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当時かなり安く買うことができた300WATX電源。ぼちぼち怪しくなりそうだったので早めに新しいものを買うことになった
トラブル・めーかー '04年6月〜7月

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 パソコン周辺の話を日記風に。気になること・やってみた事・トラブル失敗墜落転落自暴自棄その他紹介したいことを書きまくってしまおう、というコーナー(なんなんだか)。ちょくちょく更新しているつもりなので、覗いていれば参考になることが……多分無い(^_^;)。何か面白いネタがあればどんどん書いていくつもり

2004年7月15日 ディスプレイよ、お前もか

右側が新しい液晶ディスプレイ。薄い!  昨年、2003年度は比較的、というかほとんどPC本体に投資はせず、もっぱらデジカメ関係に投資をしすぎてしまい、デジカメ貧乏状態になってしまっていた。しかし、そんな所を狙ってなのかどうかは分からないが、ここのところPC関係のトラブルが続いている。前回の記事でも寿命を迎えているパーツが多いとぐちをこぼしたばっかりなのに…(;_;)。

 そもそもこれまではちまちまとパーツを買い足し、2年もすればマシン全体がほぼ新規の状態になってしまっていたのだ。そのせいかどうか、デバイスの寿命と思われるような問題はあまり起こったことが無かった。しかし、ここ1年以上ほとんどパワーアップらしいパワーアップをしていないせいか、色んな所で寿命が来てしまっているようだ。

 というわけで、今月の壊れ物(;_;)。ディスプレイである。元々このディスプレイ、DOS/Vマシンを自作し始めてからしばらくして、世にフラットディスプレイが出始めた頃に購入したものである。かれこれ7年ぐらい使っていただろうか。今年の春までは特に問題なく動いていたのだが、5月の末ぐらいから少しずつ挙動が怪しくなり始めていた。

 始めは画面の真ん中付近が妙に暗いかな?という現象が起こり始めた。この現象は場合によって出たり出なかったりするし、注意して見ないと気が付かない程度の事が多かったので、さほど気にしてはいなかった。どのみちぼちぼち寿命が近いだろうから、なんとか工面して早めに液晶ディスプレイを買うかな?と思い始めた頃だ。

 んが、6月に入ってから怪しさ倍増。画面のむら以外に、使っているときに時たま画面の両端が「びょん」と、縮む現象が現れたのだ。始めはよく分からなくて、あれ?さっきなにか動いたかな?と思っていた程度だったのだが、次第に頻度が多くなり、しょっちゅう縮んだり元にもどったりを繰り返すようになった。そのたびに画面が「びょん」「んびょん」と動くので、だんだんイヤになってきていた。

 これはいよいよヤバイかな、とは思ったものの、この現象も場合によってはほとんど出ないこともあり、なんとか使えてはいたので、だましだまし使っていた。しかし、不幸は突然訪れる。6月  日、いつものように音楽データをアナログ→デジタル変換していて、その「びょん」の強力なのがやってきた。そして、「プチン」という音を残して、ディスプレイは二度と画像を結ばなくなってしまったのだあっ。…ああああああああぁぁぁぁあっぁぁぁ…っ(涙)

 もしかしたら電源を切って少し置けばまた復活するかも…と期待したのだが、その後はああやってもこうやってもたたいてもさすってもなだめても叱っても、一切画像は出ず。完全に壊れてしまったようだ。さて、問題なのはその後。ウチには代わりのディスプレイは一切無い。ノートパソコンはあるものの、ほとんどの作業はデスクトップでできるようにしかしていないので、実質ほぼパソコンが使えない状態になってしまった。

 急遽代わりのディスプレイを調達しなければならないのだが、今更ヘタにブラウン管型(CRT)のディスプレイを買う気にはならない。かといって購入できる液晶ディスプレイにどんなものがあるか、もそれほど調査していない。困ってしまった。

 とりあえず液晶ディスプレイを買う必要性は感じていたので、手元に約6万円程はなんとか確保できている。色々調べてみると、安くて価格性能比が比較的良いのは、やはりIOデータ製のものらしい。

