inserted by FC2 system

周辺機器 こだわりの一品


 薄くて7倍 RICOH Caplio R6その1(購入〜使い勝手)

その2(上がった?性能)

デジカメIndexに戻る  パソコンの部屋に戻る   玄の館トップページに戻る


 2007年3月。そろそろ手軽に使えるコンパクトカメラを更新したくなってきていた。狙っていたのは結構使えていたR3の後継機、R5。殆ど決まっていたのに、そこに出てきたのはフルモデルチェンジを果たしたR6。物欲を抑え切れなかったのは…

S60比。こんなに薄くなるとは思わなかったR6  
●軽薄なコンパクトが欲しい!●

  2007年3月時点で、我が家では2台のコンパクトデジカメを主に使っている。ヨメさん用に以前購入したRICOHのCaplio R3と、自分用のCanon PowerShot S60だ。S60は購入してから2年半が経過したこともあり、進化の早いこのコンパクトカメラの中では少しやぼったい形になってきた。一方、Caplio R3の方は意外と楽しく使えている。画質的にはいまいちな所はあるものの、やはり強力なズームと手軽なコンパクトさは魅力なのだ。

 そもそも、気合を入れた撮影をするなら一眼レフカメラが2台もあるので、旅行やあまり重いものを持ちたくない時は手軽に持ち歩けるカメラが欲しいのも事実だ。S60の500万画素でもCanon画質に不満は少ないのだが、厚みが結構あるので持ち運びには抵抗があった。

 で、リプレースを考えていたのだが、狙っていたのはやはり高倍率ズームでかつ薄型コンパクトなCaplioのRシリーズ。2006年の秋にはR5が出て、この辺でだいたい完成形かな、と思っていたのだが、新しいPCを購入したりで先立つものが苦しかったこともあって購入は見送っていた。そのくせ新しいレンズを買ったりしていたのだが(^_^;)。

 実はRシリーズの他にも、CanonのIXY Digital 900ISを候補に入れていた。機能的には望遠側が少し物足りない事を除けばほぼ満足なのだけど、実際に持ってみるとそのズシリとくる重さを感じたりやたらギラギラしたデザインにちょっと手が出ないでいた。価格的にも苦しいのだけど。顔認識なんかはすごく面白くて便利そうだったのだけどねぇ。

 3月になってからRICOHから新しいR6が発表された。R6が出るのは規定路線だったけど、びっくりしたのはその。てっきりR5と似たような形で、多少改良されるぐらいだと思っていただけに、そのカッコイイフォルムと更に薄くなった形にはぐぐっと来るものがあった。しかも、はやりの顔認識を搭載している。

 ただ、Webで情報を集めてみると気になっていた起動の音はあまり静かになっていないらしいし、顔認識は本当にお遊び程度の能力しかないらしい。それなら、値段的には殆ど処分状態になっているR5と比較するとどうしても高く感じる。下手すると倍ぐらいするんじゃないかと思ってしまう。それなら、今はR5を安く買っておいて、どうしても欲しくなれば半年ほどして値段が下がったところで買うという手もある。今R6だけを買うのとトータル払うお金はあまり変わらない(…はずだった)。

 そもそも、住んでいる地方では新機種が来るのは都心部から少し遅れてからになる場合が多い。まぁR5を買ってしまおう、と思ってR6の発売予定日の翌日、いつものキタムラに行って見た。

 が!、あるぢゃないですか。Caplio R6。しかも、店頭表示価格はR5より1万円高いだけ。まぁ高いと言えば高いのだけど、R5の倍ということは無い。で、よせばいいのにR5とR6を手に取って色々いじってみた。気になっていた起動音はやっぱり変わらない。顔認識もいまいち。しかし、それ以上に気になったのはR5のかったるさ

 家内が使っているR3と後で比較してみて分かったのだが、R6はそれほどレスポンスがずば抜けているわけではなく、R3と同等レベル。それに対して、店頭で比較したR5は起動・終了・ズーミングにおいて一呼吸ずつなにかある。ワンテンポ遅れるのだ。これはちょっとストレスがある。

R3と比べても薄くていいデザイン  更に気になっていたR6のAFの速さもそれほど気にならない。R5までのパッシブAFがなくなった分多少遅いようだけど、明るいところなら気にならない速さだ。それ以上に気になったが、デザイン。

 R5も決して大型ではないのだけど、そのデザインの処理の関係でちょっと厚めに見えてしまう。それに対して、R6では一番薄いところで5mmほど薄くなっているし、そのデザインも流れるような感じで一皮向けて垢抜けた感じだ。正直、かなりカッコイイ。しかも、ブラックだともっとカッコイイ…

 気が付くと、店員さんと購入の相談をしてた。どうやら、気絶していたらしい(笑)。しかも、対象はしっかりR6だ。結局、1GBのSDメモリーを付けて37千円。確かR3やS60を購入したときは5万円ぐらいしていたので、それに比べるとだいぶ安く買えるようになった。メモリーカードがだいぶ安くなったのが大きいけど、カメラ本体も安くなったもんだ。

 というわけで、薄くて7倍(正しくは7.1倍?)ズームのCaplio R6だ。デザイン上の妙もあるけど、この薄さは少なくとも現段階ではちょっと感動ものだ。特に40mmほどの厚みのあるS60から比べると、楽に胸ポケットに入るR6はすごく感動ものだったりする。

