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周辺機器 こだわりの一品


シンプルな高機能 RICOH CapliO R3その2(使える性能)

その1(購入〜使い勝手)

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 2005年11月。成熟してきたコンパクトデジタルカメラ市場に、なお個性を放つ1台が現れた。とにかく今考えられるだけの主要な機能を突っ込んで登場したコンパクト。つい買ってしまったCaplio R3。色々不満な点もあるんだけど、それを吹き飛ばすぐらいの面白さがコイツにはある。その性能を引き出すには、それなりに知識も必要だったりした。

とにかくコンパクトな1台。これだけあれば他は何にもいらない…?  
● 使えるズーム ●
   思わず?買ってしまったCaplio R3だが、買ってからすぐに地元の文化祭とかがあって色々使う機会があった。結構な枚数も撮影したのだけど、やはり便利だったのがコンパクトな本体と高速な動作、そして28mm相当からの広角レンズだった。この辺はまさしくウリの通りで、記録カメラとしては十分すぎる性能だと思う。

 しかし、コイツの本領はやはりその7.1倍ズームにあるだろう。しかも広角側28mm相当からというのがスゴイ。以下の3枚の写真を見てもらえば、もう単純明快、一目瞭然、目落魚鱗、起承転結、焼肉定食、快晴万歳!。さあもう、貴方もこのカメラが欲しくなる〜。か?。

めいっぱいワイド端。28mm相当ならここまで写る 光学テレ端。200mm相当で結構大きく写る。コレでも十分びっくり 更にデジタルズーム3.6倍。すごいぞ。

 とりあえず説明しておこう。左側、最初の写真は最広角側、28mm相当で撮影した近所の電信柱だ。この被写体はS60に8倍単眼鏡を付けて遊んだときにも使ったものだ。広角端で撮影すると結構広い範囲が写る。空が結構入っているけど、これよりも下にアングルを向けると、なーんとなくプライバシーに関わってきそうなので自粛しているだけだ。

 そして真ん中。これだけ寄れるのである。7.1倍。すなわち200mm相当に光学ズームアップして撮影したものがコレ。これだけ寄れればたいていの被写体は満足行く結果が得られる。しかし、使い方によってはもっと面白くなる。デジタルズームだ。デジタルズームはテレ端になってから一度ズームレバーから手を離し、更にしばらくテレ側を押し続けるとデジタルズームモードに入る。カクカク拡大されるのでスムーズではないし、ファインダー画像も相当粗くなるが、とにかくできるのはできる。

 一番右端が光学ズームから更にデジタルズームを最大限までかけた3.6倍デジタルズーム。光学ズームと合わせると25倍ものズームをかけたものになる。実は元の画像を見ればデジタルズームをするメリットは、画質的にはほとんど無いことが分かるのだが、ポイントは特に加工しなくてもこれだけのファイルが作成できることだ。

 1つのファイルになれば、整理もプリントアウトも自由自在。なにかと便利な事も多い。そんなことよりも、カメラ本体だけでこれだけの望遠撮影ができることがスゴイ。写っている電信柱先端のガイシの大きさを比べてみてもらえれば分かるが、S60に単眼鏡を付けて撮影したものと、さほど変わらないものが撮影できてしまっているのだ。

 あの実験をしたときは「手軽に」なんて書いたけど、10倍とかの望遠ズームを持ったデジカメを買わなくても、手持ちの物で工夫すればなんとか…というレベルであって、ピントを合わしたり単眼鏡をうまく固定したり…と意外と苦労は多い。それを本体だけでズームレバーをちょちょいと操作するだけでできてしまう。今までの苦労は何?と思えてしまう。しかも手振れ補正付きである。

SDカードを超接写。まだ大きくできそうだったけど陰が出て断念  驚くべきなのはこの望遠側のズームだけではなかったりする。元々リコーはレンズ手前1cmまで寄れてマクロ撮影ができる、というのが特徴のカメラを作ってきた。このR3も例外ではなくて、かなり拡大できるマクロ撮影ができる。しかも今回は専用のシーンモードまであって、とにかく大きく拡大したい場合は重宝する。今回の写真はSDカード。これまたS60の時にx5の接写レンズを前に置いて撮影したのと同じぐらいの大きさに撮影できる。

