玄の館パソコンの部屋〜富士通 FMV-V LIFEBOOK WU2 その1 inserted by FC2 system
気が付くと新しくノートPCを買うのは8年ぶりだったりする

令和のノートPC 富士通 FM-V LIFEBOOK UHシリーズ WU2

富士通 FM-V LIFEBOOK WU2 導入編


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2021年、令和3年の夏。少し困ったことが起きた。それまでWeb会議とかで使っていた古いノートPC、VAIO Sで、ついにディスプレイの写りが悪くなってしまったのだ。これはもう寿命だろう、ということで、このラフに扱う?ノートPCとしては VAIO PROに譲り、メインのノートPCとして、イマドキの新しいPCを導入することにした。


イマドキのノートPCを検討してみる  2021年12月27日(導入2021年9月)

2021年8月、困ったことが起きた。それまでWeb会議とかで使っていた古いノートPC、VAIO Sがついに寿命を迎えたらしいのだ。まぁ、導入は2012年の夏だから、もう9年も使っていることになる。使用頻度はそれほど多くないものの、これはこれで意外と便利に使えていただけに少し慌てた。症状としては液晶ディスプレイの表示がおかしくなり、ノイズまみれで時折画像がノイズの向こうにかろうじて見える…という状況だ。リブートしたりしていると、時々正常に使えたりするものの、このままではちょっと使えない…という状況だ。
例によって片手で持てるぐらい十分軽い 例によって片手で持てるぐらいに十分軽い。これで13.3インチディスプレイなのだから、使い勝手は良い。
このVAIO S、CPUは Core i5(2.5-3.1GHz)、メモリー8GBで、ストレージは1TBのSSD(SATA)に変換してあるし、OSもWindows10にしてあるので、そんなに使い勝手は悪くない。重いソフトを使ったりしない限りは十分使えるスペックだし、バッテリーも意外と持っているのでもうちょっと使いたかったりした。しかし、ディスプレイがここまで死んでいるとなるともうヤバイでしょう、ということでお蔵入りとした(実は、後ほど復活している…)
さて、問題は次なるノートPCだ。せっかくなので、令和の時代の新しいノートPCを購入したい。使用目的としてはWeb会議もあるが、どちらかというと外出で使ったり、天体写真撮影時にCMOSやオートガイドのコントローラーとして使うことも想定している。できるだけ軽く、かつバッテリーの持ちがいいものにしたい。例によってVAIOシリーズにする、という選択肢もあるが、これまで4台もVAIOを使ってきた経験から、液晶画面がある程度までしか開かないVAIOは、特定の環境で天井の反射光を避けられず、使い勝手が悪い事もあったのでちょっと遠慮したい。また、SONYがVAIOを一度手放してから後、使い勝手が良くてリーズナブルな機種、というのが少なくなってしまったので、今回はVAIOは選ばないことにした。

では他に気になっている機種としては…ひとつはNECのLAVIE、もうひとつはDynabookのGシリーズ、そしてThinkPad Carbon…。いやひとつじゃないんかい(^^;。ただ、最終的に選んだのは富士通のFM-V UHシリーズだ。

最近のモバイルPCであれば、それほど性能の大きな差は無いかもしれないが、違いが出るのは重さと価格になる。それぞれ1kgを切っているので、普通に使うには十分軽量ではある。
ちなみに、比較一覧としては、PC-Watchのこのページ(【2021年春版】1kg切りモバイルノートおすすめ14機種)なんかが結構参考になる。
もっとも、最近のノートPCはカスタマイズして通販で買うのが当たり前になってきているので、この辺の価格やそれぞれの性能というのは半分当てにならない。それぞれの価格帯と、重量やキーボードの形状、インターフェイスなんかを比較してみて…というところだ。それぞれ特徴はあるものの、恐らく性能的にはさほど不満は出ないだろうと見ていた。ただ、違いが出るのは重量とキーボードだ。なんといっても富士通のLIFEBOOK UH-X/E3の634gというのが突出して軽い。既に10インチタブレット並みの軽さになっている。

