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デジカメ コンパクトカメラ


 これ1台で全部OK!? Panasonic LUMIX TZ7その1(購入〜使い勝手)



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 2009年4月。この年のPanasonicのデジタルカメラはずいぶんと進歩しているような機種が出てきた。初めてのデジカメを買った頃から、実はPanasonicはかなり気になるメーカーではあった。しかし、色々考慮するとなかなか買うまでは行かず。これまで買えなかったメーカーでもあった。しかし、今回はちょっと様子が違う。

色はブラウン。12倍ズームの割にはコンパクト  
●春の購買意欲●

 時は2009年春。春先には何故か欲しいものがたくさん出てくる。同じくデジカメのE-620、SONYのVAIO TypeP、そしてコンパクトカメラ。本当はμ770SWの代わりになるFT1が欲しかったのだが、実は落として壊れるだろうと言う問題点を配慮して購入した770SWだが、その後一度も落としたという話を聞いていないので、まぁそんなものかもしれない。

 スキーや海に行くときのカメラも欲しいのだが、とりあえず今必要なのは家族が使って手ぶれや失敗の少ないカメラだ。それなら無理に3万円を超えるようなカメラを買わなくても同じくPanasonicのFX40ぐらいを購入しても十分な気もする。これなら2万円前半で購入できる。いい時代になったもんだ。

 んが、どうせコンパクトデジカメを購入するなら自分も使えて面白いものを買いたい。そもそも今年の春モデルはパナソニックががんばっていて、タフスリムなFT1をはじめに、コンパクトな高倍率ズームとしてTZ7を出してきた。

 元祖高倍率コンパクトといえば、OLYMPUSのC-700UZだと思うのだが、普通のコンパクトカメラとさほど変わらない大きさの本体に10倍ズームを搭載してきたパナソニックの第4弾としてのTZ7はなかなか魅力的な製品になっていた。なんといっても厚みが32mmほどしかなく、普通のコンパクトカメラと変わらないレベルになっているのだ。

 この春はこうしたコンパクトな10倍クラスのズームカメラがいくつか発売されていて、OLYMPUSからはμ9000、CanonからもSX200isなんかが出ていて、それぞれに特徴もあって良い感じではある。ただ、SX200isはまだ発売されていないのか、店頭展示が無いし、厚みも5mm以上厚い。画質的にはCanonということもあって期待できるんだけどね。

 対するμ9000はほんの少しだけTZ7より小さくて、フラットな概観は好感も持てる。ただ、いかんせんOLYMPUSのコンパクトカメラはメディアの制限があるのと、μ770SWで画質的に少し疑問を持ってしまっているので今回はパス。となると、必然的に残るのはやはりTZ7になってしまう。後は価格次第というわけだ。

 例によってキタムラのWebで値段を確認して、まぁとにかく現物を見て見よう、と店舗に足を運んだのだが、実際に値段を聞いて見るとWebよりも更に1000円安くなっている(いや実は、後で確認すると同じだったのだが…(^_^;)。既に買う気満々だったため、「これは買わねば」となってしまった。実際には4GBのSDHCカードを付けて35千円程度。最近のコンパクトデジカメとしては少し高い部類になるが、これだけの機能を持っていればまぁ納得できる値段だろう。

 そもそもパナソニックのデジカメというのは、これまで初期のVGAデジカメだった頃から比較的魅力的なものを出してきていて、何度も「うう、余裕があればぜひ欲しい」と思わせるものが多かった。それでもどこか物足りないところがあったり、値段が高かったりと、あこがれるのだけど手に入れるまでは行かない、ということが多かったのだ。今回ついに手に入れることになったのは、なんだか不思議な感じがする。

 色は3色展開。シルバーとブラックと、今回購入したブラウンだ。少し違った色が欲しかったのと、このブラウンだけがマット塗装というちょっと違った雰囲気で、カメラが滑りにくそうだったのでブラックと比較した上でこちらをチョイスした。見方によってはちょっとヘンな色なのだが、これはこれでいい味を出しているといえるだろう。

 良く考えたら、デジカメでシルバーか黒以外の色を購入するのは、2年前に購入したμ770SWだけである。このときも在庫の関係でブラウンを選んだのだが、くしくも同じ色になってしまった。シルバーか黒以外を選ぶようになったのは、好みが変わったから、というよりは、そういうものを選べる時代になった、というべきだろうか。進歩の激しいデジカメも、デザインで選べるようになったのだが、その実、このデジカメは色んな機能満載だったりする。


買ったのはいいけどちょっと小さかったポーチ。でもいいかも  
●緩慢なようで鋭い●

 本体を持ってみると、重くは無いが少しずしっとくる。206g、電池とカードを込みにしても229gというのは胸ポケットに入るぎりぎりの重さといえるだろうし、実際の寸法も厚み33mmというのは胸ポケットに入れる限界に近いかと思う。この大きさ重さになったからこそ購入候補になったのだし、その大きさでこれだけの機能が入っているのはなかなか便利だ。

 絶対的な大きさで言えば近頃のコンパクトカメラで言えばかなり大型の部類に入る。これまでメインで使っていたR7と比べて見ても厚みと幅はかなり大きくなっている。このため、これまで使っていた100円均一のケースではまず入らなくなった。仕方がないのでカメラ店で780円のコンパクトなポーチを買ってきたのだが、縦横の寸法はまず間違いなく入る、と思ってどんぴしゃなのを買ったつもりが、実は厚み的にちょっと無理があって、入らなくは無いけど少し無理が…という状態だった。ただ、これぐらいコンパクトだと腰にぶら下げていてもほとんど違和感がないので、これはこれで便利に使えそうだ。

