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512MBだし音質も必ずしも良くは無いけど、それなりに使いでのあるMP3プレーヤーMUVO。もうしばらく現役かな?
トラブル・めーかー'06年11月

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 パソコン周辺の話を日記風に。気になること・やってみた事・トラブル失敗墜落転落自暴自棄その他紹介したいことを書きまくってしまおう、というコーナー(なんなんだか)。ちょくちょく更新しているつもりなので、覗いていれば参考になることが……多分無い(^_^;)。何か面白いネタがあればどんどん書いていくつもり

2006年11月30日 ウィルスゼロの環境を

割とカラフルに見えてしまうパッケージ  幸か不幸か、今のところノートパソコンでウィルスらしきものに出会ったためしはない。外でインターネットに接続することもあるけど、メールのやり取りはほぼ行わないし、特に特殊な事をするつもりも無いので恐らくセキュリティソフトが無くても問題は無いとは思う。

 ただ、やはり心配はあるわけで、もし感染しても迅速な対応が取れるようにだけはしておきたい所だ。ということで、持ち歩くことの多いノートPC、VAIOについては購入時に付属してきた1年間無料のセキュリティソフトをインストールしていた。具体的にはノートンのインターネットセキュリティだが、個人的には少々煩わしいものであった。そもそも、こういったセキュリティソフトは個人がパソコンを使う目的から言えば無駄以外の何ものでもない。泥棒が入る可能性が無ければ家に鍵をかけたりする必要はないのだから。

 しかし、ノートンのインターネットセキュリティは問題あり。普段は特にどうこう無いのだけど、ある程度時期が来る度に「ライセンス有効期限の確認が必要です」「最新データのダウンロードが必要です」など、色んなメッセージを出してくる。

 あ、そう、じゃあやっといて、と言いたいのだが、いちいち「今すぐ実行」とかをクリックしてやらないと動かない。しかもそれぞれのアップデートにやたらめったら時間がかかり、その間「何%完了です」みたいなダイアログが画面中央を占有し、HDDアクセスもやたら多い。すなわち、アップデートやライセンスの認証をしている間、あまり作業をしたくなくなる環境になるのだ。これではどっちがウィルスなんだかわからない。本末転倒である。

 この10月で1年が来るため、ライセンスの期間が切れる。継続もできるのだが、継続料が1ヶ月500円強なのだ。年間6千円。やっとられるかぁ。というわけで、最近安いのも色々出てきたセキュリティソフトを物色してみた。無料のもあるらしいけど、セットアップとか色々考えるのが面倒なので、まずは2種類に絞ってみた。King Softソースネクストだ。

 King Softは以前1年無料のキャンペーンをしていて、今でも半年は無料だったかな、更に年間更新料が980円と、かなりリーズナブルな形になっている。そもそもノートパソコンとはいえ、それほど長期に渡って使い続けることが無いのではないかと思われるので、更新980円ならそのパソコンの寿命が終わるまでにトータルで数千円で済んでしまう可能性が高い。かなりリーズナブルだ。

 ※今確認したところ、2006年末までは無期限版が1,980円で入手できるようです

 しかし、あまり安いのも心配ではある。他のソフトは試していないので良く分からないのだが、以前デスクトップがやられた時にウィルスを除去できなかった経緯がある。イザと言うときに役に立たないのであれば入れていても意味が無いとも言える。それに、毎年払い続ける形式と言うのは払う形式にも寄るが、勝手に継続される可能性もあるので、やはり一回毎にはっきりしている方が良い。

 というわけで、あまり深い根拠は無いのだけど、とにかくリーズナブル、店頭でパッケージの購入可能、と言う理由でソースネクストのウィルスセキュリティゼロに決定。価格対効果を考えるとこの辺に行き着いてしまう。