もっとも、この634gというのは「超軽量スペシャル」みたいな感じで、専用機種になっていてバッテリーも25Whのみで増設は選択できない。電池寿命をできるだけ伸ばしたい自分としては、この軽い筐体に50Whのバッテリーを積んで軽く長く使いたいところだ。まぁ、その他の機種も色々比較して、結局値段、重量、バッテリー容量、そしてカスタマイズ性などを比較して、最終的に富士通 LIFEBOOK UHシリーズのWU2に落ち着いた。50Whのバッテリーが選択可能で、それでも800g台の軽さを誇る。

もう一つの購入オプションとして、最近はPCの更新頻度も減ってきて、性能がアップする時間も長くなってきているので、安く上げるなら中古を物色するという手もある。ただ、今回探した限りでは今一つスペック等が合致しない上、思ったほどは安くならなかったので、あまりケチらずにカスタムメイドで買うことにした。中古で買ってもSSDを増強してたりしたらそこそこ費用もかさむし、機種にもよるが、メモリー増強ができなかったりするとVAIO Proみたいになるかもしれない。そうと決まれば、富士通のWebサイトでカスタムメイドを進めてみた。

OS
OSはこのときデフォルトだったWindows10。当時OSはすぐ(2か月ほど後)にWindows11になるという事だが、今すぐ変更してもソフトの互換性とかで悩む可能性があるので(ほとんど心配ないとは思うが)、少なくともあと5年は困らないだろうWindows10で、すぐ買うことにした。大事なのは、欲しい時に買う事だ(^^;

Home/Proの違いは、個人で使う分にはリモートデスクトップとかに手を出さない限り差は少ない。+7,000円は安くは無いのでHomeとした。続いてCPU。CPUは基準がCorei3となっている。2コア4スレッドなので、このままだとZoomのバーチャル背景とかを有効にする4コアの条件に合致しない。ここは4コア8スレッド4.2GHzのCorei5とした。+18,000円。Corei7にすると最大が4.7GHzになって+34,000円。このレベルなら性能はそんなに変わらないイメージなので(実際は少し変わるかも)Corei5までとした。

メモリ
メモリは標準が4GBだが、さすがにこれは足りなくなるだろう。8GBで+9,900円、16GBで21,700円だが、ここは頑張って16GBにしておくべきだと判断した。32GBもあるが、+57,300と、それなりに高くなるのと、ノートPCでは当面そこまで使用しないだろう、ということでパス。後から増設できないのがちょっと不満だが、今はオンボードが主流なので、これが普通だ。16GBなら当面は困らないだろう。

ストレージ
ストレージは標準が125GB。昨年VAIO Proも増強したぐらいで、今これだと足りないのは明らか。ただ、256GBで+15,400円、512GBで31,400円、1TBだと+70,400円と、どんだけ高級なSSDを入れるんだよ、という感じになっている。ちなみにリストには2TBもあるが、+99,000となっている。容量を考えると、最低512GB、できれば1TBを入れたいが、+7万円の価格では躊躇する。幸い、LIFEBOOKはメンテナンスのしやすい筐体になっているようなので、探せばWeb上にもSSDの交換事例が結構ある。買っていきなり交換かよ、というのはあるが、自分で交換するのを前提に、標準の128GBSSDとした。amazonで買えばMVMe SSDの2TBでも、3万円以下である。512GBのオプションを購入したと思って2TBに改造してしまおう。

バッテリー
内蔵バッテリーは標準の25Whと、増量の50Whがある。FMVを選んだ理由の一つにこの50Whバッテリーがあるので、当然それを選ぶ。+4,500円なのでそこそこリーズナブル、と言っておこう。バッテリー容量増加の分、重量も+200gほどとなるが、そこはトレードオフだ。

本体カラー・キーボード
カラーは、ピクトブラック(黒)、シルバーホワイト(白)、ガーネットレッド(赤)とある。白(シルバー)は以前キーボードの反射で見えにくかったことがあり、避けたい色だ。と、ここでオプションの値段を見て驚いた。なんと、いずれの色も追加は不要だ。え?なに?無料で色変更できるの?それなら赤いってみようかー。ということで、何を血迷ったか赤(ガーネットレッド)を注文してしまった。赤いからと言って3倍速いわけでもないし、まぁ、キーボードも白とかシルバーで無ければ、そこそこ大丈夫だろうという判断だ。

