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周辺機器 こだわりの一品


レンズ沼、その深層へ

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 2013年、これには手を出すまい、と思っていたマイクロフォーサーズシステムに手をだ出してしまった。新しいボディを手に入れてしまい、レンズ沼は更にその深さを増していく、そう、新たなステージに進んだレンズ沼は、既に抜けられない世界へと…。

電動がイレギュラーだけど、思いの外使いやすい  
●どちらがオマケ?パナの電動標準ズーム●
LUMIX G X VARIO PZ 14-42mm/F3.5-5.6
 2013年3月にこのレンズを導入した時は、とにかくマイクロフォーサーズ用にそれらしい小型のレンズが欲しかったというのがある。マイクロフォーサーズの場合、本体が小さく持ち運びもしやすいのだが、レンズを付けてしまうと結局ある程度の大きさの収納が必要になってしまい、その特徴がスポイルされてしまう。最初のOLYMPUSの標準ズームは比較的コンパクトだったのだが、価格と重量の関係か、新しい標準ズームはいくぶん長くなってしまってコンパクトではなくなってしまった。

 が、それに対応して?出てきたパナソニックの標準電動ズームは、沈胴状態で非常に薄く作られていて、ある程度直径はあるものの、厚み26.8mmまで薄くなる。これならマイクロフォーサーズでもコンパクトに持ち運べるかも、ということで、定価約5万円と、結構値が張るが導入してみることにした。で、導入時のいきさつについてはこちらを参照してもらいたい。レンズがオマケか、ボディがおまけか、結構微妙なところではある。

 レンズ単体は本当に小型である。ボディから取り外すとマウント部分が増えるので(イメージとしては)多少大きくなるが、それでも十分に小型薄型で、「もう一本」として持ち歩くのも全然苦にならない。ちなみに写真では保護フィルターを付けてしまっているので厚みが少し出ているが、これを省くと更に薄く見える。この小ささは、もはや武器だ

 小さいとその使い勝手が気になるところだが、決して悪くない。意外と便利なのは電源ONでスッと出てくる沈胴機構だ。OLYMPUSの標準ズームも沈胴機構を採用しているが、こちらは手動で、使うときと片付けるときはいちいちロックボタンを押して明示的に出し入れしてやる必要がある。その点、このGX14-42mmは電動で全てやってくれるので楽ちんだ。こちらに慣れていると、OLYMPUSの標準ズームの沈胴機構が恐ろしく面倒に思えてくるから不思議だ。

 が、逆を言うと、いちいち出てこられて困ることもある。再生だけをしたい時などは、レンズを伸ばす必要はないのだが、電源を入れた瞬間に勝手に伸びてしまう。コンパクトカメラならその辺はインテリジェントに伸びない仕組みになっているんだろうが、レンズとカメラのメーカーも違うので、この辺の連携はいまいちだ。

 電動ズーム機構を使うことでおそらく薄型化に成功したのだと思うが、その分、ダイヤルが一切付いていない。ズームもピントも電動用のレバーになっていて、この二つのレバーを操作することでズーミングとピント調整を行う。ズームの速さはパナソニックのボディなら変更できるらしいが、普段使っているOLYMPUSのボディでもさほど不満は無い。ただ、使い慣れないと最初はちょっと戸惑ってしまう。まぁ、感覚的にはほとんどコンパクトカメラだ。

電源を入れると結構伸びる&操作はレバー
 レバー操作のピントに関しても最初は不安があったが、個人的にはこちらの方がむしろいいかもしれない。そもそもフォーサーズ系のピントリングは指標が無く、どっちにまわしたらどの辺にピントが来るのか全然分からないことが多い。ところがこのレンズだと、パナソニックのボディなら、という制限はあるものの、ピントがどの辺に来ているのか表示が出るのだ。この機能は本来ならもっと早くフォーサーズ系のボディに付けてほしかった、いやデフォルトで全部付けるべきでしょ、と思うのだが、ようやく実現しつつあるところだろうか。ま、どっちにしてもマニュアルでピントを合わせることは少ないので、どーでもいいといえばそうなのだが(^^;