 パッケージを開いてみると、中身は相変わらずシンプルで、簡単なインストールの説明書とCD−ROMのみ。ケースのCD押さえはかなり作りが雑で、気をつけて外さないとCDが割れてしまうのではないか、と思ってしまう。ただ、このソフトの場合はCDそのものはさほど重要ではなくて、いざとなればインターネットからダウンロードしてもさほど問題にはならないようだ。

 ソフトのインストール自体は簡単、というか、融通が利かない。特定のフォルダの指定とかはできず、完全に自動でインストールされてしまうしか無い。しかし、インストールそのものは早いし、その後のユーザー認証やアップデートも「あれ?」というぐらい簡単に終わってしまった。特にアップデートなんかはあまりに簡単なので、本当に大丈夫かいな、と思ってしまうほどだ。

 動作の軽さを試す上で、WindowsXPの起動時間を計ってみた。かなり簡易的な方法だからさん講になるかどうかは分からないが、まぁ何もしないよりは、という所だ。基準としては電源を入れてからカーソルの砂時計が消えるまで。ノートンのインターネットセキュリティをインストールしてある状態だと、だいたい66秒

 まぁ1分ぐらいなので、こんなもんでもいいか。これをアンインストールすると、それだけで58秒となった。おお、8秒も早くなっているじゃないか。この状態に更にウィルスセキュリティゼロをインストールすると、51秒。なぬ?速くなっているぢゃないか(^_^;)。理由は良くわからないが、まぁいいぞぉ。

 ウィルスに対する対応性やスピード、その他問題が起きたときの対応度合いなんかは、実際に問題が起きてみないとわからない。そのときになるまでこのソフトで正解だったかどうか分からないのも事実だ。ただ、軽くて安くて済むならそれに越したことはない。とりあえずインストールしたのさえ忘れてしまいそうになる、そんな軽いソフトであることを願う。


2006年11月24日 使えるような使えないようなHi-MD

結構楽しく見えるELディスプレイ。アクセス中は●が行ったり来たり  Hi-MDを購入して約1ヶ月。実は新しく買ったのに余り活用し切れていない状態だったりする。元々生録や音楽演奏が趣味というわけではないので自分で音を直接録音することが無い。使うのはもっぱらMDからPCへの転送手段としてだからだ。

 転送するためにはUSBに接続しなければならない。この端子は一般的なミニB端子。この端子なら、デスクトップによく接続しているCLIEUSBオーディオ、更には外付けHDDなんかと共用できる。専用のUSBケーブルも付属してくるが、そちらは充電専用にすることにした。

 充電専用、というのは、このMZ-RH1はUSBに接続すると充電が始まる。というか、USB充電しかできない。普通のポータブルMDは単三電池が使えるのだけど、Li-ion電池のこのRH1は単三電池が使えないため、こうして充電して使うしかない。ただ、PCに接続しなければ充電できないのも不便なので、一応充電用のACアダプタも付属してくる。

 USBケーブルで充電できるのなら、普通のUSB電源として使える携帯用のACアダプタは使えないかな、と思っていろいろ試してみたのだけど、どうやらこの充電、USBの何らかの信号を拾っているらしく、PCか専用のACアダプタからの充電しか受け付けてくれないようだ。

 正面のディスプレイは有機ELディスプレイで結構見やすい。少し傾斜が付いていて机の上においても上から見やすくなっている。面白いのは、電源を入れたりPCを繋いだりMDを入れたりイコライジング表示にしたりすると、ディスプレイ上でちょこっとアニメーションが行われること。それほど大したものでもないのだけど、ちょっと面白かったりする。

 PCに接続してしまえば、付属のソフト、Sonic Stageで操作可能。とういか、MD本体からは操作できなくなってしまう。音楽の取り込みもここからNetMDモードで可能。書き戻しはまだ試していない。MDで音楽を聴く頻度が激減しているので、多分書き戻しは殆どしなくなるんじゃないかと思う。

 音楽の取り込みはだいたい4倍速ぐらいで可能。いやもうこれは便利!。完全デジタルだし、これまでの等倍速よりも圧倒的に速い。曲の切れ間も気にする必要ないし、CPU負荷が多少高い状態でも音が飛んだりしない。むちゃくちゃ楽になった。というか、本来こうあるべきだ、と思う。