 大きさは少なくとも17インチSXGAは欲しい。個人的にはノートPCとかで採用されているSXGA+(1,400×1,050ドット)が縦/横比率も3/4でスッキリするはずなのだが、なぜかデスクトップ用の液晶パネルはSXGAの1,280×1,024ドットになっている。17インチクラスだとコレしか選択肢がないのでまぁ仕方ない。15インチクラスになると急に安くなるのだが、ドット数がXGAになるので魅力も半減。あまり買う意味がなくなってしまうので、少なくとも17インチ。というか、19インチ以上になると急激に値段が上昇するので手が出ない。ホントはDellの20インチとか、UXGA(1,600×1,200)の機種が欲しかったのだが、現状では先立つものが無いし、うだうだ言っていられる状況じゃなくなってしまったので、とにかく17インチ液晶を手に入れるしかなかった。

 インターフェイスにアナログRGBのみ、のものと、デジタル入力のできるものとあるが、デジタル入力できるものになるとそれなりに価格が上がってしまう。今のビデオカードからはアナログ出力しか出ていないのでアナログRGB入力だけでも当面は困らないのだが、今後ビデオカードを増強することを考えると、今のビデオカードで標準となっているのはデジタル端子。それなら今後の事も考えて、デジタル入力できる機種の方がよさそうだ。

 液晶パネルは高級なものや、メーカーによっては26万色発色可能なものがあるのだが、狙っているIOデータの製品(LCD-AD173CR)は擬似フルカラーになるらしい。どのヘンが「擬似」なのかにもよるけど、もしかしたら不満が出るかも。ただ、今のところ価格的に変動があまり無いこの液晶ディスプレイが第一候補、というか基準になりそうだった。価格もだいたい6万円ならなんとか買えそうなレベルだった。

 で、とりあえず地元のいつもよく行く電気屋さんへ。しかし、予感的中予想通りのトドメというか残念というか、ここには単体のディスプレイ展示がほぼ無い。パソコン本体なら多少品揃えがあるのだが、単体の液晶ディスプレイはほとんど無いのだ。かろうじて1つだけ展示があり、見てみると丁度IOデータの該当品だった。

 4千円程するキズ防止フィルター付きで63500円。ちょっと予算オーバーだったので画像を見るついでに色々交渉してみたのだが、残念ながら値下げにならず。ディスプレイが無いと結構困る状態ではあったが、とりあえずその場はあきらめた。で、ついでに見た画質の方だが、特に問題は見えなかった。擬似フルカラーによる問題もほぼ無いようで、これなら今まで使っていたブラウン管ディスプレイよりはしっかり映るだろう。

 1週間ほど空いて、今度は松山に行く機会があったので、そちらの同じような電気屋さんに行ってみた。この地区ではそれなりに電気屋さん同士の競争もあるし、品揃えもそれなりにある。こちらもやはり保護フィルター付きのオリジナル品なのだが、粘ってみると4千円程まけてくれた。他にも17インチSXGAの展示品がいくつかあったのだが、価格性能比からみてこの辺が妥当だったので、結局コレにしてしまった。

 本体重量は5kgほどで、ダンボール箱もそれなりに大きくて重みもある。それでも片手で持てる程度なので、持ち運びに苦労するほどではない。プリンターやCRTディスプレイと比べても雲泥の差である。やっぱりこれからは液晶ディスプレイでしょ

 で、実際に17インチフラットCRTと比べてみたのが写真だ。対角の画面の大きさそのものはそれほど変わらないようだが、微妙に縦に長い気がする。小さいよりはいいか。それよりも差が大きいのが奥行き。もちろん重量も全然違うので比べるまでも無いのだが、とにかくスッキリ置ける。当初狙っていた19インチは無理だったのだが、当面問題になることは無いだろう。


2004年7月2日 静かな電源Silent King

左側が新しい静かな電源。Silent King 最近どうもパソコン周りでトラブルが多発している。先のVisorプリンター、そしてジョイパッドと、次々に寿命を迎えているのだ。そもそも現在のパソコンのデバイスはコストダウンと劇的な速さでの機能向上のあおりを受けて、寿命は二の次になっているような気がする。サーバー等に使われる信頼性第一のデバイスを除けば、5年以上の寿命を求めるのは酷なのかもしれない。

 次に寿命が来るかもしれないと思われるのはHDDか電源だ。マザーボードやCPUについても必ずしも大丈夫というわけではないのだが、この辺は比較的頻繁にグレードアップしてきているし、CPUファンを除けば可動部分は少ないのでいきなり寿命が来るとも思えない。しかし、電源については電解コンデンサーには必ず寿命があると言われているし、その寿命も安物の電源ではかなり早いと言われている。

