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 旗艦参上! OLYMPUS E-3その1(購入〜使い勝手)

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 2008年3月。満を持してついに購入を果たしたデジカメがあった。自分の中では一眼レフシステムを変えるつもりで購入したE-330から約2年。ついに満足できそうなシステムとしてやってきたのはE-3。OLYMPUSのフラッグシップ機であった。はたして、EOSシステムから乗り換えられるだけの実力はあるのか…

貫禄十分、ちょっとデカイOLYMPUSのE-3  
●満を持して購入●

 2008年3月。ついに我が家にOLYMPUSのE-3がやってきた。ここまでの道のりは約1年。OLYMPUSに鞍替えしようとしてからは既に2年が経過しようとしていた。あまり思い出にふけってもいけないのだけど、この1年間の購入に至るまでをちょっとだけ振り返ってみよう。

 2007年の3月。PMAやPIEでE-1後継機として出てきたE-3。当時はE-3という名前ではなかったが、6月にリーク情報とかもあり、おおよそのスペックと名前はほぼ分かっていたりした。で、E-3は10月に発表。11月に発売。かなり待たされた感があったのだけど、この間に色々気持ちを高ぶらせる広告戦略もあって、まんまとOLYMPUSに引っかかってしまったわけだ。

 ただ、2年近く前にCanonのEOS 30Dを買ってしまい、レンズも追加しているのでメインシステムはしっかりEOSになってしまっている。このEOS30Dは画質や使い勝手も比較的満足しているし、画質的にも安心して使えることが多い。やろうと思えばこのままEOS SYSTEMとして充実して行けるところまで来ていた。

 ところが、E-330と併用することに次第に無理が出始めた。E-330は本体も比較的小型で軽いので一眼レフとしては使いやすい方だとは思うが、問題はそこではなくて2台体制とした場合の、レンズやストロボなどのシステムとしての無駄が多くなってしまう点だ。まぁメーカーが違うのだから、考えるとどちらかに集約した方が効率的なのは間違いない。

 EOS SYSTEMはレンズ5本、ストロボやリモートなどを揃えている。このEOS30Dを基準に、EOS KISS DXなどを揃えればかなり効率的な2台体勢が組めるはずだった。だったし、普通の人はそうするべきではないかと今でも思う。我ながら良くやる、というのが正直なところだ。以下はいいわけじみている部分がかなりあるので、よい子の皆さんはまねしないように(^_^;)。

 EOS SYSTEMを更新していく上で、やはり気になったのは現状のトレンド。撮像素子のダスト除去や手ぶれ補正だ。ダスト除去はボディを更新しなければいかんともしがたいし、その効果もE-SYSTEMほど完全ではないようだ。更に、手ぶれ補正はそれなりのレンズを購入していかなければ効果は全く得られない。現状でEOS SYSTEMのレンズは5本あるが、手ぶれ補正が可能なのは1本しかない。今後充実していくつもりなら、それなりにレンズの更新も必要になってしまうことになる。

 これに対して、OLYMPUSのE-SYSTEMだとE-510,E-3は手ぶれ補正内蔵。しかもダスト除去機能は現状ではダントツの性能となっている。問題になるのは連写機能やAF能力などの基礎体力で、この辺はCanonやNikonには及ばない。

 そこで買う気まんまんになってしまったのがE-3な訳だが、E-3はOLYMPUSの中ではフラッグシップ。最高位機種だ。ボディは防塵防滴。ライブビューが可能で液晶はフリーアングルだ。本体はとことん頑丈に作ってあるそうで、話によれば人が踏んでも壊れないし、上から水をかけても大丈夫?、更に液晶なんかはなんらかのひょうしにもげてしまっても撮影は続行できるという。すごいぞ。OLYMPUS(^_^;)。知れば知るほど欲しくなる。しかも、価格は思っていたよりも高かったが、ちょっとがんばれば届く範囲。

 ということで、悩みながらも11月の発売までにはほぼ購入の決意をかためていた。ただ、手元資金の関係もあって実際に使ってみる人の評判や、価格が下がるのを少し待ってみることにした。

