玄の館パソコンの部屋〜富士通 FMV-V LIFEBOOK WU2 その2

令和のノートPC 富士通 FM-V LIFEBOOK UHシリーズ WU2
<=導入編 玄の館トップページに戻る パソコンの部屋に戻る
2021年、令和3年の夏に導入した新しいノートパソコンFMV LIFEBOOK WU2だが、軽くて処理がそこそこ速くて、電池もそれなりに持つので非常に重宝している。問題なのは新型コロナのせいで外出して使うという用途が恐ろしく減ってしまったことぐらいだ。外出先で長時間使うとなると、やはり問題になるのは電源関係なのだが、最近のPCはUSB-TypeCで便利に使える。その辺を少しまとめてみた。
別で導入したコンパクトなACアダプターと、PD対応モバイルバッテリー。ACアダプタはこれだけでスマホやモバイルバッテリー全てに対応できる
|
イマドキのノートPCの電源事情
2022年3月26日(導入2021年9月)
2021年9月に導入したFM-V LIFEBOOK WU2だが、令和のPCならでは、の特徴がいくつかある。特に電源周りがスマートになっていて、色々感心してしまったというか、今時のノートPCはみんなこんな風になっているようだ。
|
こんな風に、というのは電源が丸コネクタや、専用のコネクタではなく、USB Type-Cの形状となっている。ACアダプタも、普通に19Vとかを供給するものではなく、PD(Power Delivery)対応のUSB TypeCアダプタとなっている。付属のACアダプタ(というか、PD対応アダプタ)は45Wとなっており、同等の品であればサードパーティー製だろうが、他のPCメーカーの製品だろうが何だろうが、同じように使えるという事だ。これは実際、相当便利になりそうだ。
|
これとは別に、外付けのバッテリーも付けることができる。PD対応のモバイルバッテリーはまだそれほど多くは無いが、次第に数が増えている。60W対応のものが融通が利くが、とりあえず45W対応ならOKなはずだし、電源OFFなら、もっと小さな容量のものでも充電だけならできるかもしれない。
|
今回はVEEKTOMXのVT202-JPというPD対応のモバイルバッテリーを買ってみた。5千円ほどで、400g以下、ポート1のIN/OUTなら60W対応、ポート2のOUTなら18W対応だが、両方でFMVに充電できることを確認している(※18Wの方は電源OFFの時のみ)。一方、少し前に購入したシリコンパワーの20W対応のバッテリーだと、FMVには残念ながら充電できなかった。この辺、PDの仕様や各メーカーの状況によって充電できたりできなかったりはあるようだが、出力に余裕があれば、十分充電できそうなので、とにかく選択肢が広がっているのはいいことだ。
|
後は外付けのPDのモバイルバッテリーで、合計どれぐらいの時間運用できるかが気になる。どこかで試してみたいとも思う。
|
また、このバッテリーは(シリコンパワーのもそうだが)PDの出力で12Vにも対応しているので、トリガーケーブルを使えば天体望遠鏡の電源としても使える(※PDの規格としては、12Vは必須では無いので、機種によっては12V対応していないものもある。例えば、Anker製のものはほとんど12Vに対応していない)。便利な世の中になったもんだ。 |
さて、FM-V側のこのTypeCコネクタ、電源供給だけでなく、ディスプレイ出力や、USB出力も兼ねている。最近顕著に増えているのがこれを利用したポートリプリケーターだ。サードパーティー製のものが多く出ていて、先のUSB-TypeCの電源供給をしてやれば、PCへの電源供給の他、LAN、HDMI、USB、サウンドその他と、多種多様なインターフェイスが内蔵されているものが出ている。しかも数千円で、だ。
|
今のところディスプレイに接続して使うことも無いので私の場合はそこまでの需要は無いが、そもそものCPUやメモリ、そして今回ストレージも2TBにしたということもあり、ちょっと前のデスクトップPC並みの性能を得ているイメージなので、使い方によってはこのドッキングステーションをうまく使って、普段使いのデスクトップと一体化した使用方法も考えられる。今はデスクトップPCのストレージが結構大きいのを使っているのですぐに…というわけにはいかないが、この辺、ストレージシステムだけをうまく切り離せれば、デスクトップPCは不要になるんぢゃないかと…。時代は変わってきている…。令和だし(^^;
|
さて、ついでにキーボードやタッチパッドの使い勝手も追加して置こう。
実はキーボードは側面が透明になっている。ので「おお、これはバックライトキーボードか?」と期待したのだがさにあらず。単に透明になっているだけで、特段光るわけではない。真っ暗闇だと左側のSHIFTキーぐらいは電源ランプで少し照らされそうだが、そこまで。まぁ、ディスプレイが点灯していれば真っ暗闇でもなんとかわかる。キータッチそのものはそれほど長時間タイプしたりしていないのでまだ不明だが、比較的好感触なタッチなのと、本体幅全体に広がったゆったりしたキーボードなので、使いやすいのは確かだ。外出とかで長時間使うことがまだ無いのが残念なぐらいだ。
|
タッチパッドは今時の標準的なものだが、ボタンは最近では少し珍しくなったセパレートタイプだ。これはいい。タッチパッドをタップしてもクリックとして認識してくれるユーティリティも付いているので、そうした使い方もできるが、それでも独立したボタンというのはしっかりクリックできるし、クリック時にカーソルが不意に動くことが少ないので、使っていて安心できる。
|
とにかく新型コロナの関係で外出時にPCを使う環境がなかなか無くなったので、ちょっとさみしい状況にはなっているが、そのうちガッツリ使ってやりたいPCになった。前回のVAIO Proが9年も使ったが、今回も、がんばってそれぐらいは使ってやりたい気もする。さてさて。
|
<=導入編 玄の館トップページに戻る パソコンの部屋に戻る