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紆余曲折でASUSマザーになった新PC
最後のPC更新は2014年。6年ぶりのフルパワーアップとなったマザーボード回り。2014年とは状況が色々変わってきている
トラブル・めーかー2020年

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 パソコン周辺の話を日記風に。気になること・やってみた事・トラブル失敗墜落転落自暴自棄その他紹介したいことを書きまくってしまおう、というコーナー(なんなんだか)。更新頻度はオチまくりなのだが、何か面白いネタがあれば少しずつでも更新していくつもり…

快適なWeb会議へ(PC Power UPその1)

今回のパワーアップで選んだのはGIGABYTEマザーとRYZEN CPU
今回のPCパワーアップでは、波に乗ってきているAMD CPU。RYZENと、最新のマザーだけどコスパの良いGIGABYTEを選んだ。しかし…これがトラブルの始まりであった…

時は2020年の夏。新型コロナウィルスことCovid-19のせいで、Web会議が多くなって、Web会議ツールが意外とCPU能力を使うという事が分かってきた。普段使っているメインデスクトップは2014年に更新したもので、CPUこそローグレードのCorei3-4350 3.6GHz(2コア4スレッド)だが、メモリは8GBあるし、SSDなので画像処理をしてると少し待たされることはあっても、それほど不自由は感じていなかった

しかし、ここのところ何度も参加してきたZoom会議をしてると、「このスペックではバーチャル背景が使えません。」と出る。実は、専用のビデオカードを積んでいないので、そのせいだと思ってたのだが、Zoomの説明を見ていると、どうやらCPUが4コア以上でなければバーチャル背景をしてくれないようだ。なぬ?Corei3は4スレッドなんだが…。これではダメらしい。2コアぢゃダメなんですか?

まぁ、最近は天体写真のRAW現像時間も気になりだしたし、DSSを使い始めるとスタックの時間がかかるのも気になってきていた。メインPCも今のCPUにしたのは2014年の秋なので、もう6年近く経っていることになる。ここはひとつ、大幅?グレードアップというか、パワーアップを図ろう、という魂胆となった。

で、最近はPCを組むこともパーツごとにパワーアップすることもあまりなくなってしまったので、最新の情報に疎くなってきていた。ただ、PC系のニュースだけはウォッチしているので、最新のRyzen3100とか3300Xとかだと、コストパフォーマンスがかなりよろしい、というような話だけは聞いていたので、2014年当時とは逆で、勢いの落ちてるIntelよりは、AMDか?ということで一通り検討してみた。いや実は、もう13年も前に購入したディスプレイも結構くたびれてきているはずなので、近いうちに(壊れる前に)それも新しくしたい。

でも、最近のディスプレイは(リーズナブルな値段の機種は)入力端子は数が少なくて、HDMIは(ゲーム用とかでなければ)1端子のみ。他はDP(ディスプレイポート)だったりする。となると、他の入力のバリエーションを残すためにHDMI端子は残しといて、DP出力をしたい。でも、普通のマザーボードにはDP出力は無くて、DP出力を行うためにはビデオカードも買わなければならない。(HDMI→DPの変換アダプターというのは基本、無い。逆はある)。どうせビデオカードで出力するなら、CPUはグラフィック内蔵でなくても、高機能なヤツで…

と、Webの色んなページを参照しながら悩むこと数週間。最終的に構成は以下のように決めた。それぞれの背景には色々あるのだが、細かく話をしていると長くなるのでまぁ察してくれ(ムリ

マザー  
CPU
メモリ
SSD
ビデオ
: GIGABYTE B550M ORAUS ELITE
: AMD RYZEN5 3500 (第三世代 6コア6スレッド
: DDR4 3200 16GBx2(32GB)  KLEVV KD4AGU880-32A160U
: Crucial M.2 P1 500GB メーカーサイトに無い場合はamazon見た方が早い?
: 玄人志向 RadeonRX550