日本語配列かななし表記(+2,500円)もあるが、そこまでこだわらないのでこれは標準キーボードとした。ちなみに、富士通のキーボードは、過去に「史上最低のキーボード?」と言われた時期があるらしい。(PC Watch 前編 後編
それを徹底的に改善したものらしいので、かなり良くなっている気配はする。なにせ自信があるのか、単体キーボードとして企画しているぐらいだ。(※リンク先は企画記事なので、切れているかもしれません)

オプション・価格
カスタムページの下の方にはオプションのセレクトがズラズラとあるが、ソフトやその他ケーブル・マウス等は特に必要ではないので、全てスルー。Officeソフトが欲しくなるかもしれないが、選ばなかった。実はこの後、MS-365を契約することになるので、これは正解だったとしておこう。一通りセレクトして、最後に割引クーポンが3,000円あるので、これを適用すると、合計金額は13.5万円ほどとなった。ディスプレイは13.3インチのフルHD。今時のPCとして安いというわけではないが、比較的リーズナブルな価格となったといえよう。 (実際には、後でストレージに2TBのSSDを追加購入したので、+3万円で、17万円ほどになっている。性能から言えばまぁ、こんなもんだ)

VAIO Proと並べてみる。そーんなに違わない気がするが、ディスプレイは一回り大きい VAIO Proと比べてみる。こうやって並べてもそんなに違いはなさそうに見えるが、ディスプレイは一回り大きい。キーボードも一回り以上広くて、打ちやすそうな感じはする。何と言っても性能はだいぶ違う。
ポチッとして注文リストを見てみると、注文結果は、UHシリーズなのかもしれないが、型番はWU2/E3となっている。(「LIFEBOOK WU2/E3 軽量モデル(一式)」)

発注は8月末。半導体不足とか言われていたが、昨年度末のひどい状況は改善されているようで、比較的すぐに発送されて、9月に入ってすぐの週末に到着した。運送用の段ボールが製品ケースを兼ねるような簡素なケースだ。最近のスマホやモバイルPCは、ケースそのものは小さいのだが、割と凝った過剰梱包になっていることが多いので、どうせ使わない梱包にお金をかけないのは好感が持てる。まぁ、ワクワク感とはトレードオフだ。

さっそく取り出してみる。軽い!。薄い!。サイズは厚みが後ろが17mm、前が16mmと、VAIO Pro11の後ろが19mm前が14mmとかに比べても均一で、かつ薄い。重量は軽くて846g。VAIO Proが875gで更に画面が11インチでサイズも少し小さかったことを考えると、持った感じはかなり軽い。ただ、最軽量モデルなら600g台が狙えるので、それに比べると軽量モデルの50Wh大容量バッテリーはちょっと重い。まぁ、1kgより150gも軽いのだから十分なんだけどね。

初期設定はマニュアルが付いていて、まずはパスワード無しのローカルアカウントを作った後、Microsoftアカウントに切り替えるように、とある。考えてみたら、なるほどな設定だ。セキュリティとの兼ね合いはあるが、Windows10の設定をうのみにして進めてしまえば、ローカルアカウントが作られないまま進んでしまうので、色々ありそうだ。という事で、「やるな、富士通」と思ったのはここまで。

付属のアプリに関する説明はほとんど無い(これは不親切。せめて電子テキストでいいから、付属ソフトのリストは付けてほしい)のだが、実は結構な数が付属している。ざっと眺めただけでも

・ATOK(Ver.31)
Corel   ・WinDVD Lite
  ・Direct Disc Recorder
  ・PaintShopPro2020 SE
・Cyberlink PowerDirector 16
・Lern to speak English X3
・McAfee Personal Security(3年分)
・いつもアシストふくまろ
・富士通アドバイザー
・筆ぐるめ27
・詐欺ウォール(90日版)

…と、意外と付属していた。という印象だ。ATOKは使えるし、筆ぐるめや、PaintShopProなんかは結構実用的かもしれん。後はOffice系のソフトがあれば普通に使う分にはほとんど困らないんじゃないかと思われる(Web版であれば、MS-Officeは無料で使える)。ただ、自分としては必要そうなものは少ない。動画編集なんかは便利かもしれんが、ノートパソコンの小さい画面で一生懸命編集するのもなぁ、というところだ。ただ、この辺は大きいディスプレイに繋げばいいじゃん、という話も出てくる(^^;