3台の「3」揃い。ここまで来るとマニアだよな…  しかぁし、発売1ヶ月が過ぎて更に年が明けても価格はそれほど下がる気配はない。2008年は比較的開催時期が早かったPMAでも新機種の発表はなく、あまり価格は下がらなかった。とりあえず自分の撮影はEOS30DとE-330でほとんど問題なくカバーできているので、この際だからもう少し待ってみようか、という気でいた。そうこうする間にも物欲はたまるたまる(^_^;)。

 結局待った3月。桜が咲く前に手に入れたかったので、物欲は破裂寸前。3月初めにはエントリー機のE-420が発表。少し前には「フラッグシップキャンペーン」も始まっていた。次発売の機種が出ればディスカウントもあるかな、と思っていつものカメラ屋へ。ところが、ほんの少し値引きはあるものの基本は変わらなかった。この時点で通販の安いお店とは1万円以上の開きがあった、というか、発売以来価格が変わっていないのだ。これだと待った意味がほとんど無くて、発売と同時に買っておいた方が幸せになったはずだ。

 あと一週間だけ待ってみよう、とその場はあきらめた。これが実は幸い。実際に1週間待つ間に、下取りがあれば12000円の値引きができるようになった。チャンス到来。結局購入したのはインターネット経由。レンズも発売当初よりは安くなっていて、これまで26万円ほどしていたのが、合計24万円前半で買えた。3ヶ月半まった甲斐があった

 これで一眼レフデジタルカメラは5台目。E-10ちょっと特殊だったので、これを除いても4台目になる。我ながらよくやる。で、今手元にあるのは3台だ。面白いのは今回買ったのがE-3、というわけで1桁機。CanonのはEOS 30Dで、二桁No.。そしてE-330が3桁機種だ。3と30と330。3揃いで大三元〜だ(何か違う気がするが…)。

 自分はコレクターのつもりは無いのだが、この揃いはちょっと気になる。実際にはEOS SYSTEMからE-SYSTEMに乗り換えるつもりでいるので、恐らく将来的にはEOS 30Dは手放すことになると思うが、E-SYSTEMが一揃えするまではしばらくつきあっていくことになると思う。


液晶をひっくり返してもシブイ…  
●プロ機?の印象●

 12-60mmレンズが品切れ気味だったので、届くのにしばらく時間がかかるかな、と思っていたのだが、2008年3月中旬に注文し、1週間経たないうちにレンズもボディも無事に届いた。さっそく持ち帰って試してみる。平日だったので時間も無かったのだが、とりあえず自分の使いやすいように調整するだけでもかなりの時間がかかりそうだった。

 デジタルカメラの進歩と共にとにかく色んな機能が増えてきて、調整やカスタマイズできる操作やパラメーターが多いのだ。あと、ある程度予想はしていたのだが、ずしりと重いボディとレンズには最初閉口した。グリップも必ずしも掴みやすいわけではなく、今まで洗練されていると感じていたEOS30と比較すると、やはり掴みにくい。もっとも、この辺は慣れの面もある。

 まずは親指AFを設定する。E-330の時はライブビューボタンとAF/AELのボタンの位置がかなり悪かったため親指AFをする気になれなかったのだが、E-330以外の機種ではちゃんと握った親指の位置にAF/AELボタンがある。

 このボタンでAFを動作するようにすると、シャッターとAFLを完全に別にできるので、置きピンなどをするときにすごく便利なので、もっぱらこの方式を使っている。そもそもOLYMPUSのZDレンズは全てフルタイムMFが可能なので、この機能を簡単に使える親指AFにしない手は無い(シャッター半押しAFだと、MFした後にシャッター半押ししてしまうと再度AFがかかってしまう)。困るのは他の人に撮影をお願いするとき、シャッターボタンでピントを合わせられないので、元の状態に戻す必要がある、ということぐらいだ。

 ただ、E-3に限らず、E-510等でもOLYMPUSのAEL/AFLボタンは少し奥まった位置にある。かなりグリップを握り込まないと押せない位置だ。この状態で他のボタンを操作しようとすると今度は浅く握り直さなければならない。また、背面ダイヤルがAEL/AFLボタンの真下にあるので、握り方によってはここをいじってしまう。慣れるまでは少し時間がかかったが、慣れてしまうと今度はより深くグリップするようになるので、思いの外安定して構えることができるようになった。そうなると、今度はEOS30DのAELボタンが少し浅く感じてしまう。人間わがままなモノである。