 取り込んだ音質はもちろん上出来。ただ、ソースがそれなり(FMのエアチェックが主)なので、この辺はいかんともしがたい。Sonic Stageの使い勝手はなれないといまいちだけど慣れれば何とかなる範囲。そもそも今のところソフトを使うのは取り込み時だけなので、あまり操作性に慣れる必要も無いのだ。

 通常はNetMDモードで音楽の取り込みとかをするのだけど、ここでHi-MDモードにするとMDがフォーマットされて300MB程のストレージになる。ただ、仕様が特殊だし、いまどきこのサイズは中途半端。Hi-MD専用のディスクを買えば1GBのストレージとすることもできるようだけど、現時点ではまだ使い方は見つかっていない。MDメディアは結構コンパクトなのでバックアップ用途としては割と便利そうなのだけど、やっぱり容量は中途半端だ。

 Hi-MDモードでフォーマットすれば、Sonic Stageを通じてこれまでのMP3音楽をMDに入れて聞くこともできる。これまたかなり画期的な話だけど、肝心の音質は思ったほど変わり映えしない。というかMuvoと全然変わらないレベルなので、わざわざMP3をMDに入れて聞くほどでもない。これまた中途半端だったりする。ただ、1GBのメディアに詰め込めばかなり入るので、ライブラリーを外にもって出たい場合はそれなりに有効かもしれない。

 実はそれよりも問題があったりする。このMD、サウンドプロセッサーが内蔵されていて、臨場感豊かなコンサートホールとかのサラウンドを体感できる…はずなのだが、どうもこのサラウンド時の音質がよくない。なんと、携帯で聞いているような感じでビットレートが低いときに目立つシャリシャリノイズのような音が目立つのだ。一瞬元の音楽の取り込みに失敗したのかと思った。フィルタを解除すると普通に聞こえる。ただ、この品質の悪さはホンマにソニーの製品かよ、と思ったのも事実だ。

 あまり関係ないかもしれないけど、ヘッドホンのスポンジカバーが付いていないのが気になった。最近のオーディオには付いていない場合も多いようだけど、個人的には付いてないと困る。他の人の耳がどうなのかは分からないが、私の場合、ただのプラスチックのインナーイヤーヘッドホンだと耳から簡単に滑り落ちてしまう。うがーっ。

 最近のヘッドホンは音をよくするためにどちらかと言うと大型化しているので特に顕著だ。普通にヘッドホンを付けてじっとしているだけでもすぐに落ちるので、歩いていたりしたらものの数秒と持たない。イライラしまくること請け合いだ。スポンジのヘッドホンカバーがあれば相当軽減されるので、新しく購入した場合は必ずつけている。最近は100円均一でも普通に販売されているので、入手できなくて困るということは無いものの、やっぱり標準で付けて欲しいぞ。

 などといってると、SONYからノイズキャンセル機能の付いたメモリーオーディオが発売された。これだとカナルタイプのヘッドホンなので基本的に滑り落ちるということが無さそうだし、ノイズキャンセルの効果が良ければ結構お買い得な感じがする。欲しいけど、現時点ではそこまで投資できるほど余裕もないし音楽漬けになっているわけでもないので思いとどまっている。余裕ができればまた考えてみたい。


2006年11月11日 新しい音楽の取り込み方

つい買ってしまったHi-MD。便利!  もう15年ぐらい前になるだろうか。FMラジオやCDから音楽を取り込み、編集して一つのメディアで気楽に聞けるようにするため、MDのシステムを購入した。ミニコンポとデッキ、そしてポータブルMD録音機だ。当時としては画期的なシステムだった。それ以来MDシステムは何台か使ってきたけど、MDというメディアそのものは結構便利で使い続けている。