色々悩ましいところはあるが、パーツは基本的にローエンドに近い構成だ。それでも、CPUは当時話題の第三世代RYZENで、そのため、対応マザーボードの安いものが出ていないので、ちょっと高価な(といっても12,000円台)のものを選んだ。CPUは、本当は結構話題となったRYZEN3300Xとかが欲しかったのだが、ちょっとコスパの良いCPUとかは軒並み買い占められていて、全然在庫が無い。なので、在庫が豊富で、ちょっといい?RYZEN3500とした。この辺、スレッド数は少し安いRYZEN3100の方が8スレッドで多かったりするのだが、Web会議ソフトが実コアで判断していたという背景もあって6コアを選んでみた。まぁ、RYZEN3500も記事になっているぐらいなので、コスパは悪くない。※後で見たら、AMDの正規のHPには無くて、OEM専用品というようなちょっと微妙な位置づけらしい。でもBOXなんだよな。

ローエンドに近いといいつつ、メモリを32GB積んでる辺り、だいぶ暴走しているが(^^;、SSDが500GBなのは多少理性が残っていたのだと思われる。とりあえずはここまで。以前ならこの辺まとめてPCショップの通販で買ってたのだが、調べてみると結局amazonが安かったりして、全部まとめてamazonで買ってしまった。何もなければ、ここまででほぼ6万円かかっていて、これで中身がほぼ総入れ替え(しかもビデオカード付)となるそれなりのパワーアップができるなら、コスパ悪くないよな、という状況だった。新型コロナの給付金ももらったしな…(^^;

そして、今回は全然使っていなかったセカンドマシン、2世代前のケースから全部取っ払って新しいシステムを組み込んだ。見た目の形的にはセカンドマシンが最新マシンになるというわけだ。さあ、火入れだ!
これが、泥沼への入り口だとも知らずに…

…つづく。

動かぬ、新マザー(PC Power UPその2)

CPUクーラーのネジを取り付けるにも結構一苦労した。色々分かっていないと手間がかかる…
CPUクーラーのネジを取り付けるにしても、結構苦労した。色々分かっていないと手間がかかる…。ちなみに手前の赤いのはSSDのヒートシンク

ほぼ6年ぶりのPCパワーアップを画策し、amazonでパーツを買ってきて組み上げてみたのだが、久々の組み立てということもあり、最新のパーツはいろいろ変わってて戸惑うことも多かった。

CPUもAMDは久しく使ってなかったのだが、差し込みの向きを示す三角マークが、かなーり小さくて難儀した(この辺、目の老化が進んでいるのも…)。更にCPUクーラー。マザーボードに取り付けてあった表面のリテンションキットは、今のCPUでは使わないようなのでまずそれを外す。すると、バックパネルが外れた状態になるのだが、最初はこれが少しくっついていて、「ん?そのままでよいのか?」と思ってそのまま組み込み始めた。

ところが、CPUクーラーを付けてバネ付きのネジを締め始めたら空回りする!。そう、バックパネルは後ろからしっかり押さえつけて、ネジの2本ほどは支えながら締めこまないとちゃんと取り付いてくれないのだ。必要なら分かるようにしろー(^^;

続いて、マザーに刺す補助電源の12Vが、8ピンになっている。以前のPCはこれが4ピンだった。使用する電源は450Wで、容量的には何とかなると思うのだが、いきなりここで躓いてしまった。むむ?電源も購入しないとダメなのか…?

CPUの電源ピンが8ピンになっている…
CPUの12V電源ピンが4ピン→8ピンになっている。今の電源にそんな8ピンは無いぞ…

ただ、調べてみると、どうやら8ピンになっても電源は12Vなわけで、片側4ピンだけでも刺せば動作はするらしいし、4ピンから8ピンへの変換コネクタも売ってるようだ。とりあえず変換コネクタは発注しておいて、4ピンで動かしてみることにした。

ようやくマザーをケースに組み込んでビデオカードを刺そうと思ったら(この辺から手順が違ってしまっている…)、今度はケースのスロットパネルが開いてなくて(冷却のため2スロット分必要)、マザーを付けたままこれまた難儀して開口。ようやく火入れ(初期電源投入)にこぎ着けた。

毎度この最初の火入れは緊張する。一応、今回もドキドキしながら電源オン!CPUファンが回って、そしてビープ音が…ほら…「ぴっ」は?「ぴっ」って…音が…しない!?