 このほかにもレンズが重いのと関係するが、どうやら左下の出っ張りが邪魔してレンズを支えにくく感じてしまう。このでっぱりはレンズ交換の時とかに持ちやすいように、と作られているようなのだけど、どのように支えるのが良いか、とかの説明が無いのでどのように活用すれば良いのか困ってしまう。説明書でなくても、Webで良いからこの辺の使いこなしを教えて欲しい所だ。

 E-3独特の各種操作ボタンはまだ覚えていないのでなんとも言えないが、比較的使いやすい感じではある。理想は1ボタン1機能だが、ボタン数の限りもあるのでこの辺が落としどころか。1ボタン2機能はEOSでも慣れていたので、さほど苦にはならない。むしろISOボタンが独立していたりしてちょっと意外だったりする。

 問題なのは各ボタンを押して設定を変更しようとした時に、必ず背面液晶がONになってモードが表示されることだ。ファインダーを覗いていればファインダー内にたいていの情報は表示されるし、ファインダーから目を離しても右肩の白黒液晶にも表示される。特にファインダーを覗いているときは目の下がまぶしくなるので、この操作時の液晶表示をOFFにしてしまったにしたいのだけど、現状では設定がなさそうだ。特に暗いシーンでは邪魔になることが考えられるので、設定でOFFにできるとか、何とかして欲しい。液晶を裏返してしまえばいいのだが、ソレはソレで面倒だし…(^^;

 このフリーアングル液晶の関係で各種ボタンが液晶の下に付いている。EOS10D、30D、E-330と液晶の左側にボタンがあることに慣れている身としては少々使いにくいのも事実だ。もっとも、再生ボタンが右親指で押せる位置にあるというのは便利。いちいち両手を使って構え直さなくても再生できるので、ちょっと見たい、又は見せたいというときに便利なのだ。

 見せたい時に便利だな、と思ったのが縦横自動変換。最近のデジカメでは当たり前になりつつある機能のようだけど、縦位置で撮影した画像を、カメラを立てて(液晶を縦位置にして)見せると縦位置(フル画面)で見えるのだ。

 特にポートレート等は縦位置で撮影するし、撮影結果をできるだけ大きな画面で見せたいという場合はこの機能は便利だ。あまり使わないけど三脚で縦位置撮影する場合でも便利になったと思う。この辺は使ったことがないと分からないと思うけど、三脚で縦位置で撮影し、カメラが自動判別して縦変換して再生すると、画面が横向きに再生されて逆に見にくくなってしまうのだ。この辺をカメラが感知してカメラが縦なら再生も縦、としてくれるのは本当に便利だ。

モードダイヤルは無く、ボタン式  
●奥の深い操作系●

 最近のデジタル一眼レフカメラは機能が盛りだくさんになっていて、このE-3も例に漏れず、という所。それぞれの使い勝手を語り出すと、このE-3はそれこそ一晩中でも語れてしまうような気がする。それぐらい一つ一つの操作にうんちくが入っていそうな感じだ。もっとも、これぐらいのクラスの一眼レフデジカメになるとそれぞれに特徴があって、それはそれで語れる事があるかもしれない。

 E-3を使い始めて少しとまどったのが、モードダイヤルが無いことだ。今までの一眼レフカメラでモードダイヤルが無かったカメラは使ったことがなかった。ただ、フィルム時代からのクセで、露出モードはほとんど絞り優先しか使わないこともあり、あまり気にはなっていない。ただ、昔のE-10と少し似ていて、ボタン類が割と多くて覚えるのに少し時間がかかった。使い出して3ヶ月が経っても未だに使い方がよく分かっていないボタンも多くて、まだまだ使いこなし甲斐がありそうだ(^_^;)。

 電源ボタンはEOS30Dと同じような位置にあるのでさほど気にはならないが、E-330と違うのでとっかえひっかえ使っていると少しとまどうこともある。シャッターボタンはE-330やEOSと違って「半押し」のクリック感が無いタイプだ。ブレの心配やそのほか思想はあるのだろうけど、個人的にはクリック感があった方が「今ここで確実に半押ししている!」というのが分かって良いと思っている。特にこのE-3は半押ししてないと速射ができなかったり、全押ししたつもりで2連写してしまったりと、あまりフィーリングは良くない。ボタン位置などは特に気にならないが、この半押しの感覚のなさはなんとかして欲しい点だ。