 画質はそれほど比較していないが、悪くない、というか、ナノサーフェスコーティングもしてある高級?レンズなので、ほとんどの場合写りに不満は無い。キットレンズのF3.5-5.6という明るさなので、その辺が不満といえばそうだが、そこは大きさとのトレードオフだろう。むしろ、その大きさから来る制約もあると思うが、最短撮影距離が思ったほど寄れないのが不満だ。この辺は普段ZDの12-60mmとか使っているので余計そう思うのかもしれない。もう少し大きく撮影したい!、というときは別の手を使うことになる。

 とにかくこの小ささは便利。更に上のレンズ(大口径レンズとか)を買わない限りは、このレンズはマイクロフォーサーズの標準レンズとして当面使うことになると思う。



すごく軽くて小さいけど、その描写はかなりイイ
 
●マイクロフォーサーズのお手軽ポートレート●
MZD 45mm F1.8
このレンズ、実はE-PL5を導入した際に一緒に購入している。本当はもっと立派な75mmF1.8が欲しかったが、値段も一気にすごいレベルになるのでちょっと遠慮した。この45mmなら値段は2万円ちょいだが、位置づけ的にはCanonの50mmF1.8II相当と考えればいいか。安い割にはすごくよく写ると評判だったので、ポートレートや星を撮影するのにいいかな、と思って導入した。せっかくレンズ交換式のカメラなんだから、それを活用できねば、というのもある。

 安い安いとは言え、2万円超の値段は絶対価格として必ずしも安くは無い。それならそれなりの質感が欲しいところだが、実際質感は悪くない。購入時はシルバー一色しかないのが残念だった。しかし、この夏にブラック仕様が発売になる。もっと早く出て欲しかったぞ…

 実際に手に取ってみると、このレンズ、すごく小さい。写真の500円玉やペットボトルキャップは大きさ比較用だが、その小ささを感じてもらえるだろうか。レンズキャップ込みでも、もしかしたら標準レンズより小さいかもしれない。普通はレンズのためにケースを買ったりはしないのだが、このレンズは手軽に持ち運びするために、100円均一でちょっと物色してみた。適当に買った本当に小さな化粧ポーチ?にすっぽり入ってしまったので、かなり重宝している。ケースをあまり考えなくても良いのは便利だ。

実はびっくりするぐらい小さい
 描写はかなり良好。評判通りと言ってよいだろう。安いからと言って困るような描写は無い。絞り開放から積極的に使える画質だ。星を狙ってみると、F1.8だとさすがに少し赤ハロが出るようだが、明るい分E-PL5の液晶でもきちんと3等星ぐらいまで見える。これはけっこういいかも。まだ積極的に天体には使っていないが、思ったより使えるかもしれない。

 ただ、思ったより接写に弱い。最短45cmぐらいからピントが合うのだが、この距離だと少し近づいてボケをうまく使って撮影したい、となるとすぐピントが合わなくなってしまう。換算90mm相当なので、それなりに近づきたいことも多いので、これは少々ストレスがたまった。

 そこで導入したのがクローズアップレンズ。Amazonで調べてみると、画質の比較的良いケンコーの2枚玉、クローズアップレンズACが意外と安く、2千円弱で購入できるようだ。実際にはマイクロフォーサーズのレンズに取り付けるためには、一番小さな49mmでも径が大きすぎるので、ステップアップリングも同時に必要。それとて数百円のオーダーなので、合わせて2千円ちょいで、簡易接写レンズに変身してしまう。これは導入せねば、ということでステップアップリングと一緒に導入。ちなみにステップアップリングは49mm−37mmのものだ。

 このステップアップリングとクローズアップレンズNo.4をセットした物を、もともとのクローズアップレンズのケースに入れて、それをバッテリー等と一緒に入れてある。これまた100円均一の化粧ポーチに収納。必要に応じてフィールドで取り出してレンズ前に装着。レンズのフィルター径が標準ズームと同じなので、このクローズアップレンズセットは45mmでも標準ズームでも同じように使える。No.4なのでそれほど極端なクローズアップはできないが、セミ接写レンズとして普通に使うには十分な感じだ。

