inserted by FC2 system

周辺機器 こだわりの一品


 海に持ち出せ! OLYMPUS μ770SWその1(購入〜使い勝手)



デジカメIndexに戻る  パソコンの部屋に戻る   玄の館トップページに戻る


 2007年7月。衝撃の事実が我が家をおそった。それに対抗すべく、すみやかに対策を取る必要に迫られた。時期は夏。そして、水辺のシーズン…。スキーをする私にとっては前々から魅力的なカメラではあった。はたして…。

点検のためバラされて無惨な姿をさらすR3  
●衝撃の事実●

  その衝撃は突然にやってきた。2007年の7月も終わろうとしていた夜、家内に連れられて息子が申し訳なさそうな顔をしてやってきたのだ。「お父さん、ごめんなさい」というその手には、レンズが飛び出したままの、かのCaplio R3が横たわっていた。

 聞けば、友達が遊びに来ていて、遊んでいるところを撮影しようと色々していたらしい。室内では全く必要のないはずの望遠端にしたところで、ふざけた弟がカメラの前に飛び出してきて、あわてて落としてしまったらしい。あーあ。

 試しに電源をON/OFFしてみるが、内部でなにやらがんばっていそうだけど、レンズは動く気配はない。一応電源は入るし、再生や液晶には問題なさそうだが、レンズは完全にイッってしまっているらしい。なにしろ、振ると中でカラカラと情けない音がする。恐らくレンズの一部が壊れてしまっているのだろう。

 こうなると、先日のR6ではないけど、重修理は間違いなし。少なくとも一万円超えのコースにはなるだろう。今時、2万円あれば性能はとにかくそこそこのデジカメは買える。このさいだから、買い換えを検討しよう、ということにした。私本人が使うデジカメではないので使用頻度はそれほどでもなく、さほど急ぐ必要性はなさそうだったのだが、実は夏休みの土日、ということもあり、急ぐ理由もあったりした。

 買い換えに当たって、性能的に同等を狙うのであればR6である。今なら発売当時と違って一万円ほど値下がりしているので、かなりお買い得ではある。ただ、同じカメラを買っても面白く無い。そもそも、落として壊れたのだから、同じ事になる確率はそれなりに高い。

 で、本題。時期は真夏。プールシーズンである。そして、欲しいのは子どもがあやまって落としてもなかなか壊れないカメラだ。となると、現状では選択肢はほぼ限られるOLYMPUSのμ700SWシリーズだ。Webで価格を見てみると、現行品であろうμ770SWは3万円前半。対して、一つ前のμ725SWなら2万円後半〜3万円ぐらいであるようだ。性能的には5m防水か10m防水か、というところと、接写用ライトが付いた所ぐらいで、価格性能比を考えると、ここはμ725SWでしょう、ということでさっそくいつものキタムラに足を運んでみた。

R6比。思ったよりコンパクトで薄型なμ770SW  ここでまた衝撃の事実が。どうやらシーズン的に丁度需要時期になっているらしく、725SWは既にディスコン&店頭には影も形も無し。770SWに当たっても3色展開の内ブルーは既に市場にほぼ無いらしい。生産とのタイミングもあるのだろうが、この期を逃すとしばらくは手に入りにくくなるかもしれない。

 ただ、Caplio R3R6と違ってこいつはOLYMPUS。メモリーカードはxDピクチャーカードしか認識してくれない。そのためメモリーカードと同時に買う必要があるが、そうなるとこの店頭では4万円コースになってしまう。2万円ちょい出せばこのほかにも色々買えるコンパクトカメラはあるし、μ770SWは防水・耐衝撃以外を考えれば3倍ズームで手ぶれ補正も無い標準的なカメラだ。

 悩むことしばし。しかし、実はこの日子どもをプールに連れて行ってやる予定でもあった。ならばやはりここは買わねばなるまい。店員さんと多少の交渉の上、時間もあまり無かったので、残り1台と言われたブラウンのμ770SWを購入。TypeHのxDカード(1GB)込みで、38800円だった。むむむぅ。ほぼ気絶とは言え、痛い出費だ。

 取り出してみた本体は思ったより薄型。レンズが飛び出さないので不思議な感じだが、写りや使い勝手は10m防水、ということを考えれば思いの外快適だ。さっそく充電し、当日のプールで水中撮影にチャレンジしてみた。ストロボを使えば思ったよりきちんと撮影できるようで、なかなか面白そうではある。使い方によっては十分元が取れそうだ。

背面のボタン類。意外と使いやすい  
●防水性能と使用感●

 このμ770SWの特徴は何と言っても防水・耐衝撃性ではあるけど、そのために使い勝手が損なわれてしまうのでは本末転倒になる。ただ、多少使ってみた限りではその特徴のために大幅に何かが失われているわけではないようだ。

 防水性能維持のために、外部に露出する端子類は必要最低限になっている。バッテリーとxDカードは底蓋で、外部端子(PC、AV出力、果ては電源入力まで共通の1端子)はサイドにある。蓋があるのはこの2カ所だけだ。といってもUSB端子とAV出力が一緒になっているぐらいで、実は他のコンパクトカメラでもたいした違いは無い

 違うのはその蓋の構造で、しっかりした防水パッキンが施されている。説明書によると1年使用でパッキンの交換が推奨されているらしい。まぁ使用頻度にもよるが、保存状態が良ければ2年ぐらいは使えるかな?