 しかし、最近は状況が少しずつ変わり始めた。カセットテープからMDへと音楽メディアが変遷したように、MDから電子記録デバイスへと変わって来始めている。まだ完全には移行していないのだろうけど、電気屋さんでポータブルMDの売り場面積はどんどん小さくなり、代わってフラッシュメモリープレイヤーが幅をきかせるようになってきた。

 自分でもフラッシュメモリープレイヤーはCLIATIVEのMuVo N200を使っているし、ヨメさん用にもほぼ同じものを使っていたりする。今回問題になるのはそのコンテンツだ。普段CDを買う習慣があまりない我が家では、音楽ソースのメインはラジオだったりする。民放FMで毎週ベストヒットをフルコーラスで流している番組があるので、それをエアチェックして楽しませてもらっている。

 ラジオの録音なので、これをMP3にまでするには

ミニコンポでMDに録音→MDからPCにWaveで取り込み→レベル調整等多少エディット→PC上でMP3に変換→CDやメモリーオーディオに取り込んで楽しむ

という手順が必要になる。MDへの録音は最近少し安いMDコンポを買い直したので問題無かったのだけど、今度はMDからPCへの取り込みで問題が出てきた。PCへの取り込みは始めはサウンドカード経由でやっていたのだけど、USB音源を購入してからはそちら経由でデジタルで行っていた。が、取り込みのための再生機に問題が起きた。実は、MD導入当初に買っていたMDデッキがついに言うことを聞かなくなったのだ。最終的には電源が入らなくなった。

 実は、このMDデッキ、今となっては数少ない?光デジタル出力端子が付いたデッキだったので、MDに録音した音楽を劣化無くPCに取り込むことができていたのだ。それができなくなったため、今度はアナログ経由で取り込まなくてはならない。アナログのプレーヤーとしてはMDのポータブルのがあるのだけど、1.2Vで動作するポータブルプレーヤーではやはり出力に限界があるのか、取り込みレベルがずいぶんと低い状態になってしまっていた。

 編集してやればなんとか聞けるレベルにはなるのだけど、なんとなくコントラストが悪い音のような気がして、もう少しなんとかならないのかな、という気がしていた。先日購入したミニコンポを使うという手もあったのだが、例によって格安品なので専用の音声出力が無い。ヘッドホン端子から取り込んでみると、実はポータブルMDの方が音質がいいということが判明してしまった。結局、MDデッキが壊れてしまったので、やはりそれに代わるものを購入するしかない、ということになった。

 ただ、今更使用頻度の少なくなってきたMDデッキを新たに買い直すのもちょっともったいない。しかも、光出力のついたMDでっきともなると既に高級品の一部しかなく、ちょいと値が張る。それならば、最近話題となったSONYの最新ポータブルHi-MD。MZ-RH1を買ってしまおう、ということになったわけだ。

 詳しいことはSONYの製品ホームページや、スタパ氏のレビュー等を見てもらえれば分かっていただけると思うけど、それまでのHi-MDと比べると、PCとの親和性がより増していて、音楽をPCに取り込むということを前提、というか音楽や録音した内容をPCに取り込むための装置のような感じである。これならば、MDからPCへの音楽取り込み用としてはベストの装置であり、逆にこれ以上のMD装置は、MD衰退の関係もあって今後出てこないんじゃないかと思われる内容である。

 となると、後問題は価格なのだが、この機械、元々そうそう売れることを前提としていないのか、数が出ていないのか、とにかくモノを置いてあるところが少ない。Webで見てもほとんど値段が変わらないのだ。値段はほぼ定価?の39,800円、それより安い所もあるが、せいぜい1割も安くないぐらいだ。それならば、地元の電気屋さんで買ったのでいいか、ということでいつものD電器で発注。1週間弱ほどで到着した。

 さすがにポータブルMD機なので、箱も本体も結構小さい。Hi-MDということもあってそれまで使っていたパナソニックのMDポータブルレコーダーと比べると、大きさは多少大きい。ただ、構造や材質、バッテリーのLi-Ion化などで、重さそのものはむしろ軽いぐらいだ。持ち運びもさほど苦にならないと思う。