 実はこの写真も更に大きくできそうだったけど、これ以上近づくと陰ができてまともに写らないのでこれで断念。ライティングの問題があるなぁ。もちろんこれも本体だけで可能なので、S60の時のようにレンズを前に置いてあれやこれやと調節する必要も無い。

 望遠側のデジタルズームだと拡大率によってはかなり画質が悪くなるが、接写のシーンモードの場合はそこまでのデジタルズームがかかっていないようで、通常撮影とあまり変わらない画質が得られる。とにかく単体でこれだけ拡大できるのはもう感動ものだったりする。すごいぞ、リコー


 
● ズームで変わる解像感 ●
 というわけで、500万画素とはいえ、映像エンジンにはあまり期待していなかったのだけと、とりあえず、ということでやってみました新聞撮影。一応説明しておくと、三脚に固定したカメラで、新聞を画面いっぱいになるように撮影し、そのうち中央部の一部分だけを切り取って比べてみたものだ。かなり局部的な比較になるが、性能の一端を見る形になるので結構面白いし、割と厳しいテストなので差がはっきりと出たりする。

 で、くだんのCaplio R3。オート専用機だし、一般撮影をしてみても、場合によってはいまひとつコントラストがきつすぎたりして解像感には欠けるかな?と思われる場合もあったので、まぁ良くて以前のQV-R40ぐらいかな、と思っていた。

Caplio R3による新聞。28mm相当。コントラストが強い
Caplio R3による新聞。コントラスト強い
同じく80mm相当時の映像。解像感は落ちる
同じく80mm相当の映像。解像感落ちる
S60による新聞。元画像なら文字も読める
S60による新聞紙撮影。EOS 10Dに匹敵する解像度
QV-R40による新聞。今見ると物足りない
こちらはQV-R40による新聞紙撮影。ノイジー

んが、条件にも寄るが、思いのほか好結果を出した。さすがはコピー機も出しているリコーだけのことはある。もしかしたらこの新聞撮影は向いているのかもしれない。なにせ、標準で撮影したはずなのだが、これまでのコンパクトカメラと違って、結構コントラストぎちぎちの映像を吐き出してくる。その分文字としては見やすくなっていたりする。もちろん文字が読める解像感だ。やるなぁ。

 ただ、写真を見てもらえればわかるのだが、結構偽色も出ている。最近のデジカメでもここまで偽色が残るものなのかなぁ、と逆に関心?してしまったりするのだが、500万画素ともなると、写真全体を眺めるだけではこの程度の偽色ならそれほど目立たないから不思議だ。これまでのコンパクトカメラから言えば、少なくともR40よりは上、ただ、S60よりはちょっと劣るか、といったところだろう。

 しかし、実はこの解像感も最広角端での話。すなわち28mm相当での撮影の話だ。実はEOS10D以外ではあまりズーミングした時の解像感の差は確認していないのだが、今回のR3では「ステップズーム」なる機能があって、特定の焦点距離相当にズームをステップで指定できる。ということで、28mm相当、35mm相当、50mm相当、80mm相当までの撮影をしてみた。ズームは200mm相当まであるのだが、なぜそこまでしないかというと、何のことはない。部屋には後ろに下がるだけのスペースが無いのでこれ以上の焦点距離での撮影だと新聞紙が画面からはみ出してしまうからだ。

 で、結果として80mm相当の撮影分だけ載せておく。これ以下の焦点距離だと、それに応じて28mm相当の写りとの間の感じ、と言えばだいたい想像つくだろうか。個人的には28mm相当であれだけがんばったのだから、もう少し粘ってほしい気がしたのだが、やはり高倍率ではレンズに無理があるのか、望遠側に行くに従って徐々に画質は落ちてくる。200mm相当においては…もうご想像にお任せする…状態である。