結構便利に使えているクローズアップレンズ これだけ近づいてしかもやわらかい描写
 少し拡大率が足りないときは、E-PL5の機能である2倍デジタルテレコンを入れることで、たいていの被写体には対応できてしまう。このデジタルテレコンはコンパクトカメラのPowerShotS110にも付いていたが、いざというときは本当に便利だ。すぐに使えるように私の場合はファンクションの虫眼鏡ボタンに割り当てている。デジタルテレコン状態かどうか、というのが少しわかりにくいのが難点だが、なんとかなるレベルかな?

 普通にポートレートや背景をボカした撮影をするにも、この45mmF1.8というスペックはいい感じだ。OLYMPUSのこれまでのレンズと同じく、絞っても画質の変化は少なく、そういう意味でも開放から積極的に使えるレンズだ。接写レンズを取り付ければその綺麗なボケをもっと生かした感じで撮影もできる。持ち運びも全然苦にならないレベルだし、比較的お買い得なレンズになっているのは間違いないだろう。



欲しかった超超広角  
●超広角が手のひらに●
LUMIX G VARIO 7-14mmF4.0
 2013年4月、しばらく特定のWebページをチェックする日が続いていた。ページは、amazon.co.jpの特定のレンズのページだ。狙っていたのは、マイクロフォーサーズを導入した時から考えていた超広角レンズ、パナソニックのLUMIX G VARIO 7-14mm F4.0だ。

この3月にマイクロフォーサーズを導入した理由は多々あるのだが、その中の一つが、この超広角レンズ、7-14mmを使いたいというものであった。フォーサーズ用の同等のスペック、ZD7-14mmF4.0という超弩級のレンズもあるし、その画質は折り紙付きなのではあるのだが、これは大きさも相当に大きいし、価格も約20万円と、おいそれと買えるものではなかった。なので、実際には9-18mmというレンズでなんとかしのいでいたのが実際だ。まぁ、普通に使う分には9-18mmでも十分といえばそうなんだけどね。  もっと広角が欲しい場合は、EOS用のSIGMA10-20mmF4-5.6を使うという手段もある。ただ、EOSの場合はドラマチックトーンが使えないという問題もあり、ここはゼヒ、せっかく手に入れたマイクロフォーサーズで14mm相当という超超広角の世界を、ドラマチックトーンで撮影して味わってみたいと考えたわけだ。

 しかし、マイクロフォーサーズ用のレンズで小さく安くなっているとはいえ、定価約12万円のレンズである。そうそう簡単に買えるものでもない。それほど数が出るレンズでもないので、値引きもあまりなく、一般的なショップでは9万円をちょいと切るぐらいの価格で売られているのが普通で、安いカメラ屋さんでも8万円台後半だった。が、ある日ふとAmazonでチェックしてみると、なんと7万円台後半で売られているではないか。こ、これは、とかなり悩んだのだが、その時はなんとか踏みとどまった。しかし、後からチェックしてみると8万円台に値上がりしていたりする。

 時々価格が変わるので変だなと思ってよく見ていると、どうやらamazonに在庫があるときはそれが優先表示されて価格が安くなるらしい。他にも要因があるようだが、とにかく安い時を狙って買えば、他よりも7-8千円安く買うことができる。こ、これは買わねば…
 ということで、まんまと?Amazonの策略にはまってしまい、結局買ってしまった。いかん2013年はカメラ関係買いすぎだ。

 やってきた7-14mmF4.0は、思っていたよりも少し大きい感じだった、いや、実際はこのE-PL5が少し小さいのだろうけど、それと比べるとどうしても大きく感じてしまう。使われているレンズの特性からそれなりに重さは感じるけど、絶対重量として重いわけでもなく、イメージとしてはAPS一眼レフの標準ズームぐらいの大きさか、少し大きいぐらいだ。レンズスペックから言えば、十分に小型になる。