実際の取り込みはどうなのか。続く…。


2006年11月6日 フィルムスキャンの続き

2回続けて画面写真だけど、スキャンユーティリティーがキモなんで  実は最近、再びフィルムスキャンを必死にやっている。再び、というのは昨年スキャナを購入した頃に結構やっていたからだ。あの後手元にあるフィルムをとにかく片っ端から全てスキャンするつもりで順番にスキャンしていたんだけど、年末から2月ぐらいにかけて例のファイルが壊れる問題が起こったため、一時的にスキャンは停止していた。

 で、PCが落ち着いて、個人的にも少し時間ができはじめた秋口から少しずつ再開したわけだ。もう少し早くスキャンが終るだろうと思っていたのだけど、正直考えが甘かった。12コマ連続でスキャンできるのでどんどん進むと思っていたのに、ゴミ取りとか粒状性低減とか、便利な機能を選ぶとそれだけ演算に時間がかかり、1コマ辺りの時間がすごくかかってしまうのだ。12コマ一度にスキャンすると、それだけで数十分はかかってしまう。

 それでも12コマ一度にできるのなら、一度スタートさせておけばPCをほっといてもいいので飯を食っている間にスキャンさせる、とかの手がある。んが、昔の写真というのは実は天体写真なんかが多くて、それらは自動で色補正とかをやらせると、とんでもない露出や色になってしまったりするので、結局つきっきりで1コマずつ枠を指定したり色や露出を指定したりしている。

 スキャンするときのパラメーターはいくつかあって、ある程度自由度が効くのだけど、私ぐらいの知識では何をどういじるのが良好な画像になるのか良くわからなかったりする。一番の問題は色や露出の補正で、ある程度相対的な補正はできるのだけど、絶対的な基準が表示されないため、結局1コマずつ試行錯誤が必要になってきてしまう。この辺が時間のかかる大きな原因にもなっている。

 このユーティリティだと絶対的な数値を指定できないため、何はともあれ一度は自動で調整が必要になる。フィルムが変われば(12コマ以上なら)次のフィルムの何処かで一度自動露出を働かせないといけないのだ。「この色!」と思っても、翌日スキャンするときにはまた別の設定になっていたりする。相当難しい。

 一応、手動露光調整という項目があって、ここで露光度合いを%で指定できる。ただ、この%もどうやら相対的なもののようで、フィルムの濃度、というか始めに自動で決まった露光に対する比率のようだ。天体写真だと明るくなりすぎる(バックが夜空なので暗くしたい)ので、この露光調整を120〜150%ぐらいにしてやると丁度いい感じになる。

 ただ、単純な普通のスナップであれば、殆ど何も考えずにほとんど自動の補正をONにしてスキャンしておけばそれなりの画像が得られる。これは便利。少し年代が進んで最近の画像になってくれば、どちらかというとスナップ系の写真が多くなってくるので、作業もわりとはかどるようになってきた。独身時代のかなりの量をスキャンできてきているのだが、恐らく家にあるフィルムのまだ半分もスキャンが終っていないはず。

 問題なのはスキャンだけではなくて、その家にあるはずのフィルムがどこにしまわれてしまっているのか、ということだったりする(^_^;)。ある程度までは整理して保存しているのだけど、ある時期を境にぷつっと整理が止まっている。もしかしたら撮影時期さえもあいまいなフィルムが結構あるかも。その辺、デジタルカメラは便利だ。カメラの日付さえきちんとあわせておけば、撮影したファイルがその日付を示すし、HDDの容量さえあれば保存や整理に場所を取ることも無い。

 まぁ、そうは言っても昔の写真はこのフィルムしかないわけだし、一度デジタル化しておけば後はなんとか整理もできるので、暇を見つけてはぶつぶつ言いながらスキャンしているのが実情だ。

