玄の館パソコンの部屋〜トラブル・めーかー'07年1月
トラブル・めーかー'07年1月
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パソコン周辺の話を日記風に。気になること・やってみた事・トラブル失敗墜落転落自暴自棄その他紹介したいことを書きまくってしまおう、というコーナー(なんなんだか)。ちょくちょく更新しているつもりなので、覗いていれば参考になることが……多分無い(^_^;)。何か面白いネタがあればどんどん書いていくつもり
2007年1月22日 本体更新〜パーツストレージ編
組み立てキットを購入した時にある程度カスタマイズしたものの、基本的には付属のパーツそのままを購入してある。その中身をとりあえず一通り紹介しておこう。まずはストレージ関係だ。
容量は250GB。最近の格安パソコンであれば、標準的なのは120〜160GBぐらいなんだけど、手持ちの160GBだとビデオ関連や写真のバックアップを取ったら苦しくなるのは目に見えていたので、ここは少し奮発して250GBにしておいた。本当は300GB前後がコストパフォーマンス的にいいのだけど、あまり上を見てるとどんどんキットの値段がつり上がってしまうので、ここらへんで自制(^^;)。
250GBを約100GBに分けてOSを入れて、残りの150GBほどをデータ用のパーティションにしてある。このやり方はいつも通りなんだけど、OS用のパーティションを今回はかなり贅沢に取った。デスクトップにデカイファイルをがんがん置きたいというのもあるし、次のVistaをにらんでのパーティションでもある。
データドライブとしてはこれまでのメインマシンで使っていた120GBのサブディスクもあるのだけど、合わせても370GB。300GB程度の格安HDDをそのうち購入すれば一気に倍増になるだろうから、今回の120GB移設はどちらかというと、データの移動のためだ。
HDDが大容量になって速度も上昇しているはずだし、インターフェイスはパラレルATAからシリアルATAになっているので、転送速度は相当速くなっているはず…なのだけど、HD BENCHで比較してみると、従来の160GBと比べてREADは56000→94000とスコアアップしているものの、WriteとCopyではほとんど変わらない、というかむしろ遅くなっている。この辺まで来るとベンチマークソフトを変えないと差は出ないのかもしれない。
HDDは当たり前のように7200rpmになっているので、パソコンを起動するとスピンアップの音が結構する。今回はケースにきちんと設置してあって、フロント部分にはHDDを冷やすためのファンの設置スペースとそのスリットが設けられているので、そこから音が漏れて来るというのもある。うるさくてかなわんというわけではないが、気になると言えば気になる。夏場の冷却さえ問題なければ少し塞いでやれば静かになるかも知れない。
光学ドライブLG Super Multi DVD Rewriter GSA-H12N
DVDドライブはここのところどんどん安いのが出ているので、よほどケチらない限りは不自由しない物がついてくる。今回のDVDマルチドライブも、今まで使っていたLG電子のちょっとバージョンアップしたものらしい。DVD-Rの2層焼きにもちゃんと対応しているようだし、書き込み速度も上がっている。ただ、CDの書き込みを最高速でやるとちょっと不安定になるようだ。
最近のCD焼きでは失敗したことがなかったのだけど、なぜか久しぶりにポクチンディスクを製造してしまった(ポクチン=ぽく・ぽく・ぽく・チーン…なんまいだー…の略)。
フロントベゼルはケースに合わせてブラック。手持ちのDVDドライブは全部ベージュ色なので、もしそのまま付けてしまうと相当目立ってしまう。2台ある方がなにかと便利なので前のマシンの1台を移植しようかなとも思うのだけど、パラレルATAのケーブルの取り回しも面倒なので、とりあえずそのままになっている。
今すぐ増設しないと困るわけではないので、HD-DVDやBDが安くなってきたらそちらを設置することになるかも。そのころにはDVDドライブもシリアルATA接続になってるだろうしね。
2007年1月8日 本体更新〜トラブルは永遠に…
何故かドライブレターが「H:」にインストールされてしまったWindowsXP MCE。まぁ普通に使う分にはWindowsがC:ドライブにあろうとZ:ドライブにあろうとあまり関係無いはずなのだが、アプリケーションの中にはC:ドライブにあるものとして扱うタチの悪いのもあるらしく、実際ASUSのドライバーやユーティリティ関連をインストールしようとしたらいきなりエラーで止まってしまった。