 前玉がかなり飛び出している状態でもあり、フードは固定となっている。そのため、レンズキャップはいわゆる茶筒式だ。こんなレンズでフードが取り外し式になっていても困るけどね。付け外しするたびに前玉に触ってしまいそうだ。

 得られる広さは、もう半端ない不思議な世界になる。ここまで来ると魚眼レンズにした方が色んな意味で楽しいかもしれないが、真四角に切り取られた超広角の世界はそれなりに楽しい。特に空を撮影した時に、ドラマチックトーンを使えるともう、やめられまへん。楽しすぎで病みつきになってしまっている。この画像が従来の9-18mmと同じぐらいの大きさのレンズから得られるのだから、可搬性も含めて面白さ倍増。但し、2mmの差がどれぐらいか、本当に価格分の差があるのか、というと、この辺は人によるとしか言いようが無い。人によっては、9mmの超広角でも十分だろう。7mmは広すぎると感じるかもしれない。

E-PL5に付けてみた7-14mm。やっぱり小型
さっそくE-PL5に付けてみた。E-PL5が小さいので、レンズは大きく見えるが、結構小さいはずなんです。
こちらは9mmの画像
こちらはZD9-18mmを取り付けて撮影したもの。広さはこれでもそれなりにある
こちらは7mm。やっぱり広い
こちらは7-14mmの7mm広角端。人工物で無いのでわかりにくいかもしれないが、やっぱり広い。この広さの差をどう考えるか、かな。

 あと、楽しくなるのは動画だろうか。これぐらい超広角になると、多少手振れがあってもあまり気にならなくなるため、上下動などを少し気を付けてやるだけで、ステディカムで撮影したようなイメージになる。2013年秋の時点ではまだほとんど試していないが、動画についてはせっかくなので色々チャレンジしてみたいとは思う。アートフィルター、特にドラマチックトーン状態での動画なんかは、相当に楽しい絵になったりする。

 この大きさのレンズでこのスペックに押し込んでいるため、実際には画像(デジタル)補正がかかっているとは思うのだが、普通に使っている分には気になることは無い。ただ、超広角レンズはちょいと買いすぎだろうか(^^;。天体写真をやってみると、この超広角レンズシリーズは、周辺部の星が長く伸びてしまうという問題がある。えーと、ブログで紹介したのはこんなの、かな。天体写真の超広角の作例を見ていると、どうも魚眼レンズが多く、そちらの方が自然な感じで写っているようだ。

 重量は約300gと、これまでの9-18mmよりほんのちょい重くなってしまったが、コンパクトさでは負けてない。なにより7mmから写るその世界はまさに別次元だ。なんせフォーサーズの7-14mmだと780gで20万円近くしてしまう。ほぼ同じスペックがこの手軽さに収まる様になった意義はでかい。ただ、超広角がこれだけ楽しくなってしまうと、天体写真を撮っているEOS用には、魚眼レンズが欲しくなるかもしれない。レンズ沼は、まだまだ深みが残っているようだ…


天文用だけどEOS初マクロ 天文用だけどEOSの初マクロ。その性能から言ってかなり色々使えそう
 
●星用に調達!EOSのマクロ●
SIGMA 150mmF2.8 APO MACRO DG HSM
 2013年9月、LINEで一つの情報が入ってきた。「SIGMAの150mmマクロがヤフオクで安く出てるよ〜」というのは、いつもの星仲間ふにゃ太郎さんからの連絡だった。もともと、いろんなサイトで「SIGMAの150mmF2.8OSは性能がすごいらしい」という情報は得ていたのだが、その前のモデル、OS抜きの150mmF2.8も結構行けるという話だった。

 その辺の話をしていたとき、ふにゃ太郎さんがヤフオクで比較的安いこの旧型を見つけてゲット。星野撮影をしてみたのだが、たしかに絞り開放から星が周辺部まで点に写るし、85mmF1.4みたいに赤ハロが出ることも無い。同じSIGMAで「カミソリマクロ」として写りが良いと評判の70mmF2.8MACROでも絞り開放で撮影するとハロが出るという話だったので、絞り開放から全くハロも出ないというのはすごいことだと思う。

