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デジカメ EOS 80D


高速AFと連写に驚けCanon EOS 80D
 


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 2016年のGW。色々あってEOSの新しいのを導入することになった。前から気になっていたEOSの新型、80Dだ。これまで使ってきたKiss X5も悪くは無いのだが、OLYMPUSをE-M5IIにしてみると、そのノイズ性能が気になり始めてしまった。ここは一つ、新しいカメラでEOS60Dとの2台体勢を再構築せねばなるまい。


EOSは60Dで性能的にはもう飽和しているかと思っていたのだが、今回はKissX5の代わりの機種を導入ということで自分を説得させてしまった。しかし、その進化度合いに驚愕することになる。
 
●もっと高感度と高性能を●

おお、また1年以上前の話をすることになっているじゃ無いか。(※記述時期は2017年年末近く…)まあいい。とりあえず買った報告はしておかねばなるまい。時は2016年5月。例によって新しいカメラが欲しくなってしまっていた。最後に買った一眼カメラは、この時で更に1年前に購入したE-M5IIだが、これはこれでかなりいい感じで使えている、というかなんとか使いこなしつつあるところなので、まだまだ楽しい。なので、強烈に新製品を求めているわけでは無い。しかし、買う理由はやっぱりあるのだ。

今回、新しいEOSが欲しくなった一番の理由は、EOS Kiss X5の不満だ。これを購入したのは2010年…だったかな。購入当初はEOS60Dのサブ機として、カパカパ液晶がとにかく便利に使えるし、EOS 60D同様赤い星雲も結構写る、しかもダブルズームキットの望遠レンズが相当に使えるということで、イヤッっホー状態で楽しく使っていた。しかし、天体写真にバリバリに使い始めると、どうもノイズが多いことが気になりだした。筐体が小さいことも恐らく関係しているとは想うのだが、特に夏場にひどくなる。気温が20度を超えると、撮影した画像一面に白っぽいノイズが「どっしゃあああああぁっ」とぶちまけられてしまうのだ。

普段の昼間の撮影だとまず問題無いし、夜でも感度を落とせばそれほど酷いノイズでも無い。天体写真でも何枚か重ねれば目立たなくなるが、星景写真とかの一発物だとアウトだ。そもそも自分のスタイルはTNKなので、とにかく高感度どっかーんだ。実は、夏場の暑いときだけ何とかすればいいので、カパカパ液晶の特徴とペルチェ素子を使った冷却システムも考えたのだが、あまりに面倒な割に効果は今ひとつだったので、結局使えていない。

で、このKissX5に代わる天体写真用のカメラが欲しくなったわけだ。

天体写真としてはFUJIのミラーレスを買うという手もあるが、積極的にレンズを増やす程では無いか…そもそも操作性が悪すぎてじっくり撮影する星以外にはちょっと導入しにくい…

ならばEOS Kiss X5の買い換えが最もリーズナブルだろう。ということで、この年の目標が「機材を(なるべく)増やさない」だったので、少しだけ悩んだ。悩んだところで結論は変わらない。KissX5は結局手放すことにした。

そして導入したのがこのとき発売になったばかりのEOS80Dだ。EOS 60Dの直系?後継機種なので、センサー感度も十分だし、恐らく赤い星雲も写るだろうという魂胆だ。EOS70Dが出たときも気になったのだが、そのときはデュアルピクセルが「感度的にはどーなのよ」と、非常に気になったので 思いとどまった。今回はデュアルピクセルCMOSが出てからかなり経っていることもあり、その辺もこなれてきているだろう、という勝手な判断もある。

実際の購入に関しては、どのセットにしようかとこれまた少し悩んだが、購入したのは新しいレンズである18-135mmF3.5-5.6IS USMとのレンズキットだ。このレンズ、単体で8万円もするモノなので、キットが15万円を切ったら導入しよう、と考えていたのだが、思ったより早く15万円を切ってきたので、これはもう、買えと言ってるんだな…と、5月の連休明けには導入してしまっていた。ほとんど気絶みたいなもんだな…。



ボタン配列はEOSでほとんど共通なのがありがたい。シャッター横の新しいボタンは測距エリア選択モード切替。こんなの普段使わないから時々忘れている(^^;
 
●使ってみると楽しいが…●

これまでメインで使っていたのがEOS60Dなのだが、80Dになると、間に70Dも挟まって2世代次の製品となる。2世代経ると、いろんなところが変わっているんだろうな、と思いつつも、実際に操作してみると、ほとんど違和感なく使えてしまう当たりが、ある意味すごいなと思ってしまう。

 機能的には画素数が1,800万画素から2,400万画素と、相当量増えているのと、連写は最高5.3コマから一昔前のハイスペックレベルの7コマ/秒、AFもオールクロスの45点でバカッ速だったりと、機能が順当にすごくなっているので一般写真を撮り始めてしまうと、もう60Dは使いたくなくなってしまうあたりが凄い。考えてみたら60Dでも普通に撮る分にはそんなに不自由は無いはずだったりする。

