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周辺機器 こだわりの一品


 薄くて7倍 RICOH Caplio R7その1(購入〜使い勝手)

その2(画質比較)

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 2008年2月。Caplio R6を購入してから約1年。色々問題はあったモノの、そこそこ使えているコンパクトカメラを無理に更新する必要性は無かったのだが、そこはホレ、新機種の発売とか、色々あるわけで、実は前々から考えていた懸案事項が…物欲は抑えておくべきものなのか…

2台並べて、さて、色以外に違うところは…??  
●遅れてきた7代目●

 何度も修理に出した末、それなりに満足して使えていたCaplioR6だが、秋には新しい機種であるCaplio R7が発売になっていた。外観はほとんど変わらず、撮像素子が700万画素から800万画素にバージョンアップしているのが主な変更点だけ、の様に思えた。んが、実は中身が大幅に変わっていたらしい。その辺は湊和雄さんのホームページに色々感想が載っていたので参考にさせてもらった。

 R6での画質、特に高感度側に若干の不満を持っていただけに、高感度特性を中心に良くなった感じはしていたのだが、R6を購入して半年、時期的にも買えるものではなかったのでしばらくは指をくわえて見てるしかなかった。そもそも発売直後は高くて手が出ない(でもR6は…?という質問には目をつぶろう(^_^;)。

 が、発売して半年、今度はR7の後継としてR8が発表になった。これまでのRシリーズでは起動/AFの音がかなり不満だったのだが、今度のR8ではレンズユニットが大幅に変更になってこの辺が静かになったらしい。Thisistanakaさんのブログによると、全くといっていいほど無音になったとか。それはそれでうらやましい話だが、価格や重量は大幅にアップしてしまった。

 同時に、R7の売り切りが始まった。最近はこのRシリーズの認知が高まったせいか、店頭でもなかなか値段が下がらない感じがしていたのだが、さすがに新機種が発表になると店頭在庫を払拭する形になるのだろう。行きつけのカメラ屋さんでも店頭展示品がかなり安い値段で出ていたのだ。

 そもそもCaplioR6とR7では、見た目は全然変わらない。カタログ上も違いは画像エンジンの違いとSDHCへの対応ぐらいだろうか。ところが、実際のレビュー記事等を見ていると、前述のようにこの画像エンジンの差がかなり大きいらしく、安くなったらどうしても手に入れておきたくなった。実はR6の身売り先がほとんど決まっていたこともある。

 R8の発表を見て、R8は予想より食指が動かなかったので、ここはひとつ安くなったR7を押さえておいてもいいかな、と思うようになったところで、いつものカメラ屋さんで店頭展示品の処分価格をみてしまった、というわけだ。あーあ(^_^;)。

 展示品処分で最後の1台ということもあって好みのブラックモデルではなくてシルバーモデルだし、店頭展示品なのでロットも古く、ファームウェアもバージョンアップされていないと思われた。更に、恐らく展示時にはそれなりの人々にいじられたであろう。

 が、それだけの人にいじられてもまだきちんと動作するのであればそれなりに丈夫な一品だということだし、外観の問題点も見あたらなかった。価格としては2万円ちょいで、展示品ということを考慮すると、当時の価格としては必ずしも安いという訳ではなかった、が、なんでも下取りで1000円のディスカウント、さらに交渉は続く…。

私:SDカードを付けるとどうなるんですか?(1000円プラスぐらいで1GBを付けて欲しいの意)
店:えーと、メモリーカードは…ちょっと待ってくださいね(と、ワゴンセールを見に行く)コレ(512MBのUltraII)をつけます
私:え?メモリーカードを付けてこの値段(カメラ本体の値段のみ)ですか?
店:そうです。

ちーん。気絶(^_^;)。ふっふっふ。物欲は満足させねばならん。ちなみに、下取りでは例の悲惨な最期をとげたR3を引き取ってもらった。最後の1台ということもあって、購入と同時にその周辺にあったフリップ類も片付けられてしまった。店側としてはこれでR8を迎え入れる準備万端、といことなのだろう。



唯一違う操作部。左がR7  
●使い勝手も改善●

 そそくさと買ってしまったR7だが、ぱっと見た目はR6と差は無い。フロントパネル側はR6の真ん中にあったロゴが下の方に来てしまった。R6の真ん中の方が指のひっかかりがあっていいし、デザイン上のアクセントにもなっていたからいまいちだなぁ、と思っていたのだが、いざ持ってみるとそうでもない。下の方にあった方がしっかり握り混んだときに指の先が当たるので、意外とホールドが良くなったりするのだ。やるな。ただ、デザイン上はやはり真ん中にあった方がカッコイイと思うのは私だけだろうか。