無理矢理動かそうともしたけど、やっぱり固まったりしてダメ。後で述べる別の理由だったのかもしれないけど、とにかく動かないのは困る。結局OSを再インストールするハメとなった。
で、次は特に何もしなかったのだけど、何もしなくても再インストールすれば普通にC:ドライブとして認識されてインストールも終了。いったいあのH:なドライブは何だったんだろう??。
実は不安定な状態はこれだけでは終わらなかった。OSの再インストールは無事に終わったのだけど、ドライバー類を一通りインストールし、アプリケーションを色々入れ始めた所で妙に固まることが多くなった。何が悪いのかわからなかったけど、USBメモリ関係をつないだだけで固まったりする。どうやらドライブ関連があやしい。決定的だったのはそのUSBメモリを外そうとしたときだ。取り外しするドライブのリストに「C:」とか「D:」とかが出て、次の瞬間に固まってしまった。
OSの入ったドライブがリムーバブルになっていれば固まるのは無理も無い。色々悩んだあげく、どうやら追加で導入したIDEドライバーがおかしいと踏んだ。そういえば、以前にもマザーボード付属のバスマスタドライバーを入れたらやたらおかしくなったことがあった。今回も思い出してみれば、ASUSのIDEドライバーを入れた記憶がある。
導入前になにやら特別に「インストールしてええですか?」と、妙なコメント、というか特別な注意があったのでおかしいなぁと思ってたのだ。「インストールするとCPU負荷が下がってパフォーマンスが上がります」ともあってので、「それならいいぢゃん」と思って安易にインストールしてたのだが、こんなメッセージが出るのもやっぱり問題も出るからだ。くそぉ。
結局このIDEドライバーをアンインストールすると、とたんに安定した。完璧ではないけど、固まることが目に見えて減ってきた。いらんことはするもんぢゃない(^_^;)。
CPU負荷を見てみると、ちゃんと2個分が表示される。負荷の状態は2個のコアで微妙に異なるようだけど、ちょっと負荷がかかると、同時に両方のコアに負荷がかかる。まだ極端に負荷がかかる状態は試していないのでなんとも言えないけど、今のところマルチタスクで処理が重くなったような感じはしない。
まだまだ本来の能力を発揮できるようになるのは先になるかもしれないけど、とりあえず色々ソフトウェアをインストールして、まずは使える状態になった。年賀状の作成にも間に合って、なんとか年末を快適な状態で迎えることにも成功。後は、組み立てでばたばたしてた各パーツを確認していこうかと思う。
ここを見てくれている人に紹介、というよりは、自分のマシンのパーツを確認しておく備忘録みたいなもんだ(^_^;)。んで、実は既にこの構成の変更を勧めていたりする。基本的な部分はいじらないけど、年末年始で色々試してみたりしてたのだ。その分トラブルも増えてたりして…。
2007年1月4日 本体更新〜インストールもつまづく
新しいPC一式も一通り組み立てが終わったところで火入れ。液晶ディスプレイの今までは使っていなかったデジタル端子にケーブルを接続。仮置きした本体との距離が結構あったのだけど、このデジタルケーブルが結構長くて重宝した。で、いざ火入れ!…何も出ない(o_o;)。電源はちゃんと入っているし、各FANも回っている。
何度か試してみたり、ディスプレイの出力をアナログ接続も試してみたけどダメ。一瞬なにかが見えることもあったので、どうやら画像出力がどうこうというより、マザーの設定が何かおかしい。これはヤバイ、ということで組み立てを振り返ってみた。
一番あやしいのは例のメモリスロット。やはりデュアルチャネルの設定がなにかおかしいかもしれない、ということで2枚のうち1枚のメモリを外して試してみた。なんと、きちんと立ち上がる。
やはりメモリか、ということでスロットに挿す位置を色々変えて試してみたが、1枚だとOKでも2枚挿すとちゃんと動いてくれない。挿す場所を色々試してみて、何故か0番と4番に挿すとちゃんと1GBとして認識する。状態としてはかなり怪しいのだが、とりあえず動いているのでよしとした。デュアルチャネルになっていないかもしれないが、何か情報があればまた少し試してみたいとは思う。
色々あったけどようやくOSをインストールするところまで来た。OSのインストールそのものはたいしたことは…実はあった。250GBのHDDのうち90GBほどをOSエリアとして、後はデータドライブとして確保。フォーマットが済んだところでインストール開始、と。んが、その選択画面でなにやら「H:」という文字が…。