 HDDについても現在セカンダリとして使用しているやつは元々挙動がしょっちゅうあやしくなるのでヤバイとは思うのだが、重要なデータはあまり入れていないのでしばらくはだましながら使うつもりだ。この辺はヤバイと思ったらバックアップできるレベルなのでまだいい。

 電源については今のところすぐにあやしぃ、というような挙動はないのだが、色々話を聞くと、ダメになるときはだいたい一撃でダメになるので、ヤバイと思ったときには手遅れの事がおおいようだ。そもそも今の300W電源はPentium4が出る前のモノなので、AthlonXPを動かすには少し不安もある。しかも、夏場にかけて部屋の温度が上がった状態で長時間使用すると、かなり熱を持つらしく、内蔵ファンの音が突然上がったりする。熱くてうるさい電源になってしまっているので、前々から不満はあった。

 前置きが相当長くなりそうだが、もう少し付き合ってもらおう(^_^;)。実は5月に某パソコンショップに久しぶりに寄ったのだが、そこで見つけたのが60GBの2.5インチHDD。まだまだ高いと思っていた60GBクラスのノートPC用HDDだが、既に13千円ぐらいまで安くなっていた。これなら買えるレベルだ。現状のノートPCのHDDは30GBで、OSやアプリケーション、その他必要なデータを考慮すると、ビデオデッキ代わりにするにはちょっと不安な容量しか残らない。

 60GBあれば、現状の30Gにプラス30GBの余裕が出ることになり、その辺が一気に解決できる可能性が高い。しかし、ここでなんとか思いとどまった。この夏はちょっとがんばって液晶ディスプレイを購入したかったし、現状のノートPCをビデオデッキ代わりにしても、デスクトップに週に1回ぐらいの割合でビデオデータをちゃんと移行すれば、特に容量に不満が出るほど録画はしていない。更に、現状のMebiusのHDDが何か、また、それが簡単に取り外しできて自分で交換できるレベルなのかどうかも確認していなかった

 このままHDDを買ってしまい、実は使えなかった、となるとちょっと(いやかなり)悔しい思いをする。しかし、ここまで悩みまくると、どーしても何か買いたくなる(ヲイ)。と、悩んでいるところで、ふと、電源を売ってあるコーナーが目に入った。

 先ほどの電源の不満と不安、そしてそこに並んでいる電源は全て静音タイプ。しかも5千円〜8千円ぐらいと、比較的リーズナブルな価格だった。ゆくゆくCPUやビデオカードも増強するのなら、電源も安定してかつ静かなものを用意したい、というのが以前からあったので買うことにしたが、更に問題なのはどのグレードを買うか。

 容量の大きい電源が高価なのは分かるが、更に最近ではSirialATA用の電源の有無なんかもあって、結構バリエーションがある。ただ、一つ容量や機能が増えるたびに千円〜2千円価格が跳ね上がるため、ここはひとつ、現状を満足できる350WのタダのATX電源を選んだ。これなら5千円ちょいで購入できる。

 というわけで、転ばぬ先の杖、丈夫そうな電源を購入した。あわよくば更に静かなPC環境を、というわけだ。電源のファンはこれまでの背面側ではなく、ケース内側に12cmの大きなものが付いていて、いかにも静かに回りそうだ。写真はファンが上に向いているが、実際に取り付けるときには下向きになる。実は付けるときまで気が付かなかった(^_^;)。

 ケーブル類は基本的に種類はATX用のものばかりなのだが、電源容量の差よりもずっと数が多いような気がする。現状では電源が必要なデバイスはそれほど無いのでこんなにケーブルがあるのは邪魔なだけなのだが、まぁいいか。

 実際に取り付けてみたのだが、電源は元々そんなに違いが分かるようなモノではないので、交換したから何かが起こった、ということは無く、そのままでは別に動向ということは無い。まぁ壊れる心配が大幅に減ったぐらいだろうか。

 ただ、さすがに静音電源ということで音はほとんど分からないレベルになった。長時間使用して電源が熱くなりそうな環境でもファンの増音はあるのか無いのか分からない状態で、ファンの音にびくびくするようなことも無くなった。

 もっとも、電源のファンの音よりも元々CPUファンの音がすごいので、静かな環境になったのかというとそういうわけではない。現状のパフォーマンスの良いCPUを使う限りはCPUファンの音はほぼ宿命なので、水冷キットがもっと一般的になるまでは静かなPC環境、というのはお預け状態だろう。