 繰り返しになるが、スキャンするときに色補正やゴミ補正をかけているのだけど、そこにCPUリソースを取られるためか、とにかく時間がかかる。1コマ5分ぐらいかかるだろうか。その間PCの動きは鈍くなるので使えるのはこのHPの更新ぐらい。1日の中でスキャンできる時間とパソコンが使える時間は限られるので、うまいぐあいにCPUの使い方を考えないといけない。もう少しCPUが強力であれば使い方も変わってくるのだろうけど…デュアルコアが欲しい今日この頃である。

2006年10月31日 便利なEXIF

結構便利に使えるプチフリーソフト   ブログを始めてみると、掲載した写真の説明をより詳細にするようになってきた。写真の腕を少しでも(ムリ?)上げるためにも、撮影された条件を確認する意味で色々情報を載せるのは書くほうにもとっても見るほうにとっても結構いいことではないかと思っている。しかし、撮影した時の周囲の状況ぐらいならとにかく、シャッタースピードや絞り、更には焦点距離なんてのは覚えているはずもない

 しかしデジカメには便利な機能がある。今では撮影ファイルであるJpeg画像にExifデータが埋め込まれていて、これにかなりの情報が記録されている…らしい。らしいというのは、実は今までこのExif情報というのをほとんど参照したことがなかったからだ。

 Exifの情報を表示するというだけでいえば、実はCanonのDigital Photo Professionalが色々対応していそうで便利そうなのだけど、起動するのに少し時間がかかる(普通のアプリで考えれば大した時間ではないのだが)ようだし、フォルダ単位でファイルをサムネイル化してしまうので、ちょこっと調べたい、というのには向かない。ただ、多数のデータがあって比較したい、という場合はこちらのほうが便利かもしれない。

 Exif情報そのものはデジカメが相当一般的になってきたのでそれなりに普通の情報として扱えるはず。本来ならOS側で対応してくれるとありがたいのだけど、今使っているWindows2000にそれを要求するのはちょっとムリ。やはりフリーソフトでそれなりのものを探してきたほうが早そうだ。

 簡単にExif情報が見られるフリーソフトってのは結構あったよな、と検索してみるものの、手頃なものはなかなか見つからない。本来なら普段使っているビュワーであるIrfanView(3.97+日本語)(リンク先から探してください)にExif情報表示機能が付いていれば便利なのだけど、現時点ではどうもそれは無さそうなので、他に見つけるしかない。

 つうことで見つけてきたのがこのExif Quick Viewerだ。良くは知らないのだけど、ソフトウェアファクトリーというところで作っているらしい。ダウンロードしてインストールすれば特に何も考えなくても普通に使えるようになる。

 なんといっても右クリックに対応していて、確認したい画像ファイルを右クリック→Exif Quick Viewerを起動 を選ぶだけで、その場に最小限のウィンドウが開き、必要十分な情報が表示される。カメラ名、絞り、シャッタースピード、ISOはもちろん、焦点距離やレンズ名なんかも表示される。これは便利だ。しかも、デフォルトでは一番前のウィンドウとして固定される。データを参照しながら情報を入力(ブログに記述)とかするときは、この状態はかなり便利だ。

 ただ、万能というわけではなくて、時々怪しい数値になったり、SIGMAの70-200mmF2.8がEF70-200mmF2.8ISと表示されたりする。まぁ、実害はないし、現状の使い方であればほぼ問題は無い。

 しかし、やはり使いにくい点もある。このファイルを右クリックして起動する、というパターンの場合、ファイル名を正確に把握しておく必要がある。結局はIrfanViewを起動して画像を確認し、そのファイル名を右クリックすることになる。何らかの操作で前後のファイルに簡単に移動できるとか、小さくていいからサムネイルが表示されるとかすればすごく便利だったのだけど、まぁとりあえずはこんなもんかなぁ。

 どっちにしても便利なのは間違いないので、しばらく私の定番ソフトにはなりそうだ。




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