まさに心配した通りになってしまった。本来、こうしたトラブル対応として、マザーをケースに組み込む前に画像が出るところまで確認すべきなのだ(^^;。その後色々やってみたのだが、結果として何をしても反応無し(涙

・CPU以外をすべて外して電源ON
・CMOSクリア
・Beep用スピーカーやビデオカードが故障していないか前のマザーに付けて確認(OK)
・電源を現行PC(こちらは最近買ったので12Vが8ピン)に交換してテスト
・CPUが対応しているかマザーメーカーのHPでチェック(→初期Ver.で対応してるはず)
誰かの呪いなので、呪いを解く(違

…と、思いつく限りの事を確認し、やってみた(いや、呪いは解いていない…)のだが、Beepは鳴らなかった…(当然BIOS画面も出てこない)。ここまで来たところで、GIGABYTEのマザーボードの不良と判断し、amazonに返品処理とした。こういう時、amazonの返品処理は迅速だ。送り返す手間はあるが、こちらが送付するよりも先に代品のマザーが届いた。ただ、なーんとなく悪い予感がしたのは私だけではないはず…(^^;

そう。結果、交換前のマザーと全く同じで、まったく動作しないのだ。こうなると、CPUも疑わしくなてくる。マザーを、Lotごとアウトだろうということで返品してもいいのだが、もしCPUの不良だった場合に色々面倒になってしまう。ネットで調べてみると、某DOS/Vパラダイスでワンコイン診断というのがあって、500円で不良診断をしてくれるサービスがあるらしい。おお、まさにこういう時に駆け込み寺として活用させてもらいたい!是非!早速!

…しかし、世の中そう甘くない。いや正直、お勧めしない。後日、どこまでできるのか、何を持ってくるべきか店頭で聞いてみると「あ、これは本当に初期診断だけなんですよ。CPUチェックだと、最低3,600円ほどかかります。時間も長いと3日ぐらい預かることになりますね」…な、なぬうううぅぅ

…ま、まぁ、実際手間と人件費を考えるとそんなもんだとは思うが、なら「ワンコイン」は言い過ぎだろう…今時、マザーを持ち込む人はそうそういないのかもしれん…。

とにかく、このDOS/Vパラの診断だとコストパフォーマンスが悪すぎる。ヘタしたらマザーやCPUを買ったほうが早くて安いわけだ。あ、あれ?なんだ?手が勝手に…ポチっとな…

気が付いたら、動作チェック用のRYZEN3 3100が手元にありましたとさ…

結局新しいマザーを導入。信頼のASUS
結局別メーカーの新しいマザーボードを導入して、なんとか動作させることができた。GIGABYTE、許すまじ。

結論を急ごう。CPUを変えても交換したマザーは動かなかった(滝涙。もうロット単位でダメなのか何らかの不具合なのだろう。このマザーは返品して、新しいマザーとしてASUSのPRIME B550M-A(Wi-Fi)というのを買ってしまっていた。1万5千円ほどするシロモノである。Wi-Fiは余分と言えばそうなのだが、実はWi-Fiが付くか付かないかで2千円ほどしか違わなかったので、もうこの際だから…ということになった。で、結論。これだと一発でBIOS画面まで行ったわけだ。なんだ。動くじゃん。

…もう、二度とGIGABYTEのマザーを買うことはないであろう…(涙

もう少しつづく

なお、その後のamazonの評価を見てみると、同じGIGABYTEのマザーでも、同様に「動かん」という評価もあれば(時期的には同じ頃)、1か月ぐらい後では、きちんと動いて安定している、という評価も出ている。やはりロット単位での不良か何かであったのだろう。ちきしょー。



セットアップも甘くない(PC Power UPその3)

今までこんな設定みたことのない「CMS」の設定。これのおかげでブートできず
こんなところに落とし穴があるとは…BIOSのこれまで見たこともない設定「CSM」。これをONにしないとSSDとかからのブートを選択できない。マヂかよ。