 とりあえずこれで電源トラブルの心配は先送りされた。後はHDDの交換を考慮しなければならない。実際、この電源を交換した時を境に、セカンダリのHDDがUltraDMAモードとして使えなくなってしまった。PIOモードだけなので、相当遅いデバイスになってしまい、本当にバックアップ程度のデバイスになってしまったのだ。早いうちに交換が必要かも。もっとヤバそうなデバイスも出てきているのだが…散財続き…(;_;)。


2004年6月26日 目指せノートデッキ〜TVキャプチャBOXその3〜

ノートPCをセットして予約録画状態。このままちゃんと動いてくれれば問題ないのだが…  ノートPCでのハイバネーション状態からの録画ができるようになって、いよいよノートPCをHDDレコーダー状態で使えるようになったかな、と思って喜んでいたのだが、実はなかなかうまく行かない状態であることが発覚した。

 まず気になったのは、音のずれがあることだ。マニュアルにも音のずれについては表記があったのだが、それにはPCの能力が低いと音ずれが生じることがある、といった表現だけだった。最新のPCに比べたら確かにMebiusのCPU、Celeron1GHzはちょっと力不足かもしれないが、Mpeg2にエンコードされたデータをPCに取り込むぐらいは楽勝でやってもらわないと困る。しかも、録画中は他のプログラムはほぼ動いていないのだ。

 しかし音ずれについてはどうしようも無さそうだった。しいかたがないのでバッファローのホームページを見ていてふと気が付いた。ドライバーのアップデートが行われていたのだ。

 マザーボードとかビデオカード、その他不安定になりがちなデバイスだと注意して見ていたかもしれないけど、この手のパッケージものはそんなにドライバーアップデートが頻繁には無いだろう、と勝手な思い込みがあっただけに結構新鮮だった。

 そのアップデートというのが、例の音ずれに関するものが含まれていた。直接該当するわけではなさそうだけど、アップデートの対象はデバイスドライバーだけでなく、アプリケーションであるPCasTV、そしてそれを編集するためのMpeg Smart Editというソフトのものもあり、全部インストールすると結構な機能改善になるようだった。

 というわけで、さっそくダウンロード。ちなみにダウンロードのページは製品のホームページからドライバーを選ぶと飛ぶことができる。ただ、そこにあるのが全てではない。実は同じく製品のホームページからQ&Aのページに飛ぶと、その中にDigi On社の Mpeg Smart Editのアップデータ-も存在することが分かる。ちなみにこちら

 実際にダウンロードして、インストールするのは普通に手順さえ知っていれば別にどうこうと言うことは無い。特に指定するようなものも無く、ドライバーを勝手に捜して勝手にアップデートしてくれた。ただ、PCasTVについては機能強化ということもあり、良く分からない予約常駐ソフトもインストールされたようだ。

 んで、早速長時間の予約録画をしてみた。結論。いい。以前は人が話をしている時に唇の動きと音声とが確実にずれているのが分かるぐらいだったのが、とりあえず分からない程度になっている。厳密に言えばもしかしたらずれているのかもしれないが、ぱっと見た目には分からない。コレなら見ていても特にストレスは感じない。なんだぁ。ちゃんとできるじゃん

 しかし、問題はコレだけではなかった。やはり問題になるのは予約録画でハイバネーションを使った時。通常は問題なく録画できるのだが、場合によっては録画できたりできなかったりするのだ。問題なく録画できているだろうと立ち上げて見ると、予約リストに録画できなかった旨の×印が空しく付けられている…何故?

 何が原因なのかしばらく悩んでいたのだが、テスト的に短時間先に録画してみると、ちゃんとできたりする。その時とうまく行かなかった時の違いと言えば…

 …そういえば、テストの時はノートPCを開いたまま置いてあったな。通常の予約録画ではPCを長時間使わないので、完全に閉じた状態で置いてあった。今のノートPCは閉じるとスタンバイモードに移行するような設定にしてある。もしかしたらコレか?