「まぁいいか、インストールしたらC:になるだろ」と勝手に思ってそのままインストール。しかし、立ち上がったエクスプローラーを見ると、Windowsのインストールされたドライブはしっかり「H:」となっていた。
OSをインストールする時には既にメモリーカードリーダーのUSBデバイスが付けてあり、それが4スロットあるのと、CD-ROMがあるのでC:,D:,E:,F:,G:と埋まっていることになっていたらしい。それで、結局H:ドライブとしてインストールされたらしい。マジかよ。
で、インストールするOSは実はWindowsXPのMCE(Media Center Edition)。別に10フィートインターフェースが欲しかったわけでもないし、リビングで使うつもりもないのにこんなのを選んだのは、当然Windows Vistaのアップグレードを考えてのこと。普通に使う分にはWindowsXP Homeでかまわないのだけど、その場合、アップグレード時には別料金も必要だし、基本的にはVista Home Basicにしかアップグレードできない。
MCEを選んでおけば、Vista Home Premiumにアップグレードできるので、とりあえずこちらを選んでおいた訳だ。アップグレードの手順が結構面倒なようなのだけど、まぁ、なんとかなるだろう(いーかげん)。
それはいいのだけど、MCEのCDは2枚組み。インストールの途中で2枚を入れ替える必要があるのだけど、その入れ替えの指示が「XP Professionalの CDを入れてください」と出る。一瞬「ええっ?そんなもん、持ってないゾ」と思ったが、さにあらず。「MCEのCD」を入れればいいだけの話だ。この辺は以前にWebの記事で見たことがあったのでよかったが、こんな単純な間違いに対して投げ込みの紙ペラ1枚さえ入れてくれていないのは、Microsoftにしても、TOWTOPにしてもちょっと不親切。なんとかインストールは無事に終わったんだけどね。
2007年1月1日 本体更新〜組み立てでつまづく
注文したのはいいけど、発送されるのは元々発注から1週間ほどかかるという物らしいし、若干構成を変更したこともあり、ヘタすると2週間ぐらいかかるらしい。発注確認メールはすぐに来たのだけど、その後なしのつぶて。キットの発注がどれぐらいかかるのかさっぱり分からない。まぁそのうち来るだろう、と思いつつも、一週間が経つとだんだん不安になってきた。
今年は比較的メモリやCPUの値動きが鈍い(Vistaのせいだと言われているらしい)けど、更に時間がかかるようだと、モノによっては価格が下がってきて注文時よりずっと安くなってしまう可能性もある。更に2日ほど経って、ええ加減問い合わせてみるかな、と思っていたところに発送のメールが来た。結局、1週間ちょいで到着ということになった。まぁ悪くないだろう。
到着した段ボールはふたつ。一つはケースそのもので、もう一つはマザーその他全てのパーツが入っている。固定するためにテープでぐるぐる巻きになっているのだけど、それが何故かIntel Core2Duoのテープだったりする。中身は思いっきりAthlon64なんだけど、Intelの広告戦略の方が上を行ってるみたいで何ともいえない(^^;)
組み立てキットということで、ショップの方も親切に組み立て説明書や組み立て&インストールビデオまで付けてくれている。これはこれでいいのだけど、進歩の早いこの業界、既に説明書の中身は陳腐化していていて、意味が無いとはいえないけど、中には苦しい部分もあったりする。まぁ、組み立ての基本そのものは変わらないので、大きな問題にはならないはずだ、というわけでとにかく組み立てをスタートしてみた。
とりあえずは梱包品の確認。思ったよりごちゃごちゃはしているけど、キーボードとかが無いので一つ一つはコンパクト。まぁ見慣れたモノが殆どなので、さして新鮮味は無い。新しく感じるのはMicroATXのケースぐらいだろうか。
んでもってマザーボードからの組み立て。マザーは ASUSのM2NPV-VMというマザー。チップセットはGeForce6150。Athlon64ではごく一般的といってしまっていいだろう。SoketAM2で、ギガビットイーサネットやIEEE等、機能的にも結構豊富なのでコレひとつで殆どコトが済んでしまう。
能書きはいいから組み立てに入ろう(^_^;)。こんなのは背の低いモノからセッティングしていくのが基本だ。今回はビデオもサウンドもマザーボードの機能が使えるので、セットするのはメモリとCPU,そして各種コネクタだけだ。コネクタ類はケースにセットしてから付けるので、マザー単体に付けるのはメモリとCPU。んが、このメモリでいきなりつまづいてしまった。