いやもう、Bios画面を見るだけなのに、ずいぶんと苦労してなんとか動くようになったパワーアップPCなのだが、そのあとも実はそれなりに苦労してる。そもそも、GIGABYTEのマザーボード不良のせいで、7月ほぼ一か月、棒に振ってしまった。BIOS画面にたどり着くまでに2週間ぐらいかかっただろうか…。

…ぐちを言ってても進まない。先に行こう(^^;。実は、マニュアルを含めた説明に関しては、ASUSよりGIGABYTEの方が良かったりする。マザーボードの各ピンの説明や、BIOS(UEFI-BIOS)画面の説明なんかはGIGABYTEの方がしっかりした取説が付いてくるので安心できる感じだったりした(動かなければどうしようもないのだが…)。

なんでこんなことを書くかというと、BIOS画面が出た後、OSの最初の立ち上げから躓いたからだ。BIOS画面まではすんなり行って、その後メモリやSSDを取り付けて認識はしている。パワーアップ前のSSDを取り付けて、Windowsのライセンスの確認が必要になるので、まずはそこからブートしようとした。が、ブートしないのであーる!。正確に言うと、ブートデバイスとして認識させることができないのだ(デバイスそのものはBIOSが認識している)

なんだこれー?とWebを漁っても、意外とこうしたトラブルがあまり出てこない。ようやく見つけたのは、「CSMの設定」だということ。この辺が詳しいのだが、どうやらデフォルトだと、セキュリティの関係上、SSDを含むストレージからのブートが選択できない状態になっているようだ。なんだそれ?。

もちろん、マニュアルにそんなことは書かれていない(分かりやすく書かれていればそもそもひっかからない)。こんなもん、説明されなければまずわからんぞ…結構大事な話だと思うのだが…。

ということで、「CSM」を有効にすると、無事にブートデバイスが選択できるようになって、無事にSSDからのWindows10のブートに成功した。もともと、パワーアップ前のパソコンで使っていたのこのWindows10は、Windows7からのアップデートだったのだが、元のWindows7はOS単体の正規購入だったし、アカウントをローカルアカウントからオンラインのアカウントに変更することで、OSを引き継げるという話を聞いていたので、元のSSDからWindows10を起動し、ライセンスを確認する(OSのライセンス確認の「トラブルシューティング」項目)ことで、無事に引き継ぐことができた。 いや、まぁ、ノートラブルというわけでもなく、実は元のWindows10が32bit版だったので、マザーに付属のWiFiが使えない(最新のマザーだからか、64bit版Windowsのドライバしかない)というトラブルがあったが、USBのWiFiデバイスを一時的に使ってインターネットに接続し、なんとかなった。

一度システムをWindowsがオンラインで認識してくれると、その後再インストールしても、何もしなくてもライセンスが引き継がれるはずだ。この後、Windows10の入ったSATAのSSDは外して、64bit版Windowsをダウンロードして、NVMeのSSDにインストール(インストールデバイスはDVDで実施)して、とりあえず新PC構築のスタートとなった。各種ソフトの再インストールやらなにやらこまごましたものがあるのだが、今までのメインPCからライセンス上問題なく引き継げるもの、引き継げないものなど、色々ある。 しまったと思ったのがウィルス対策ソフトのウィルスセキュリティゼロ。以前はこのソフト、ライセンスを次のPCに引き継ぐことができてたのだが、Windows10になってからそこが変更になり、ライセンスの移動ができなくなってしまっていた。今回は色々面倒だったこともあり、新たに追加ライセンスで購入したのだが、たぶん、コレはシステムの再インストールとかしたら使えなくなる(と思う)ので、今後を考えると、複数台をまとめてESETとかにした方がリーズナブルだったかもしれない。ま、次の時だな。次。