 背面もあまり違いは無いように見えるが、実は操作性が結構違ってたりする。シャッターや電源、ズームレバーなんかはほぼ変わっていないし、シーンモードのスライドスイッチも相変わらずプラッチキーだ。ただ、私の場合だけかも知れないが、R7の方がスライドスイッチが少しだけ軽くて、中央のシーンモードに止めやすい。まぁこの辺は調整次第だとは思う。

 最も大きいのはアジャストボタンが方向キーとして使えるようになったことだ。そのため少し出っ張りが大きくなって、親指を置くスペースが小さくなってホールド性が悪くなりそうな気もするのだが、実際は親指を置くゴムの部分が完全にゴムになり(R6はボツボツ部分だけがゴム)、更に右端が少し盛り上がっているのでR7の方がホールド性が良くなっている。

 その上でアジャストボタンだ。このスティック式のアジャストボタンは一度使ってしまうとクセになる。それぐらい使いやすい。今まではアジャストボタンを押した後で方向キーで色々操作しなければならなかったが、R7はアジャストボタンだけでほぼ終わってしまうのだ。この差は意外と大きかった

 このアジャストボタンの関係で再生ボタンの位置が変わっているのだが、少なくとも私の場合はこれは歓迎すべき位置になった。片手で構えて親指だけで操作できる位置になったからだ。しかも高さはやや扁平になったがボタンそのものの面積を大きくしてあるので非常に押しやすくなったのだ。R7からR6に持ち替えたとき、ほんのちょっとR7を使っただけなのに「ええ?、使いにくい…」と思ってしまったぐらいだ。気にしなければ気にならない範囲かも知れないが、R7の方がさりげなく操作できるのは間違いなさそうだ。

 液晶ディスプレイは数字を見る限り何も変わっていないようだが、見た目はずいぶんと違う。明らかに明るく、彩度が高くなっているように見えるのだ。「見える」というのは同じ物を撮影してもR7の方が彩度高く、というかきちんとした色合いで撮影されるからというのもある。この撮影の能力と再生の能力が同時にパワーアップしているので、同じ物を撮影してもずいぶんとキレイに見えるのだ。

 また、液晶画面での各種文字等の表示が全体的に細いものになった。どちらが見やすいかは微妙なところがあるが、個人的には詳細感のあるR7の方が好みだ。撮影時のアイコン等も少し小さめになってファインダーの邪魔をしにくくなった。だいぶ煮詰められている感じだ。

平らな部分に貼られたシールに思わぬ落とし穴が…  レンズ部は基本的に変わっていないようで、起動/電源OFF時の「んぎゃあをあおん」という大きな音は相変わらずである。新しく発売されたR8では相当改善された、という話もあるのだが、先日カメラ屋で見てみた限りでは「無音」というわけではなく、「かなり小さくなった」というだけで、音はきちんとするし、音を小さくするためか、イメージ的には起動時間がR8の方が間延びして聞こえた。

 R7の話に戻ろう。前回話はしていなかったが、店頭展示品ということで実は一つだけちょっとした問題があった。写真を見てもらえば全ては理解できるかと思うが…。

 こういったコンパクトカメラには、店頭展示用にカメラ本体に機能を明記したシールが貼られていることは良くある。ごくたまにそういったシールを貼ったままデジカメを使っている人も見るが、正直値札を貼ったまま使っているような物で、見ている方が恥ずかしくなってしまう。

 この辺はあくまで展示用であり、シールそのものもすぐはがせるような粘着性の弱いものが使われている…はずである…。んが、店頭展示期間があったせいか、熱がかかったのか、それとも展示品を店員さんが丁寧にアルコール洗浄でもしたせいなのか、そのシールの糊が本体にべっとりと付いてしまっていたのだ。あちゃー。

 アルコールで丁寧に拭いてやれば跡形も無くきれいに剥がれてはくれたのだが、思わぬ所でつまづいて転んでしまったような感じだ。まぁ、こんなこともあるさ、ピヨピヨ(^_^;)。

唯一違う操作部。左がR7  
●似て異なるモノ●

 操作性も含めて、たった1世代だけど思ったより変更点が多いことに気づかされるR7だが、よくよく見てみるとこれまた結構な点で違いが見つかる。こうして2台を使ってみているからこそ違いが分かったりもするのだが、RICOHさんがんばってますな、という感じだ。