デュアルチャネルで1GBにしてあるので、512MBが2枚。ただ、この2枚をどこに挿すのかがわからない。そもそもデュアルチャネルは初体験だし、例の親切なマニュアルにも全く記述が無い。マザーのマニュアルにも挿す順番らしきものはあるのだけど、具体的な例が全くない。仕方がないので多分そうだろう、と思える同じ色のスロットに入れておいた。実はこれが問題の元だったりする。
写真ではわかりにくいが、メモリはいずれも黄色のスロットにハメてある。一般的に考えるとコレが正解だとは思うのだけど、よくわからない。
CPUのセッティングは多少迷ったけど特に大きな問題なく終了。CPU FANは3芯のケーブルだけなので、AMDのCoorin' Quietは使えない。ちょっと残念。
で、マザーをケースにセッティング。この辺までは特に問題は無かったが、今度はドライブ類をケースにセットしなければならない。しかし、ここに来てフロントパネルが外れない。マニュアルにはツメがあるので、それを外せば外れる、とある。しかし、実際のケースにはツメらしきものはあるものの、4本がかみ込む形のもので、狭い部分にあるのでとても手で外せる物ではない。
緑の部分がツメ。手では外せそうに無い…
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実はツメはこんな形。思い切り引っ張れば…
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フロントパネルが外れなければドライブ類は設置できない。ショップのホームページやその他のページを検索しても答えは出てこない。これは困った。
しばらく呆然としてケースを眺めた。で、自分でも思いもしなかった行動に出た。半分ヤケになってたのだろう。ケースとフロントパネルとの間にマイナスドライバーを入れて、思い切りひねり上げた。外れた!?。
いやもう自分でも半分笑ってしまった。4分割のピンのようなツメは、完全にツメではなくて、真ん中にくぼみがあってそこで固定されていたのだ。要するに、思いっきり引っ張れば外れるので正解だったりする。おいおい、である。
まぁこれでとりあえずはフロントパネルは外れて、その他のセッティングも比較的スムーズに進んだ。ただ、インジケーター類やフロントUSBコネクタ類は相変わらず1ピンずつつないでいかなければならないので、それなりに大変ではある。
2006年12月30日 ついに更新を決意
ここ数年、パソコン本体のバージョンアップは控えてきた。それまではCPUのスピードアップやOSの更新、様々なアプリケーションの進化が著しく、パソコンそのものはどんどんパワーアップしていかないとまともに動かせない問題が多数あったからだ。だいたい1年〜1年半ぐらいを目処にCPUやマザーボード、そしてOSも含めてフルシステムに近いパワーアップを繰り返していた。
んが、Windows2000になったぐらいから、CPUのパワーはほとんど十分になってきて、アプリケーションもCPUパワーを極端に要求するものは少なくなってきた。必要なのはパワーよりもストレージやグラフィックに移行していたし、何よりパソコンを使ってしたいことのほとんどはストレス無く実行できるようになってしまったのだ。
で、気がつけば前回パワーアップしたのが2002年7月。今回パソコンの更新を考えるまでになんと4年半もの時間が経っているのである。それまでは年に1回〜2年に1回はパワーアップしてたのだから、そのペースから見れば考えられないぐらいだ。
ただ、実際この間にパソコンを購入していなかった訳ではない。ノートパソコンは2台も購入しているし、ストレージのパワーアップも随時実施、パソコンではないけど、デジカメにはかなりの投資をしていたりする。要するにデスクトップのCPUに関してはあまり不自由を感じなくなったのでそれ以外の所に重点を移しているのだ。ただ、更新したくてもいまひとつ乗り気にならなかった理由もある。
さすがに4年半も経つとOSを始めパソコンそのものにも不満な点がぼちぼち出てくる。CPUはいつの間にかデュアルコアが当たり前になり、クロック数だけでは語れなくなっているし、メモリバスはもちろん、拡張スロット規格までPCIからPIC-Expressにすっかり変わってしまっている。当然パワーはどんどん上昇しているけど、それに伴って発熱量や電力消費量もすごい勢いで上昇していた。パワーのあるパソコンに変更するのはいいけど、ほとんどフルセットで交換しなければいけなくなっているし、それ以上に熱量や消費電力のやたら大きなセットに交換するのはためらわれた。