SSDはCrucialの NVMeにしたので、マザーボード直付けとなって簡単?なのだが、HDDはついでだから…と、何故かWDのBlue。6TBを買ってしまっていた(^^;。まぁ1万円ちょいなんで、余裕のあるストレージにしたかったのだ。ただ、フォーマットで苦労てしまった。普通に「論理フォーマット」しても今時のHDDだから早くできるでしょ。と勝手な思い込みでフォーマットをポチリ。んが、なかなか進まない。1%進むのに6〜7分かかる気配だ。結局、その日はあきらめて何の作業もできずに一晩フォーマットをさせていたとさ…。

同様に、元のPCからデータの移行をするのにも苦労した。フォルダの属性(日付とか)も含めてバックアップ的にコピーできるツールの手ごろなのが見つけられていないので(以前は「拡張コピー」が便利だった…)、よく言われている「Robocopy」を使ったのだ。オプションを打ち込んだりするのが若干面倒だが、とりあえずデータフォルダーをフルバックアップする分にはさほど困らない。先日TV用に買ったポータブルHDDの2TBがあって、それにフルバックアップすることにした。(実はTVには2TBもいらん、ということが判明したので、TVには別の1.5TBの3.5インチを使用中)。が、やっぱり2.5インチHDDへの書き込みは時間がかかる。こちらも結局一晩を要してしまった(^^;。しかも、一部のフォルダ内は、Robocopyのオプションが足りなかったのか(実際にはバグ?原因は不明)、コピーしたファイルの日付がその日になっていたりして、コピーし直しが必要だったりした。

このほかにも色々あって話題には事欠かないのだが、とりあえずパワーアップPCへの移行は(ほぼ)完了。後は時々使うソフトのセットアップを、その時に応じて徐々に進めている。5年も使っていたシステムなんで、たまーに使ってたフリーソフトとかが色々あったりする(^^;

で、パワーアップした効果は…実はまだそれほどは実感していない。スレッドが6つ走っていて感動するとかはあるのだが、一番感動したのは先日行ったZoom会議だろうか。「あ!バーチャル背景が使える!しかも動画も!」。まぁ、このためにPCをパワーアップしたようなもんだから、面目躍如だ。

後は、それまでOSを入れていたSSDをテンポラリーディスクとして活用しているので、各種画像編集とかが爆速になっていたりする。画像処理の時間がそこそこ短くなるのはいいことだ。この辺は今までのシステムでもドライブを有効活用すればそれなりにできたはずなので、まだ改善の余地はあるのかもしれない。とにかく、せっかくパワーアップしたPCなんで、どんどん使っていこう。そのためには…

そして…最後の?ポチったものが届いたのであった…


壊れる前に更新、ディスプレイ BenQ デザイナーズ モニター ディスプレイ PD2700Q

DELLの24インチ(左)と比べてみた。そーんなには違わない。ピンボケなのは画面が黒くてAFが効かなかった
DELLの24インチ(左)と比べてみた。そーんなには違わない。ピンボケなのは画面が黒くてAFが効かなかったからだ(^^;

2020年8月、ようやく新しいデスクトップマシンが動き始めた頃、一つの決意を固めて注文していた。PC用ディスプレイである。これまで使ってきたPC用ディスプレイは、DELLの2407WFP-HC(WSXGA)だ。

購入したのは2007年のことなので、もう13年も使っていることになる。これまでのディスプレイの寿命から行けば、いつ壊れても不思議ではない。しかも、この時期のディスプレイなので、バックライトはLEDではなくて冷陰極管だ。消費電力や寿命から考えると、そろそろ買い替えを考えとかないとな…と常々思っていたのだ。

当時からすれば、ディスプレイもずいぶんと安価になった。24インチぐらいのフルHDであれば、このDELLより縦方向が少し狭くなるものの、贅沢を言わなければ2万円前後で結構いいのが買えてしまう。しかし、ここまで来たら少しでも今よりもいいものを買いたくなるというのが人間の、いや、PC自作派の性(さが)であろう。