 本筋からはあまり関係ないけど、なんか3とか6とかに縁があるような気もする。これまで購入した1ダースのデジカメ(そう、丁度1ダース目なんだな、我ながらよくやる)で、型版に3が付くのがPowerShot350、SANYO MZ3、Caplio R3、OLYMPUS E-330、EOS 30D、と、半分近くになる。これに3の倍数である6を含めると(無理やりだな…)PowerShotS60、そして今回のCaplio R6と、合計7台になって半分を超えてしまうのだ。

 まぁ、縁というよりは「3代目ぐらいになるとカメラとしての完成度が上がってくる」と考えれば、どちらかといえば必然といえるかもしれない。とにかく買ってしまったR6だ。思う存分使いまわしてみたい。

背面。グリップ部は減ったけど結構持ちやすい  
● 良くなった?使い勝手●

 というわけで、ほぼ気絶買いしてしまったR6だが、使い込めば使い込むほどに、よくできていると思える。正確に言えば、「ここが悪い」という点がだいぶ少なくなって、優等生的なカメラになっていると言えるだろう。

 一番気になっていたのは起動時のメカ音。これは正直うるさいままなのだが、その辺はある程度折込済みで購入したのでしょうがない。メカの動作そのものはR3の頃に比べると少し早くなっているようで、起動の音も「んぎゃおあおん」から、「ぎゃおあんー」(最後の「んー」は少し静か)程度にはなっている。あんまし変わらんか(^_^;)。

 当然ズームの音もかなりうるさいのだけど、これまたずいぶんと速くなっている。広角端から望遠端まで1秒ちょいぐらいだろうか。気持ちよく動くのはいいのだけど、微調整は至難の業。

 全体として20ステップ以上の細かさはあるようだけど、本当にそれを全部使おうとすると、広角端からズームレバーを「パチンパチン」とはじくようにしてちょい押し(はじき?)しなければならない。なお、望遠側から広角側に微調整ズームしにくいのは他のコンパクトカメラでも同じ。

ズームレバーはもう一歩。電源はいい感じ  設定を変えればステップズームといって特定の焦点距離に止まるようにできるけど、これだと6〜7ステップしか使えないし、一気に押して望遠端まで持って行ったりできないので逆に不便だ。せっかくズームのステップ幅は細かいのに、使えないのはどーなんだよぉ。

 もう一つ気になっていたのはパッシブAFをやめたAF。これが結構うるさい。R3のパッシブAFも精度的には怪しい所があって、少し暗いところでは結局コントラスト検出をした方が正確だったりしたので、速度としては結局あまり変わらなくなったコントラストのみにしたのだと思うけど、リコーのこのAFは何か違う?

 AFをスタートすると、結構迷うような感じがする、というかピントを合わせるたびに前後に激しく動く。どうやらピントの合う範囲を全てスキャンしてコントラストをチェックして、最終的に一番合っている所に再度移動しているようだ。そのため、必ず?端から端までピントが一度動く。望遠側になるととたんに遅くなるし、マクロにしてもそうなので、違うにしてもかなり近いことをしていると思われる。

 そのため、シャッター半押しでピントを合わせたとき、必ず「ジージー」と大きな音を立てる。屋外ではさほど気にならないし、広角側ではステップ数も省略してあるのか「ジャジャッ」と一瞬で終わるのでさほど気にならないが、静かな屋内、マクロもしくは望遠側で撮影しているとハタ目にはかなりうるさく見えるらしい。撮影している本人は必死でピントを確認して集中しているのでそれほどとは思わないが(^_^;)。

 スタイルが良くなってかつ液晶が大きくなっているのでグリップ部は減少している。ただ、親指が当たる部分ぐらいが最も薄くなっている部分でもあるし、親指の当たるツブツブの滑り止めがゴム製になっているので、しっかり握ったときの安定感はさほど悪くない。

 黒いマットのボディはなかなかいい感じ。前回のR3の発売時は何故ブラックモデルが無いのか不満に思っていたのだけど、しっかり後から追加された。今回は最初から赤モデルも含めて3色展開だ。赤モデルも捨てがたいところはあったのだけど、さすがにちょっとハデすぎるかな、ということで素直にブラックを選んだ。

 レンズ部分もデザインが変更されていて、各段ごとにメッキのリングがあしらわれている。ただ、この辺はギラギラしていてちょっとくどい感じ。個人的には鏡胴も含めて真っ黒にして欲しいところだが、部品の共通化の点もあって難しいところだろう。

ズームレバーはもう一歩。電源はいい感じ  バッテリー/SDカード蓋はバネ式になってずいぶんと質感が上がった。電源周りのボタンもそれらしくスッキリした。前回のR3、というかこのRシリーズのR5までは、決して質感や高級感を求めて購入してはならないカメラだったが、今回のR6は全体的に高級感、とまでは行かなくてもそれなりに所有欲を満たしてくれるデザインや質感にはなっている。

 唯一「これはないだろ」というのはシーンモードやMYモードの切り替えスイッチ。プラッチッキーなスイッチそのものもいまいちだが、それ以上に小さなスライドスイッチなので真ん中の「SCENE」にまともに止められないのだ。

 個体差もあるかもしれないが、私のR6はカメラマーク側が固くて、そこからSCENEにスライドさせようとすると必ずMYまで行ってしまい、そこから慎重に戻してようやくSCENEに行き着く。動画や顔認識など、時々使いそうな機能はここにあるので、もう少し使いやすくして欲しい。この辺は開発期間が足りなかったのかなぁ。

 ただ、その外の部分は改善点が多い。液晶も大きく見やすくなっているし、全体的な質感は悪くない。これなら普通に奥様にもお勧めできますぜ、ダンナ。




その2上がった?性能

デジカメIndexに戻る  パソコンの部屋に戻る  玄の館トップページに戻る