 些細な事かもしれないが、R7の終了画面に出てくる「RICOH」の文字が黒背景になった。R6ではほぼ白い背景だったのだ。暗い場所で操作を行う時は黒バックの方が使いやすいので個人的にはR7の変更には好感が持てる。

 そのほか、軽すぎて不評が多かった電池/SD部分のカバーはほんの少しだけ心強くなった。が、この辺も調整の範囲と言われればそうなのかもしれない。当初の予定ではACアダプターを接続可能で、そのためのケーブル通し用ゴムもあるのだが、残念ながらR7用のACアダプターは発売されずじまいとなった。

 このほかにもズームレバーに「高速」と「低速」に変更可能なメニューが付いたのだが、私の場合はあまり差を感じなかった。確かに差はあるのだが、低速でも調整しにくいのは間違いないので、これなら素早いズームアップができる高速にしておいた方が何かと便利な感じであった。まぁR6でかなり慣れていた面もあるかと思う。

 後少し気になったのは、押しやすくなった背面の各種ボタンのアイコンが、ボタン脇のボディではなくてボタンそのものに印字された状態になったことだ。一見すっきりして良くなった様な気もするが、その実シルバーメッキのボタン表面に白い文字で印字してたりするので、さっと見た時に見えないのである。

 ボタンが大きくなったということもあってこうした変更を行ったのだろうけど、それならボタンをメッキなんかせずにもう少しコントラストを付けた形(色)にして欲しいところだ。慣れろと言えばそれまでなんだけど、こうしたコンパクトカメラを使うユーザーで、ボタン配置を覚えるほど積極的に使いまくる人は少数派だろう。自分がその少数派に成る可能性は大いにあるだけど…(^_^;)。

 とにかく購入後色々いじってみよう、ということで以前のSDカードを、フォーマットしないままぶっさして再生画面を見ていたのだが、ここで突然のフリーズ。全く操作を受け付けなくなった。RICOHユーザーならこんなことで慌ててはいけない(^_^;)。仕方なく電池を抜いて10秒程待ってから入れ直し、電源をON/OFFしてみたところ、正常に戻った。まぁフォルダ構造が違うファイルをバシバシ見ていたのである意味仕方ないのかも知れない。

 ただ、R7に限らないが、リコーのコンパクトデジカメは結構な頻度でファームアップが行われていて、だいたい一つの機種で2〜4回ぐらいはファームが更新されているかと思う。今回購入したR7は店頭展示でロットが古いことが予想されたので、バージョンを確認(シーンモードにして下キーを押しながら再生ボタンを長押しして電源ON)してみると、案の定バージョンは1.17。

 リコーのホームページで確認してみると初回のファームアップがVer.1.20ということなので、ホントに最初のファームということになる。バージョンアップをしておくと色々不具合が改善されることが多いので、とにかく最新版に早速バージョンアップしておいた。最新版はVer.1.26。ぱっと見た目に変化は無いのだが、とりあえずは念のため。更に、通常使うSDカードをR7でフォーマットし直して、一安心。今のところそれ以降フリーズは起きていない。普通に使う分には大丈夫だと思う。

 この原稿を書いている3月中旬時点では既にR8が発売されているので、R7は在庫があればラッキーぐらいの製品になっているのだが、もし安く買うことができれば、結構お買い得なのではないかと思う。今回の購入は自分でも良いタイミングだったと思っている。ただ、ボディーカラーが選べなかったのが唯一残念。黒く塗ってしまおうか…ムリ(^^;。

 R6と同じような状態のものも多い。前回説明した起動/AF時の音が大きいのは相変わらずだし、フェイスモードがあるものの、いまひとつ頼りないのは同じだ。R6の時はフェイスモードでストロボを使うと悲惨な状況(だいたいオーバー)になっていたが、R7でどうなるかはまだ実戦チャレンジしていないのでまだ今後の宿題だ。

 7倍ズームや広角28mm等の基本機能は全く変わっていないのでこの辺は妥当な線だろう。あとは絵作りだけど、RICOHのホームページによると「美しさの基準を変えた進化した「Smooth Imaging Engine III」を搭載」とある。CCDも700万画素から800万画素に画素アップしているので、その辺のノイズや画像処理に無理が来てるんじゃないかなぁ、とも思ったのだけど、正直な所いらん心配だった。

というわけで、撮影してみるとその辺がはっきりしてしまった。つづく


その2(画質比較)

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