いいディスプレイ=解像度が高くて大きいディスプレイ、というのが普通なので、今買うのならいっそのこと4Kディスプレイという手段もあるのだが、過去のこの辺の記事を見ても、その他4Kディスプレイを導入した話を聞いても、たいてい「デカすぎる」か「細かすぎて見にくい」と言った意見が大半を占める。もちろんメリットもあるのだろうが、現状の使い方だと4K(3,840×2,160ドット)の解像度は、グラフィック側にも負担がかかることや導入コストが高いことを考えると、オーバースペックだろう。

なので、導入するならその間。WQHD(2,560×1,444ドット)の、27インチディスプレイだろうと考えて、以前から少し物色していた。最初に考えたのは同じDELLだが、価格も前機種と同じぐらい。おそらく長く使うだろうから多少高くても色々応用が効くDELLにしといた方がいいのかもしれないが、他のディスプレイが安くなった今、なんだかなぁ、というイメージだ。その他、I・O DATAも考えて、確かに安いのだが、これまたなんだか古い機種みたいで、今一つ食指が動かなかった。で、ネット上を徘徊していて見つけたのが今回のBenQだ。

BenQは、以前は安いディスプレイの代表みたいなイメージだったのだが、ここ2年ほどCP+とかでもよく見かけるし、評判も悪くない。そんな中で、今回のPD2700Qが目に留まった。結局amazonで注文したのだが、同じシリーズでフードの付いた高級タイプや、ゲーミング用のやつ、4Kのヤツとかが一緒になっていて、評価もその辺がごっちゃになっていた。しかも、今回のPD2700Qの評価は限りなく少ない…

少々悩んだが、36千円ほどの安価な設定と、色域が広い、というメーカーの文句に?だまされたつもりで導入してしまった。今買わずして、いつ買うのだー!。ポチっとな。amazonの在庫品だったようで、到着は数日後と迅速。もともと24インチWXGAを使っていたので、並べて比べてみても、大きさ的には「ふうん」と言うレベルだ。DELLの24インチと比べても、「うん、確かに大きさは違うな」というレベルだ。

しかし、そこは24インチと27インチ。しかも極小ベゼルではないため、確実に大きさの差がある。特に奥行きは数センチほど深くなるため、そのままデスクに置いたのでは前に張り出しすぎるのではないかと懸念があった。今使っているデスクは普通の学習机に拡張をほどこしたものだが、それでは奥行きが足りなくなる可能性が懸念されたため、もう1列、更に奥行きを拡張した。実は拡張時にこの時と同じようにケーブルの通り道に四苦八苦したのは秘密だ。

実際に机に置いてみた。スタートバー(右端)や、キーボードと大きさを比べて巨大さを想像してみてほしい
実際に机に置いてみた。スタートバー(右端)や、キーボードと大きさを比べて巨大さを想像してみてほしい

27インチなので幅も高さも大きくなった。購入前に懸念していたのはディスプレイスタンドで、どこまで低くできるか?、ということで、今のDELLが限りなく低くできるのに比べたら高くなって使いにくいかな?…と思ってたのだが、実はかなり低くできて、最低にすると、ディスプレイ発光部で机から6cmほど。ベゼルが2cmちょいあることを考えると、十分低くできている。

左右も、机の左側が少し余裕があったのでそちらに張り出す形で設置すれば、なんとか「ちょい圧迫感があるかな」程度で済んでいる。しかし、スピーカーの位置やそのほか机上のあれこれを考えると、もうギリギリである。31インチとか買った日には、置き場所が無い(^^;

ここまでギリギリになったのはいいのだが、一つ誤算があった。操作ボタンが右ベゼルの「裏」にあるのだ。一度設定してしまえば、そんなにしょっちゅういじるものではないのだが、ディスプレイの右側ギリギリに物を置いてるので、操作するたびにそれをどかさないとまともに使えないのだ。しかも、その操作性はすこぶる悪い。ここだけは不満だ。多少デザインが悪くても、フロントにボタンがあった方が便利だった。