 気になるのはパッキンの関係でその蓋の開閉がかなりキツイのでは?ということ。ところが、実際には普通のコンパクトカメラより少し堅いかな?と思うぐらいで、普通に押し込めば「パチン」と閉まってロックがかかる。まぁこの辺が簡単に閉まらないようだと、漏水が起こってクレームの嵐になるわけだから、「よくできているなぁ」というのが正直なところ。

バッテリーは小さい。蓋は意外と簡単に開閉できる  後はシャッターやズームボタン(さすがに「レバー」ではない)の操作性だけど、おせじにも「良い」とは言えない。ただ、シャッターボタンだけはそれほど違和感無く作られていて、ごく普通に使える。大事なところだけはしっかりフィーリングを押さえてある感じだ。それ以外の各種ボタンやズームボタンは少し固めで、ストロークも短く、やはり防水性能を優先させているな、という感じがする。

 ズームは3倍で、35mm換算で38mm〜114mm。Caplio R6の7倍ズームとかに慣れてしまった体には、既に38mmスタートというのはとにかく狭い。室内はもとより、水中写真とかになると遠方が霞んで見えない場合が多いので、とかく広角が欲しくなる。防水性能ということで色々あるとは思うが、ここは不満が残るところだ。

 今まで屈折光学系は使ったことが無いので、レンズが飛び出さないのは違和感がある。また、レンズが左上にあるため、今までのコンパクトカメラのつもりで、左手で上下を挟んでサポートすると、簡単に左手の指が写り込んでしまう。ちょっと慣れればいい点ではあるが、撮影中は意外と気がつかないので、注意が必要だ。ただ、レンズが飛び出さないこともあって起動にせよズームにせよ、とにかく静かなのはいい。R3やR6がうるさ過ぎるのは論を待たないところだが(^_^;)、屋外だと、液晶画面が点灯しなければたぶん起動にも気がつかない。

 液晶画面は普通に見る分には十分明るくてくっきり見えるのだが、よく使うシチュエーションであろう屋外の直射日光下では意外と見えない。明るさの変更をしてもさほど変わらない感じだ。水中になると更に見えにくくなり、ほとんど勘でフレーミングしなければならないほどだ。まぁ比較するモノが無いので何とも言えないが、難しくても光学ファインダーがあればなぁ、と、切に思う。オプションで外付けでもいいからスポーツファインダーでも出してくれないかなぁ。

プールでの一こま。こんなのが簡単に撮影できる  後は「普通の」コンパクトカメラだ。マクロライトとかの特徴はあるかもしれないけど、撮影や再生に関して「これは!」というカメラではない。ただ、水中で撮影できるというのは何者にも代え難い魅力ではある。マリンケースとかを使用すれば他のカメラでもできるかもしれないが、カメラ本体だけでここまでの撮影ができる機種はそうそう無い。後はマニュアルで設定できる項目も最低限で、基本的にはシャッター押しておしまいのオート専用カメラである。それに対してはさほど不満は無い。

 が、気になる点もいくつかある。一つは再生時のデータ表示だ。やたら大きな文字で画面半分ほどを埋め尽くす各種データが表示される。これを自由に消したり出したりができない。マニュアルには「3秒で消えます」とあるだけ。知人や家族に撮影したデータを見せるときは、この表示が消えるまで待たねばならない。ものすごくうっとうしいのだ。再生時に使えるボタンは4つもあるので、どれかをdisp.ボタンに割り振って表示方法をセレクトできるようにして欲しかったゾ。ここだけは「3流格安カメラ」でしかない。価格だけで言えばかなり高級機種なんだけどねぇ。

 バッテリーはリチウムイオン740mAhの小型バッテリー。小さいせいかCIPA規格で220枚しか撮影できない。R6とかが300枚超えて撮影できるので、ちょっと少ないかな、と思うところだ。ただ、バッテリーマークが出てからはかなり粘るようで、その辺の特性が分かればさほど不便は感じないだろう。むしろ例によって充電器の太いACケーブルや、やたら長い充電時間の方が気になる。この辺は「やっぱりOLYMPUS」ではある。







デジカメIndexに戻る  パソコンの部屋に戻る  玄の館トップページに戻る