 というわけで、スタンバイモードへの移行設定は変えたくないので、予約録画する時はノートPCを閉じないでハイバネーションさせるだけにした。結果。成功!。録画は特に問題無く行われるようになった。これでノートPCのHDDビデオレコーダー化への野望へまた一歩近づいた。

 で、実はまだ問題がある。予約録画状態をヤメて、ノートPCを持ち歩きたい時は録画ソフトのPCasTVを終了させなければならないのだが、一度予約録画を行った後は、ちゃんと終わらせられないのだ。必ず異常終了してしまう。まだまだ問題の多いソフトのようだ。しばらくはバージョンアップに目を光らせておかないと…。


2004年6月3日 目指せノートデッキ〜TVキャプチャBOXその2〜

中身は割とシンプルだけど、ケーブルは多いバッファローMV5DX。果たしてキャプチャ&予約録画はうまく動くか?  というわけで、さっそくセットアップしてみたPCastこと、バッファローのMV5DX。中身は思ったより少しかさばる本体と、意外と多いケーブル類。一瞬、USB接続音源のケーブル地獄を思い出してイヤな予感がしたが、幸いコレは据え置きを前提としてあるためか、ケーブル類の主なものは背面から出ているので、ヘンな置き方をしない限りケーブルがのたうちまわってみっともない、と言うところまでは行かないようだ。

 但し、背面からはUSBケーブル、電源ケーブル、アンテナ線、と3本出てくるのでそれなりに配置を考えないと見苦しいのは違いない。

 そのアンテナ線だが、同軸ケーブルを本体に直接繋ぐのではなく、ステレオミニプラグのようなアダプタ線を介して繋ぐようになっている。なんでそんな面倒な仕様になっているのかな?と思ったのだが、実際に使って見ると同軸ケーブルというのは太く、融通があまり利かない。アダプタ線は細くてフレキシブルなので、思いのほか軽い本体が同軸ケーブルに引っ張られてナナメになったりするのを防ぐ意味でも十分価値があるもののようだ。なるほど。

 で、実際に接続して見るのはノートPC。説明書にある通りにドライバーをセットアップし、操作指示に従ってアプリケーションをインストールすると、ちゃんと見えました。実際にはチューナー設定も少しいじる必要があったのだけど、たいした手間ではない。とりあえずノートPCでライブのTVが見える、というのは結構新鮮な気分だったりする。もっとも、ライブとは言え、本体内部でMPEG2に変換し、それをUSBを通じて転送しているためか、結構なタイムラグがある。気にしなければそれまでなんだけど、時報が気になるときなんかはちょっと注意が必要かも。

 うまくTVが見えたのだから、次は本番、予約録画だ。ノートPCなので予約録画をするつもりの時はそのまま電源を入れっぱなしでもいいのだけど、やはり使っていない時にも電源が入りっぱなしってのは今ひとつ気に入らない。ノートPCはハイバネーションにもしっかり対応しているのだから、その辺の機能もフルに使いたいってのが人情ってもんじゃござんせんか。

 んが、付属アプリケーションの設定でハイバネーション対応にしても、何故かハイバネーションはしてくれない。Windowsの終了画面は出るものの、省電力のハイバネーションやスタンバイをセレクトすると、即キャンセルされてしまう。コレは何かおかしい。と思い説明書を見る。

 WindowsXPで省電力がうまく行かない時は、USBドライバーに関するWindows Update(822603)をしてくれ、との情報があったので取り合えずそれを実施してみると、アドレスは違っていたものの、なんとか確認してみると確かにUSBに関するWindows Updateはまだされていない。それをインストールして、コレならOK、と思ったが、やっぱりダメ。ううぅ〜、やっぱりハイバネーションはできないのか?ウチのMebiusでは対応していないのか?

 それならそれでしょうがない、とりあえず予約録画の設定をして、そのまま置いて見た。確かに設定時刻になると録画が行われているようだ。なーんとなく不満は残るのだが、とりあえず必要な機能は使えそうなので、一安心したのでそのまま風呂に入ってしまった。

 で、風呂から上がって見てびっくり。ノートPCの電源が切れているのだ。電源を入れて確かめて見ると、なんとハイバネーションされていた!。あれほど色々やってもできなかったのに、予約録画を終えると簡単にハイバネーションされるなんて!?おかしい!?何かある!。と思いながらTVアプリを呼び出して見る。んが、TV画面には「TV画面は非表示になっています」というメッセージが表示されているだけでTVの画面も音声も出てこない。ハレ?