 で、そんな性能の150mmマクロだが、OSタイプが出て出回るようになってからは、この旧型が時折ヤフオクで出るようになってきた。というか、しょっちゅう出ているのだが、次第に値段は上がってきている気配だ。出回るべきものは一通り出てしまったのだろう。

 今回ふにゃ太郎さんが提案してきた方のは、塗装が一部剥げているなど、若干使い込んだところがあるため、少し安めに出ていた。これはチャンス、ということなのだが、実はこの2013年は、昨年末のPoeweShotS110に始まって、春のマイクロフォーサーズ、レンズ、そして6月のEM200、更にはVAIO Proと、とにかく出費が続いていたのだ。ここで無理に買うのも苦しい…しかし、モノはオークションなので同じレベルのモノが次も出るとは限らないし、これを手に入れておけばこの年末のアイソン彗星を迎え撃つにはちょうどいいかもしれない…(アイソン彗星は消滅してしまったが、ラブジョイ彗星撮影に活躍してくれた)

 ということで、気がつくと、この150mmF2.8を手にしてしまっていたのだ。 実際に撮影してみると、確かに星に関しては今まで見たことも無いような性能を出してくれる。ピントを合わせていってもハロが全然見えないし、撮影しても周辺まで綺麗に星が点になり、かつ赤ハロや青ハロも出ない。かなりいい感じだ。
かなりトリミングしてるが絞り開放でコレ かなりトリミングしているが、絞り開放(F2.8)でこれだけシャープな絵が得られる。ハロはほぼ見られない

 フィールドで使うにしても、この150mmという焦点距離はなかなか面白い。お散歩カメラとしてはちょっと大きくなるし、焦点距離も長めだけど、そもそもEOSのマクロレンズを持っていなかったので、色々マクロができるのは楽しいし、切り取り方も大胆にできるのでかなり行ける。画質を気にせず解放から使えるというのはやっぱり楽しい

 難としては、やはりOS付きが出てしまった今となっては手ぶれ補正が無いのはちょっとだけ悔しい。天文用に使うには全く問題ないが、フィールドで色々マクロ撮影をしようとしたときはほしくなるモノだ。

 あと、150mmF2.8ともなるとレンズそのものもそれなりに大きなものになる。まぁ元々SIGMAの70-200mmF2.8を持っているのでそれと比べれば小さいので、「大きくて困る」というイメージは無いのだが、それなりの大きさと重さは覚悟しなければならない。

 マクロという性格上、ピントの幅(ピントリングを回すストローク)がかなりある。更にF2.8と明るいこともあるだろうが、ボケ具合が多くてAFが迷うことが多いようだ。そのため、ちょっとピントの動きが大きい時は結局ピントを端から端までサーチすることが多い。まるで初期のライブビューでコントラストAFをしているような感じだ。

 実は、こうしたレンズの変な動きを避けるため、EOS60DのAF設定(カスタムファンクション)では「AF不能の際のサーチ」を「しない」にしてあった。そのため、最初にレンズを取り付けた際に少しピントが外れた部分でAFしようとしてもAFが動かず「なぬ?故障か?」とビビったものだ。このファンクションを「する」にしてやることで、とりあえずAFは動いた。しかし、とにかくピントの動作範囲が広いので、イライラさせられることも多い。ピントの動作範囲を制限するスイッチもあって、近い側に制限することもできるのだが、何故か遠い側に制限することはできない。どちらかというと、1m-無限遠ぐらいのスイッチも付けてほしかったのだが、そういう需要は無かったらしい。

 逆に言えば欠点はそれぐらいだ。オークションで手に入れたので値段はOS付きの新型の半値以下。それでこの性能が手に入ったのだから。ラッキーといっておこう。問題は、財布がずいぶんと薄くなってしまったということだろうか…(^^;;



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