「詐欺ウォール」のセットアップ画面。こいつが詐欺じゃないの?と思わせられる… 「詐欺ウォール」のセットアップ画面。こいつが詐欺じゃないの?と思わせられる画面のクオリティの低さと、やたら出てくる通知画面の怪しさから、早々にアンインストールした…
セキュリティ系として、マカフィーの3年分が付いてくるのは正直ラッキー。何らかのセキュリティソフトは入れたかったので、当面はこれを使ってみようかと思う。ただ、更に付属で「詐欺ウォール90日間」(お試し版?)が付いてくるのはちょっと…。ブラウザプラグイン形式のセキュリティソフトなのだが、各種説明がある前に「プログラムの変更許可ダイアログ」が出たり、タイトルアイコンが、いかにも「素人が簡単に作りました」的なものだったりと、「詐欺ウォール」は詐欺ソフトなんじゃないの?と思わせる雰囲気バリバリなのだ。「詐欺に引っかからない、と思っている人はこれを入れてください」と紹介があるが、そんな人はこんなあやしぃソフトは入れない。90日過ぎたら勝手に課金される、とかだったらまさしく詐欺だ(^^;。更新しろ、課金しろ、とのメッセージも多く出ていたので、早々にアンインストールした。

このほか、ユーザー登録の画面で、やたら「このサービス今お得!サポート必ず入りなさいっっっ!!」的に次から次へと画面が出て、登録が一向に進まず、挙句の果てには登録最終確認画面の名前の上に「サポート申し込み!」の動かせないダイアログが重なり、サポート申し込みのボタンを押さないとそこが見えない(他は見えているので、分かっていれば「確認」のボタンは押せる)という、本当に詐欺まがいの画面で終了だったりする。PCを使うのに慣れていない人だと、「サポートを申し込みしないとパソコンが使い始められない」と勘違いして、申し込みしちゃうよね。富士通のPCを買うのは初めてなので、元の富士通からこうだったのか、Lenovoに入ったからこうなったのかは分からないが、ちょっとひどいな、と思った。



早速SSDを交換  2021年12月28日(導入2021年9月)


さて、やや苦労しながら、詐欺っぽい富士通の強力なプッシュをかわし、なんとか令和ノートPC、富士通FM-V LIFEBOOKの初期設定を完了した。今回初期設定を完了したストレージは、元々付属していた(ストレージオプションとしては)最安値の128GBのSSD。このままでは容量が不足するのは目に見えている。なんせ、OSや付属ソフトがあるため、まっさらの状態で既に半分ほどの容量しか残っていないのだ。バックアップを取ったら、とっとと分解して、別途amazonで購入しておいた大容量ストレージに入れ替えてやろうというわけだ。
内蔵のSSD(下)と購入した2TBのSSD(上) 安価にストレージを増強するため、amazonで購入した2TBのSSD(上)を、内蔵の128GBSSD(下)と交換する。いずれもチップの数がずいぶん少ない。どちらのSSDも、裏面にはチップが一つもない。

バックアップはVAIO Pro12の時に買っておいたBlu-Rayの外付けに入れたのだが、今までのVAIOの様に、専用ユーティリティーを使うようなものと違って、Windowsの標準バックアップシステムを使う。従って、既にログインしてからの情報がバックアップされるため、新品の状態には原則戻せない…のだと思われる(リカバリパーティションもバックアップされるのかどうかは不明)。いずれにしても、このバックアップに思ってたよりも時間が取られた。ディスク1枚に3時間ぐらいかかるのだ。まぁ、USB2.0だから仕方がないか…?(何か違う)。
さて、交換するストレージ容量をどうするか悩んだが、前回購入したノートPC、VAIO Proも7年ほど使って、まだ使えていることを考えると、結構使うだろうな、ということで思い切って最大容量の2TBとした。それでも、MVMeの外部ストレージケースを込みにしても3万円ほどだ。カスタマイズで2TBを買えば10万円するので、価格1/3である。富士通さん、大ストレージ、もう少し安くしてもいいと思いますぜ。