 更に色々試して見てだいたい分かったのだが、どうやらTV画面を右クリックして出てくるメニューから、「TV画面の非表示」を選んで非表示にしてやらないと、ちゃんとハイバネーションされないようだ。説明書には、「アプリケーションを終了すると予約録画ができなくなるので、その場合は最小化しておくこと」といった内容があるだけで、このTV画面の非表示については何も述べられていない(と思う)。そんな設定、説明されなきゃわからんぞ!。

 というわけで、どういう仕組みでハイバネーションから復帰するのかもよく分からないのだけど、とにかく「ハイバネーション→起動・予約録画→ハイバネーション」という一連の動作がちゃんと機能することがわかった。これで今まで見れなかったTVも予約録画でバッチリ…と思っていたのだが、実はまだ問題が存在していた。…まだつづく…


2004年5月24日 目指せノートデッキ〜TVキャプチャBOXその1〜

真っ赤な箱のバッファローMV5DX。果たしてキャプチャ&予約録画はうまく動くか?  IEEE1394カードが使えないトラブルがあって、なーんかモンモンとしていた5月のとある休日。松山に行く用事があったのだが、その時には実は半分心を固めていた。TVキャプチャBOXを買うのだ。とにかくUSB2.0のヤツだ。ノートPCで使えるヤツだ。と。

 一見、IEEE1394と何の関係もなさそうだけど、デスクトップでIEEE1394カードをまともに使おうとすると、現時点では何か他のカードを外さなくてはならない。一番コストのかからない方法はサウンドカードを外すことだが、現時点でサウンドカードそのものにはあまり不満がないため、積極的に外す意味が少ない。むしろ問題のあるカードがあった。

 TVキャプチャカードだ。元々が玄人指向の製品で激安だっただけあって、動作に難があるのはある程度覚悟していたのだが、最近はアンテナの接続に難が出始めていて、常にアンテナ線をあっちへ引っ張ったりこっちへ押したりして調節していないとまともに写らない状態が続いていた。これではTVを見るのにも苦労する。

 最近はTVキャプチャカードにしても比較的安くていいものが出てきているし、国内のステレオ放送に対応しているのも多い。しかもノイズリダクションだとか、その他結構いい機能が付いていたりするのもある。メーカー品を買う限り、どれを選んでも問題は無いだろう。

 ただ、PCIカードの製品を買い換えたのでは現状の問題の解決にはならない。問題を解決するにはPCIスロットを一つ空けなければならない。となると、必然的に購入対象は外付け、USB2.0でPCの外付けとなるTVキャプチャBoxだ。これも最近は色んなメーカーのものが出ているが、比較的一般に売られていて性能もいい(と思われる)のはバッファロー、IOデータ、カノープスぐらいだろうか。他にもシリコンチューナーを搭載してすごく小型になったやつとかもあるのだけど、使い勝手や価格、予約録画の問題なんかを考えると、結局IOデータかバッファローに行き着く。

 この辺まで考えをめぐらせた辺りでだいたい買う話になってしまう。ただ、そもそもきっかけとなったIEEE1394カードそのものは3千円ぐらいで、それが使いえないために2万円程の出費を更に追加するのは本末転倒では?と思ってってしまいそうだが、そのへんは結果論だ。この際だから不満のある機能を更新してしまう、というのがPC自作ユーザーの正しい道?というものだ(強引な理由)。

 とにかくそんな思いを巡らせながらいつものPCショップに行ってみた。んが、どうもピンと来るものが無い。バッファローのそれらしき製品を見てもなーんかあまり安い感じがしないのだ。この値段なら、いつもの某D電器で保証着きで購入したほうがよさそう、ということで購入店を変更。D電器に行って見た。んが、そこで初めて気が付いたのだが、PCショップに並んでいた製品とちょっと違う。よく調べて見ると、実はD電器の方が正解で、PCショップにあったのは古い機種ばかりだったのだ。うわ。買わなくて良かった(^_^;)。

 値段はD電器の方が少ーし高かったのだが、ポイントが使えたので結局払った現金としては少し安いぐらいで購入。目論見通り2万円でTVキャプチャBoxを手にしたのであった。んで、肝心の購入したBoxは写真にもあるように、バッファローらしい赤箱。PCastシリーズの外付けUSB接続モノ。PC-MV5DXというやつだ。USB2.0接続で、一応ノートPCのスタンバイ/ハイバネーションにも対応しているので、録画している時だけ電源が自動で入る、というのも可能らしい。

 で、狙っているのはせっかく外付けにしたのだから、ノートPCで使うということ。しかも、ハイバネーションからの予約録画。ノートPCのHDDは容量が若干苦しいのだけど、これがうまくいけばノートPCをHDDビデオレコーダーみたいな感じで使うことができるようになるかもしれない。はたして、うまく行くのか…つづく…(^_^;)。




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