そうこうしている間に、やはり熱量は深刻な問題になり始めた。Intelで顕著だったけど、CPUのクロックスピードが上がらなくなってしまったのである。詳しいことはWebのニュースや記事を読んでもらうとして、さすがにIntelもこれではまずいと思ったのだろう。消費電力が低いことをメリットとしたCPUを出荷し始めた。Coreシリーズだ。
Coreシリーズが出始めて1年。低消費電力のPCが一般的になりはじめた。ついでにWindows Vistaだ。前回のWiondowsXPに関しては価格の面や色々な問題もあり、結局XPそのものだけを購入することは無かった(ノートPCでは使っている)のだが、やはり新しいOSというのは興味がある。さらに、メモリやマザー、その他のデバイスも全体的に値下がりが進み、パソコン本体の価格もこなれてきた。
更についで、というかこちらが本来なら本筋だけど、PCの処理速度が気になる事例が現れ始めた。まだそれほど多くはないけど、今気になっているのはビデオ編集作業と、スキャナでのフィルムのデジタル化だ。
ビデオ編集では気に入ったアナログTVの番組をCMカット等して、再エンコードしてコンパクトにして保存している。再度見る機会は限りなく低いと思いつつも、捨てきれないでいる自分が悲しい所だ。今のAthlonXPだと、Mpeg2のビデオの編集、エンコードで実時間の3倍〜5倍の時間がかかっていて、その間PCのレスポンスはかなり悪くなる。作業が全くできないわけではないけど、ヘタに作業をするとエンコード時間が相当延びたりして、色々実用的ではない。
スキャナの話では相変わらずフィルムスキャンをしているのだけど、フィルムのゴミ取りや粒状性の改善オプションを選ぶと、その処理にかなりCPUパワーを使うらしく、スキャンしている時間より処理している時間の方が長く感じられる。こちらは処理している間、殆どの作業を受け付けなくなるので、他の作業はほぼできなくなる。
こういった処理ももう少しCPUパワーがあれば快適になるのかな、と思うし、デュアルコアであれば重い処理をしながら他のこと(テキストの編集や音楽の処理)なんかも比較的快適にできるかもしれない、と思い始めた。
前置きが長くなった。とにかく「期は熟した」とでも言っておこう。これまでのパソコンにおける環境から言って、「期が熟す」ことはあり得ない(常に新製品が出続ける)のだけど、少なくとも自分のシステムにおいては更新するだけの条件が揃ってきたといえる。先立つものの問題もあるが、なんとかこの冬の間にはシステムの更新を実行したいと思っていた。
つうわけで、新しいシステムに更新しようと思ったわけだが、なにせ久しぶりである。更新しようとするとマザーとCPUはもちろん、メモリやHDD、果ては電源まで更新しなければならない。ここまで来るとヘタに色々バラで買うより、既製品を買った方が安くすみそうだ。というわけで、ケースも含めて丸ごと本体を入れ替えるつもりで色々物色してみた。
条件としてはWindows Vistaがそれなりに動くであろう環境。メモリは1GB以上、HDDは250GB以上、CPUはできればCore2Duo…と探していくと、思ったより値段の高いシステムしかない。OS別なら割と安いのだが、Vistaへのアップグレードクーポンが付いたMCEのWindowsXPとなると、予定より高くなってしまうのだ。
初めに決めていた予算は8万円以下。ただ、そのときはAthlon64のシングルコアで考えていたので、これがCore2Duoになるといきなり値段が跳ね上がる。しかも、安価なセットだとマザーボードもいまいちで、付帯のデバイスがいまいちなのが多かったりする。しょうがないので、少し価格的に安いAthlon64X2のセットにすると、かなりリーズナブルになる。マザーの機能的にも満足行くようになるし、なんといっても安価だ。CPUパワーは少し及ばないかも知れないが、それでも今のセットよりはかなりはいパフォーマンスだろう。
で、いくつかのnet通販を回って見たところ、最もコストパフォーマンスがいいだろう、と判断したTWOTOPの組み立てキットにOSをセットした物を発注した。既存の品だと希望のセットになっていないのと、やはり組み立てキットの方が幾分か安いからだ。OSをXPのMCE(Vistaアップグレードクーポン付き)として、ごろごろ余っているキーボードとマウスを無しにしてもらって(価格的には知れてるんだけど)、発注した。
はたして、希望のシステムは組みあがるのか…つづく…
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