 実は便利なのは、バッテリーが同じ物を使えると言うことだったりする。厳密に言うと80DのバッテリーはLP-E6Nで、新型になっているのだが、ほぼ互換性がある状態にしてくれているので、EOS60DのLP-E6も、その充電器なども共通で使える。これまではKissX5が独自形状のバッテリーで、それ専用の充電器や予備バッテリーを用意しなければならなかったのだが、充電器は一つ減らせる(要は、80Dの充電器は箱に入れっぱなし)し、予備バッテリーも60Dの時に購入したものがそのまま使える。EOS10Dの時は3年も使っているとバッテリーがヘタってどうにもならなくなってたのだが、今は予備バッテリー込みで運用していることもありそんなことが全然無い。進歩したもんだ。

しかし、肝心なのは天体写真だ。そうだ。そのために買ったんだった(ヲイ。あまりに高機能なスペックなのでスッキリ忘れそうになったじゃ無いか。肝心な感度だが、ISOは拡張25600まで行けるようになっていて、同12,800だったEOS60Dより1段分上がっている。ノイズも減っているのだろうなと思ったが、1段分だけなので過度な期待は禁物だ。一応常用感度域は16,000までとなっているので、もしかしたら12800とかが普通に使えるのかも知れないが、まだそれほど試していない。

もっと重要なのは赤い星雲が写るかどうかだ。これは夏場のM8やM17を撮影して比較してみた。結論から行くと、ダメである。EOS60Dはどうやら反則的に赤いのが写るということだったようで、この80D、写らないわけではないが、カラーバランスも含めて、赤い星雲の表現は必ずしも良くない。全体に白っぽくなってしまうのだ。青い星雲なんかは結構いけるので、単純に赤外感度がしっかりカットされてしまっていることなのだろう。


EOS60D同様、赤い星雲も気持ちよく写ると信じて買ったのだが、実はそうでもない。中心分を見ればよく分かるが、写ってはいるものの、白っぽくなってしまって赤い色がどうしてもうまく出ない。この辺はFUJIの方がしっかり色が出る。
Canonは一時期天体用としてEOS60Daも出していたので、結構期待していたのだが天体写真用としてはいまいちなカメラになってしまった。しかし、ノイズはそれなりに少ないし、一般写真用としては普通の人が持つにも贅沢なぐらいな機能の高いカメラなので、赤い星雲を写したい天体写真用としてはとっても残念なのだが、しっかり使いこなしてやっていきたいとは思う。

実際に使ってみるときは、レンズキットで購入したこともあり、ほとんどの場合がこのEF-S 18-135mmF3.5-5.6 IS USMで撮影してたりする。広角側がちょっと物足りないのだけど、それでもズーム域で29mm相当から210mm相当までをカバーするので、日常のたいていのことはこれ一本で済んでしまうのだ。しかもAFがバカみたいに速いので、ピントが本当にあっているのかどうかを人間が認知する暇がない。購入してしばらくして、毎年撮影している燕の飛翔を狙ったのだが、今回はAF+連射で燕に追従した。これまではE-5とかで撮影することが多くて、たいてい置きピンで無理やり連射してなんとか撮影してたのだけど、今回はAFで同じような、いやそれ以上の歩留まりを量産することができた。いやいや、普通の人がちょっと無理をして買える値段で、これだけのカメラが手に入る時代が来てしまったのだ。EOS80D、恐るべし。

あと面白いというか、今どきのカメラになったのはスマホとの連携だろう。スマホ側でCamera Connectを起動し、スマホ側でライブビューモードにすれば、カメラ側でミラーアップされてそのまま撮影ができる。設定が少しわかりにくいが、2秒セルフタイマーや、AFボタンを表示させたりすれば、普通のカメラを使っている雰囲気に近い形で撮影できる。WiFiなので接続に少し時間がかかるのが難点だが、集合写真や自撮りで便利に使えるのは間違いない。撮影結果はそのままスマホに保存できるので、そのまんまSNSにアップしたりも自由自在だ。OLYMPUSや、PowerShotS120なんかと違って接続や切断も比較的安定していて、今のところさほど不自由なく使えている。
※実はこの後暗号設定でうまく接続できなくなり、苦労させられていたりする…

もっと面白いのは、購入時のキャンペーンでもらったパワーズームアダプターだろうか。バッテリー+SDカードか、このパワーズームアダプターをもらえるのだが、ここはひとつ話題に、…ということでこちらをチョイス。色々あって発売がちょっと遅れて、プレゼントとして届けられるのも遅くなったが、なんとか届いた。

このアダプターをEF-S18-135mm IS USMに接続して使うと、スマホ側からズームまでできるようになるのだ(コンデジだと当たり前だけどね)。セルフタイマーなんかだと自分も立ち位置に立ってから、ぎりぎりまで画角を調整できたりするので結構面白いかもしれない。しれない、というのは、あまりに使えるシチュエーションが少ないので、結局使ってないのだ(^^;。このアダプターの注意点は、画角をいっぱいいっぱいは使えないということ。両端はたぶんアダプターへの負担や遊びを考えて、使えないようになっている。ま、それほど大きな制限ではないけどね。

本当は、このリモート撮影を使って車の中から完全自動撮影みたいなことができれば面白いのだろうけど、設定できるシャッタースピードは今までと同じ、最長30秒までなので、天体写真用途としてはあんまし現実的ではない。せめて1分までできないかなー。まぁ、どっちみち赤いのが写らないので使えるところは限られてくる。とほほーだ。




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