 実際の操作性は、これまでパナのデジカメをほとんど使ったことが無いということもあって、少し戸惑う部分が多い。まず電源スイッチが完全に物理スイッチになっているのも変。これはこれで電源ONの状態がはっきりするし、手探りでも簡単にスイッチが入るので悪くはない。慣れだけの問題だ。

 ただ、再生と撮影が完全にスライドスイッチで別になっているのはどうかと思う。一時キヤノンのエントリー機種でこの形式があって、撮影と再生がスライドスイッチで切り替えるようになっていた。これはこれで便利なような気もするが、実際には撮影するつもりで電源を入れても、スライドスイッチが再生側になっているて「あれ?」ということがしょっちゅうある。

 更に、撮影後に拡大などの画像チェックをしたいので再生モードにした後、再び撮影に戻る場合にはスライドスイッチを撮影モードに戻さなければならない。リコーやキヤノンの一般的な機種、更には普通の一眼レフデジカメのように「シャッター半押しで即撮影モード」という訳にはいかない。こうした機種を触ってしまうと、やはりR7などのように、電源ONは普通に撮影モード。再生で電源を入れたい場合は再生ボタン長押し、というのが理想的なロジックというような気がする。

 動作は全体的に緩慢な感じがするのだが、決してイライラするようなレベルではない。これは動画撮影を前提にシステムが組まれているためか、とにかく動作音が静かだ、ということに起因するようだ。これまで使っていたR6やR7が恐ろしくうるさいということもあるが(^_^;)、とにかく動作音は静かなので、静かな所で使っても気にすることはまずないだろう。

 実際には電源ONから1枚目の撮影ができるまでの時間は、R7とほとんど差は無い。ただ、ズーミングのスピードは少し遅めのような気がする。12倍もあるのでもっと速くして欲しい気もするが、この辺は操作性との兼ね合いもあるので、無理して速くする必要はないのかもしれない。

 液晶画面は恐ろしく綺麗だ。撮影時は視野角も広く、色んなアングルで撮影するときもほとんど不自由は無い。3型の大型液晶なので裏面はほとんど液晶だけみたいな感じだ。この大きさになると普段使っている液晶保護用のテープの大きさ(高さ)がギリギリなのだが、一応貼る事ができた。保護テープは例によってダイソーの音のしない荷造り100均テープだ。液晶そのものの素性が良いので、反射などに関してもこの保護テープで不満は無い。

ボタン数は少なくシンプルだけど、操作は奥深い。液晶はとにかく綺麗  再生画面にはシャープネスがかなりかかっているようで、PCで再生するよりもかなりはっきりくっきり見えてしまう。普通の写真でも「え、こんなに良く写るんだ!?」と思ってしまうほどだ。HVの動画を撮影しようものなら、ヘタに大画面のTVで再生するより、この液晶画面で見たほうが綺麗に見えるかもしれない。

 ただ、その液晶画面に表示される情報は少しやぼったい。表示拡大をしなくても、各種表示されるアイコンは少し太くて大き目の表示だ。もっと小さく細く表示して、普段の撮影の邪魔にはならない、それでいて必要な情報は見える、という風にして欲しいのだが、そうした設定は無いようで、表示をしてしまうと結構邪魔になる。

 このへんは「きみまろズーム」ということもあるのだろうが、どちらかというと高齢者向けにチューニングしてあるような感じだ。メニューから設定できる項目もそれほど多いわけではなく、まぁ初心者向けかな、と思わせてしまう。

 それでも、右下のQuickメニューボタンから設定できる項目は結構あって、しかもその設定が割りとわかりやすくてやりやすかったりする。露出補正がカーソルキーの上に割り当てられていて、2度押しするとブラケット撮影になったりするのは、もうマニア向けの仕様だろうかと思ってしまう。

 ところが、それでいて、画質設定はほとんどなくて、圧縮率以外は「シャープネス」の設定も無いというのはちょっと不満。結果バリバリにシャープネスがかかった画像しか出せないため、ただでさえノイズの多い、というかモザイクのような絵に余計にノイズが乗ってしまう感じになる。

 まだまだ使いこなせては無いが、要は慣れればなんとかなる範囲で、操作を覚えてしまえばかなり使い勝手はいい感じだ。ただ、モードダイヤルはあちこちで指摘されているように、かなり軽いようで、クリック感はあるものの、ちょっとしたことで回ってしまう。ケースへの出し入れでずれてしまうことも多い。軽いだけでなく、一番はしっこに付いているのでどうしても触ってしまいやすいのだ。位置も含めてもう少しなんとかならなかったかな、という点だろう。

 グリップはレンズの出っ張りにあわせて少し膨らんでいるので、この部分を握るとかなーり安定する。フラッシュ部も右に寄っているので手で塞いでしまいそうにも見えるのだが、実際にはこのグリップがあるので指がかかることはまずないだろう。なかなかいいつくりだ。今回購入したブラウンの色だけは表面がざらついた仕上げになっているので、滑ることも少なく、グリップに関してはかなり良い感じだと思う。12倍ズームの割には比較的軽いこともあり、やっぱり使いやすそうである。




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