ピボット機能もあるが、これだけデカイと、普通にぐるぐる回せる人は、よほど部屋が広いとかでないと無理な気がする。私の場合は一度セットしたら二度と回したくは無い(^^;。入出力端子としては、HDMI、ディスプレイポート(DP)、miniDP、音声入力(スピーカーが内蔵されている)、USB2.0のINx1とOUTx2がある。miniDPの存在が微妙なのだが、これはノートPCとかを繋ぐことを想定しているのだろうか?。DPはディジーチェーンができるので、その辺の2ポートのうちの一つをminiにしてあるのかもしれない。個人的には、こんなの付けるぐらいだったらHDMIをもう一系統付けてくれ、とも思う。

PCとの接続ケーブルとして、HDMIと、miniDP=>DPケーブルが付いてるので、後者を使ってPCと接続することにした。汎用的なDPポートは空けておく作戦だ。多分使わないけど(^^;。HDMIもあるので、ここにはとりあえずケーブルを刺しておいて、外からすぐにアクセスできるようにしておいた。

コネクタ類はそれほど多くない。DP以外では、入力コネクタはHDMIだけだ(音声入力はある)。USB-HUB機能があるのでとりあえず使える
コネクタ類はそれほど多くない。DP以外では、入力コネクタはHDMIだけだ(音声入力はある)。USB-HUB機能があるのでとりあえず使える

で、USB HUB機能がせっかくついてるので、ここにキーボードとマウスを繋げると割とスッキリするに違いない、と思ってやってみた。が、ディスプレイが省電力モードに入るとHUB機能もスッキリ切られてしまうので、マウスもキーボードも機能しなくなってしまう…すなわち、マウスを動かすとか何かキーを押すということによる省電力モードからの復帰できなくなってしまうのだ。これはさすがに致命的。

なので、キーボードはPCから直でつないで、マウスとWebマイクはこのディルプレイHUBから取るようにしてみた。とりあえずはなんとかなっている。以前のDELLディスプレイでは、途中でこのHUB機能だけが死んだりしてたので、ちょっと気にはしている。死ぬなよ。

後は、本体のディスプレイ。今のところドット抜けとかの不具合らしきものは出ていない。使ってみても「おお、さすがにWQHDは広いぜ!今まで通りにウィンドウを配置しても余る!顔を少し動かさないと全部見渡せない!」と感動するレベルで広い。27インチということも相まって広々使える!。色域も、たぶんしっかりしているのだと思うが、そもそもそれほど厳密な使い方はしていないので、今のところ気にならない。明るくてくっきり見えるのは間違いない。

…が、人は慣れるものである。財布の金とHDDの容量は、あればあるだけ必ず使い切ってしまうと良く言われるように(…言われてるのか?)、ディスプレイの広さもまた同様、広ければ広いだけウィンドウを広げて配置し、結局今まで通り「あれ?ここ重なるな、もうちょっと広くしたいな…」などと思っている自分がいるのだ。まぁ、これ以上は広げられないのだが…。

とりあえず、このディスプレイをもって、2020年のPCパワーアップはひと段落となった。後はWeb会議用のWebカメラとか、専用マイクとかも導入したのだが、あまりに小物なんで、また時間があったら紹介する、ということにしておこう。

…まてよ、マイクはトラブルあったんだよなぁ…。



Web会議用のマイクで迷走〜その1〜

最終的には壊れてしまったが、まぁコスパは悪くないマイク
3千円ほどで購入できたデスクスタンド型マイク。割と便利に使えたが、最終的には故障(涙
2021年4月、トラブルが起きるときは起きるものである。それまで便利に使っていたWeb会議用のマイクが故障してしまったのだ。そこで、色々検討して使えそうなものを見つけてしまったので、何回かに分けてその辺の経緯を紹介してみたい。

事の発端は、2020年の春、自宅からWeb会議をするようになった時だ。PCのスペックが足りなくてパワーアップしてしまったのは既に紹介したとおりだし、Webカメラに一眼レフカメラを使うようになったのもこの時からだ。これで、PCとカメラはそこそこのレベルで使えるようになっていた。

しかし、問題になったのは、マイクの状況である。そもそもそれまでWeb会議なんかしたことも無かったので専用のマイク等は全然用意していなかったのだ。今まで音声入力っぽい事をするのは、デジカメで動画を撮影して、その時に結果として周辺の音が入力されていた、というレベルだった。マイクをわざわざ用意することも無かったのだ。