 他にも使っていて少し気になったのがバッテリーとCFカードの蓋レバーだ。いずれもレバー式で、動かす方向に矢印の表示があるのだが、その位置がレバー(すなわち「取っ手」に当たる部分」)と反対側に付いているため、直感的に絵と同じ方向に動かそうとすると、反対向きにレバーを押してしまうことになる。レバー側に絵が描いてあればそんな心配をする必要が無いはずなのに、なんじゃこれ、使いにくい?と思った。

 が、よく考えてみれば、バッテリーやCFカード蓋などは、あまり不用意に明けてしまっては困る物だ。もしかしたらこの逆方向的なアイコンは、「無意識に開けるとヤバイよ。一呼吸置いてよく考えて開けろよ」というOLYMPUSのメッセージなのかも知れない。たぶん、いやきっとそうだ。むむむ。深い(^_^;)。

CFカードとバッテリーの蓋。支点の反対側に表示があるので、矢印方向とは反対側にレバーを動かすことになる  内蔵ストロボはボタンを押すと「シャキーン」という音とともに立ち上がる。位置も結構高いので少し離れればレンズの影が出ることも少なく、いい感じに調光されるし、ストロボボタンを押しながらダイヤル調整すればストロボの明るさも色々調節できる。これはE-330でもできたと思うのだけど、操作がダイレクトでなかったので試したことがなかった。E-3ならメニューを辿らなくてもボタン一発でできるので色々試してみようかと思ってしまう。ガイドナンバーは13なので本格的に撮影するには外付けが欲しい。多分そのうち導入することになるだろう。

 フリーアングル液晶は便利そうだけど、通常の一眼レフで見える状態から引き出して扱うまでが少々手間。閉じた状態にしておいて使うときに開くという方法もあるが、これまた少し面倒。ライブビューはAF時のロスタイムがE-510等と比較して少ないとはいえ、やはりE-330のAモードとは根本的に異なるため、E-330のAモードを使ってきた身としては使いやすいとは言いにくい。手持ちAF時に絵が見えているかどうかというのは使い勝手に大きく差がある。

 液晶そのものの見え味は暗いところではいいのだけど、明るいところだとあまり見えない。この辺はOLYMPUSのハイパークリスタル液晶全体に言えるようだ。特に直射日光下では全然役に立たないはず…と思ったら、E-3のは半透過液晶的な表示をするので、全く見えなくなることは無いようだ。まぁそれでも「申し訳」程度なので、見にくいのには変わりないのだけど。

 ライブビュー時には11点あるAFポイントが液晶画面にも表示されるのだが、これを消すことができない(なんかこんなの多い…)。普通に使う分にはあまり気にならないのだが、実は白く表示されるのでかなり目立つ。少し暗めの被写体だと、被写体がよく確認できないぐらいで、屋外ならなおさらだ。AFポイントが邪魔でしょうがない。タダでさえ見にくい液晶が余計に見えにくくて、ライブビューの魅力半減になってしまっている。なんとかならんかなぁ。E-330ではあまり気になったことが無いのは、3点だからだろうか?

 周囲の明るさで自動的にバックライトの明るさを変更するしくみは、きわどい明るさの時(室内)で、見る角度によって液晶の明るさがコロコロ変わるので使いにくい。そもそもバックライトの明るさを変えてもあまり変化しないので、この明るさ自動にすると、最大輝度と最小輝度を行ったり来たりしているような印象なのだ。というわけで、結局この機能もOFFにしてしまった。屋内か屋外、必ずどちらかの明るさでしか使わない、というのなら便利かも知れない。

 色々あるが、本当に飽きない機種である。使いこなせば使いこなすほどに答えてくれそうで、使っていてもワクワクする。逆に言えば使いこなすのにやたら時間がかかる訳なのだが、そもそも最近のDSLRは多機能になってきているので、どんな機種を買ってもそれなりに使いこなすには時間がかかる。どうせならワクワク楽しめる方がいいじゃないか。と、一人で納得している。





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