
 E-330の場合、ケーブルレリーズがオプションでも用意されていない。前の機種のE-300では用意されていたのに、だ。あまりに売れなかったのでオプションとして外したのかもしれないけど、個人的には少し残念だ。ただ、その代わりにOLYMPUSのリモコン、RM-1が使える。

何故かすぐには動かなかったRM-1  以前はC-2000Zに付属していたのを使っていたのだが、C-2000Zを手放してしまったので同時にリモコンも無くなってしまっていた。そこで、今回のE-330にあわせてオプションのリモコン(2835円)を購入しておいた。

 OLYMPUSの場合リモコンが共通で色々使えるのはいいんだけど、このリモコン、全然進歩していないようで、形も型番も変わっていない。機能的にはさほど使いにくくはないんだけど、小さくて無くしてしまいそうなのでせめてストラップホールぐらい付けて欲しい気がする。

 記念撮影とかケーブルレリーズの代わりにしなければそうそう使うものでもないので、到着後もしばらく使っていなかったのだが、いざ取り出して使ってみると、実はこれが動かない。アレ?

 確か2チャンネル分の切り替えができるので、その機能(CH.ボタンを押しながらW又はTを押しつづける)を試してみたり、電池の入れ具合を確認してみたり、E-330本体の設定とかを確認してみたりしたんだけど、ああやってもこうやってもどうやっても動かない。げげ、また初期不良かいっ。

 なんでこう当たってしまうのだろう、と思いつつも、動かないのだから仕方ない。LIVEモードで確認してみると、ミニコンポのリモコンなら赤外線が見えるけど、このリモコンだと見えない気配。やっぱり信号が飛んでいないのだろうか。とにかくキタムラで聞いてみよう、と、いつもの店舗の方に行って見た。

 「インターネットで買ったのだったら、とりあえずそっちで問い合わせて欲しいんですが…」といいつつも、「店頭のカメラで確認してみて〜」とお願いすると店員さんは動作確認をしてくれて「うーん、やっぱり動かないみたいですねぇ。」との結論。初期不良ということで新規注文扱いで注文をしてくれた。

 で、2,3日後で色々情報をさぐっていると、「コンパクトカメラだと赤外線が見えるよ」との話が。そーいえば赤外線を確認したときは、E-330のライブビューモードだけだった。もしかしたら、と思ってS60で覗いてみた。おお、やっぱりこっちの方が赤外線が良く見える。ミニコンポの赤外線もばっちり、んで、RM-1の赤外線も…出てるじゃん?

 赤外線がちゃんと出ているのなら、信号そのものがおかしいのかなぁ、と思いつつ、S60の赤外線の見え方とE-330のライブビューモードの赤外線の見え方の差を確認しようと、E-330でリモコンを見てみた。と、いきなりシャッターが切れた!

 あれ?もしかしたら動いている?と思い、色々試してみると、先日全く動かなかったのがウソのようにちゃんと動く。再生モードにしても+−ボタンでちゃーんと前後の画像が見えるし、WTで画像のズームアップもできる。あれぇ?

 これでは以前のE-10のフラッシュ不能の怪ではないか。特になんにもいじってないはずなのに。電池の状態が悪かったのか?内部の充電が悪かったのか?とにかく動くようになってしまっていた。ハテ?。ま、とにかくそのままでは気持ち悪いので、新しいリモコンには交換してもらった

 その注文しておいた新しいリモコンに変えてみると、やっぱりレスポンスというか反応速度というか、違う感じがした。あくまで感じなので正確ではないけど、最初に動かなかったリモコンの方は信号そのものが弱かったのかもしれない。

 ちなみに、この赤外線、結構届いてしまうようで便利に使える。屋外ではあまり試していないけど、少なくとも屋内だと、カメラの背面からリモコンを操作しても、カメラのむこうの壁で跳ね返ったりして感知するのか、結構な確立で動作したりする。使い方によっては相当便利かも。どうせなら標準で付けて欲しいところだ。



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