しかし、Web会議をしようとすると、ノイズの少ないマイクが必要になった。なんとかせねばならない。でも、実は身の回りに意外とマイクは用意されているのだ。まぁ落ち着け。改めてマイクが内蔵されているものを見てみよう。

ノートPC内蔵   :これはそのまま使えるが、デスクトップで会議したい
昔からの録音マイク:音が小さすぎて使えず
Bluetooshイヤホン:これも音が小さい。接続がやや面倒
スマホ     :使えるはずだが、ノートPCより小さい画面でWeb会議はイヤだ
ビデオカメラ  :PCに接続できれば使えるかもしれないが、この時はアダプタがない
デジカメ    :Canon Webcamソフトで映像は撮れるが音は転送できない

いや実際Bluetoothのイヤホンは複数あったりするのだが、デスクトップに繋ぎ直すのは面倒だし、古いのは実際音がいまいちだったりしてうまく使えなかった。その昔ながらのステレオマイク(録音のウォークマン(カセット)やMDで使っていた外付けのマイクが二つほどあったのだが、こうしたマイクを接続してもとにかく音が小さいのだ。

これはいかん、もっと手軽にしっかりした音声を接続したい。amazonにて色々調べてみたのだが、デスクトップに置く3000円ぐらいの手ごろなUSBコンデンサーマイク(本当にコンデンサーマイクかどうかは不明)がいくつかある。今回導入したのはボリュームが付いていて3千円ほどのZENLO USBマイクだ。(リンク先はamazon商品ページなので、必ずしも存在するとは限りません)

しかあし。これだけではダメだった。やはりマイク入力が小さすぎる。結局PCの入力レベルを上げてやるしかないのだ。Windows10の設定のシステム−サウンドで、入力のマイクのブースト設定があれば、そこを+10dBとかブーストしてやれば改善することがあるらしいのだが、自分の場合は旧PCでも新PCでもブーストはできなかった(実はAMDのツールがあってそちらでできそうだ、というのは後で知った)。ではどうするか?便利なフリーソフトがある。Equalizer APOというソフトだ。これは、Windowsのシステムの間に入って、入出力のレベルを上げたり下げたりイコライジングしたりできるソフトらしい

使い方は若干面倒なのだが、今回はとにかくマイク入力のレベルを上げたいので、設定ソフトで入力側をチェックして、周波数にこだわらずとにかく全部のレベルをマックスまで上げる設定にしておいた。これを実施して、ようやくUSBマイクが普通に聞こえるレベルになった。ふううううぅ。

バラしてみたけど原因は分からず
爆音ノイズが出るようになったのでバラしてみて確認してみたけど、電気的な知識もさほど無いので原因は分からず。単純な接触不良とかではなさそう
ということで、なんとか便利にUSBマイクが使えるようになった。多少かさばるが、USBA-Bのケーブルを机に出しておけば、必要に応じてマイクをそこに接続して置けば、Web会議で使う分には全く問題なく聞こえることが分かった。更に、ギガントを紹介する動画でもちゃんと使えた。これは助かった。ただ、ボリュームは付いているものの、このボリュームそのものはあまり役に立たず、ほぼMAXで使うしかないというものだった。

ところが、問題は起きるものである。この便利に使えていたマイクが、1年ほど経った春頃、ゴネるようになった。Web会議中に時折、全く先方に聞こえなくなるのだ。変だな、と思ってたら、どうやらWeb会議ソフトの騒音カット機能が働いていることが分かった。すなわち、爆音の騒音(ノイズ)が常に出ていて声が入力されてもほぼ聞こえないレベルになってしまっていたのだ。

これが常に起こるのではなく、時々ノイズが乗る、ということが起きていたらしいのだが、次第にひどくなって…そして最後は常にノイズが出るようになってしまった。バラして接触確認などもしてみたが改善せず。ほぼ壊れてしまったようだ…(涙)

つづく


 
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