 焦点距離が伸びるとそれにつれて画質が落ちる、というか解像感が無くなるというのは実際の撮影においてもやはり感じるところがあって、スナップ撮影とかしていても200mm相当までズーミングすると、どーもいまいちな写真が多い(腕のせいもあるが)。オートフォーカスがいまいちな気もするが、絶対的なレンズの性能が足りていないような気もする。これだけ薄い筐体にこんなレンズを押し込んでいるのだから、そんなもんさといえばそれまでなんだけどね。デジカメはまだまだ進歩の余地を残しているといえるのだろうか…。



計ったようにぴっちぴちの皮ケース  
● ぴったんこのケース ●
 だんだん使い慣れてきたCaplio R3だけど、やっぱりケースが無いのは気になるところ。普段保管しているときはヒゲソリに付いてきたポーチに入れていたのだけどそれではちょっと不安だしブカブカだ。実際、これまで使ってきたデジカメの中ではかなり小型の部類になるので新しいケースが必要になってきていた。

 ついでに例のレンズカバーの不具合である。注意して扱う必要があるとはいえ、普段使いにしたいこのデジカメである程度しっかりしたケースが無いのは致命傷になりかねない。かといってそれほどコストをかけたくないのも本音である。

 幸いなのは本体が結構小型なので割と色んなケースを当てはめることができるということだろうか。というわけで、例によってまずは100円ショップで色々物色してみることにした。携帯用のポーチなんかも探してみたが、どうもしっくりくものやデザイン的に妥協できる範囲のモノが無い。あきらめかけたところで「ザ・ポーチ No.2」を見つけた!。

 表面は皮製らしいのだが、かなり柔らかくてうさんくさい(^_^;)。内張は完全にナイロンだし。ま、実際の材質はあまり問題ではない。きちんとR3が入って保護できればいい。はたして、R3を入れてみるとこれが測ったみたいにぴったんこ。あまりにぴったりなので少し他の物が入るとチャックがしまらなくなりそうだ。

 初めは黒いタイプを見つけたのだけど他にもないかな、と探してみるとカラーバリエーションがいくつか見つかったので、とりあえず皮っぽい茶色と黒の二つを購入した。ふたつで200円である。恐らく過去色々探したケースの中では一番安いだろう。ま、転用したものはタダだったんだけど、元の値段を考えると必ずしもタダとは言えないのでやっぱり100円でピッタリのケースがあるのは安い。

厚紙に植毛紙を貼り付けた保護シート。これがあるだけで丈夫さが段違い  んが、実際に入れてみるとこのポーチの厚みがあまりにも無いのでちょっと心配になる。レンズ部分を圧迫されれば、やっぱり問題になりそうなのだ。それでは不安、ということで厚紙で補強してやることにした。厚紙はプリンター用の光沢紙等に入っているものを使用し、それだけではあまりにもチャチなので表面に植毛紙を貼り付けてみた。これだと適度に質感もあるしクッションにもなる。

 厚紙を入れた分ケースに融通がききにくくなるので少し窮屈になったけど、なんとか入らなくはない。もちろん強度的には劇的に向上しているのでレンズ部分を少し押されても問題ない範囲にはなりそうだ。本当に補強するにはプラスチックプレートとかを使った方がいいのだろうけど、厚紙の方が加工も簡単だしショック吸収にもいいだろうから、まずはこんなもんだろう。

 残念なのは下げるためのフックやベルトに通すためのベロの類が一切付いていないところ。本当に単純なポーチなので、基本的にこれに入れた後、バッグ等に入れる形になる。バッグ類に入れた時に保護するためのケースとしては十分だと思うけど、携帯する時に便利に使うにはもう一歩といった所だ。ま、100円のケースにそこまで求めるのは酷というものだろう。

 これまでの経験から言って「こんなもんだろう」と思ったケースは最後まで使うパターンが多いので、多分このケースも適当なものが見つかるまではこのまま使うようになると思う。値段の割には結構使いやすいそうなケース。見つけたら即買っておかないと100円均一の場合はブツの入れ替わりが激しいので再度入手するのは難しそうだ。





その1(購入〜使い勝手)

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