買ったのはいつものW&DのBlue、SN550 MVMe SSD 2TBだ。これを、まずUGREENのM.2 Portable SSD Enclosureというのに入れて、VAIO Proの時と同様にAcronis True Image for Western Digitalをダウンロードして、インストールしてクローンを作成する。

ここまではすんなり行った。容量も少ないし、今度はUSB3.1の高速転送なので、クローンも合計5分ほどで完了。「え?これで終わり?」というぐらいだ。先のWindowsのバックアップの3時間は何だったんだ…。ま、とにかく、SSDへのクローンが終了したら、SSDの交換作業だ。

バッテリーを切り離すためのスイッチホール バッテリーを切り離すためのスイッチとなる穴。ここにピンを刺して電源を切る
ここから先、裏蓋を開けると恐らくメーカー保証が効かなくなるので、良い子は真似しないように。自分で責任を取れるというリスクを取れる人だけがやりましょう。ちなみに、FM-V LIFEBOOK UHシリーズの裏蓋開放作戦の参考となるページはいくつかあるのだが、私はこちらなんかを参考に進めた。それほど難しいものではないので、概要さえ知っておけばなんとかなるレベルだ。

まずはバッテリーを切り離すために、本体裏側、中央のバッテリーマークのあるスイッチをクリップ等の固い棒状のもので10秒ほど押す。ひっくり返して電源ボタンで電源が入らなければOKだ。再度通電するには、ACアダプターを接続してやれば通電となるらしい。
ネジは周囲の辺に各2×4+中央に1、そしてゴム足の角に2なので、合計11本ある。それぞれ結構しっかり締まっているので、ネジ頭をナメないように注意しながら外していく。一般的な注意だが、結構押し付けてネジを回さないといけないので、下に柔らかい布を引くなど、傷をつけないような対策が必要だろう。全部のネジを外して、両奥のゴム足(実際にはプラ?)を外してそこを引っ張れば比較的簡単に外れる。外した底板は、正直「軽っ!」と叫んでしまうぐらい軽くて薄い。でも金属のようだ。

SSDはCPUの下(この場合、フロント側、と言った方が正解か?)にあるが、薄いフィルムでカバーされている。このフィルムは相当に薄くて、何の意味があるかは難しいが、恐らく金属製の底板と絶縁するためのものなのだろう。これを傷つけないようにして、これまた少し硬いSSDの固定ネジを外し、これまた固いスロットからSSDをそっと抜く。気を付けないと引っ張った拍子に飛んでいくかもしれない。

裏蓋を開けた状態。目的のSSDは真ん中上の黒いシートの下だ 裏蓋を開けた状態。目的のSSDは真ん中上の黒いシートの下だ
外したSSDは、SAMSUN製らしい。最初の写真のように、チップがほとんど乗っていないので「あれ?フラッシュメモリはどこ?」と思ってしまうが、シールの下にコントローラとともにあるのだろう。そもそも買った2TBのSSDだってフラッシュメモリーチップはシールの下に二つ見えるだけだ。これで本当に2TBあるのか?なんかすごい時代になってきた。

クローンを終えたWDのSSDを刺して、ねじ止めして、再びカバーを付けて、慎重にネジを締めていく。一度締めた後で、締め忘れが無いかもう一回り増し締めして終了。この辺の裏蓋の開閉作業は、以前相当苦労したVAIO Proとかに比べると簡単で楽だ。やっぱり、こうでなくっちゃね。

電源を繋いで、起動すると、何事も無かったかのようにWindowsが立ち上がった。ここで忘れないうちにアクロニクスのクローンユーティリティをアンインストールしておく。なんか最終的にエラーがでてうまく行かなかったが、見た目は無くなっているので、とりあえず良しとした。後でどこか不具合が出るとか、何かの拍子にレジストリをクリーンアップしてやる必要はあるかもしれない(こういうのは結局トラブルが起きるまで何もしないパターン…)

交換した後のストレージを確認するとストレージは約2TBとなり、ひろびろ〜となった。後はSharpCapとか、PHD2とか、天体写真撮影等で必要なソフトを一通りインストールしていけばOK。令和の時代の新しいPCの出来上がりである。ふうううぅぅぅう。
あ、外した元のSSDは、しばらくバックアップ用として保管した後、問題なければモバイルストレージとして活用するつもりだ。ケースもあるしね。

つづく…
 
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