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☆玄の館 別館 しまなみ海道☆
出発時点の来島大橋。まだ小雨がちらついていて水はねが…
★しまなみ自転車海道往復記'01−往路−★

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 '99年開通直後のしまなみ海道を今治〜大三島まで自転車で走破してから2年後の'01年5月27日(日)。2回目のしまなみ海道自転車ツアーを計画した。本当は前年も行きたかったのだが、色々都合があったため結局いけずじまいだった。そして暖かくなってきた5月。一度行こう、という話になった。前はほとんど真夏に計画した(といっても殆ど行き当たりばったりだったけど)ので、かなり暑い思いをしたので、今年は少し涼しい時期に行こう、ということでやっぱり急遽計画したのだ。
●出発●
 5月27日。暑くなる前にしまなみ海道にまた行って見よう、ということになって急遽計画したのだが、合計4人の有志が集まってくれた。5人の予定だったけど直前に都合が出来たそうで、結局4人になったのだ。自転車を持っているのは私とあと一人。二人はレンタルをすることになった。自分の自転車は折りたたみできるのでコンパクトになるのだが、もう一人の自転車は普通のスポーツタイプ。そのままでは入らなかったので急遽前輪を外してなんとか収まった。

天気が少し悪かったのだが止みそうだったので決行。しかし来島大橋はまだ雨。
 来島大橋のたもと、サンライズ糸山に到着したのは8時丁度ぐらいになった。ここで自転車の無い二人は自転車レンタルをする。実は、このレンタル自転車が一つのキーポイントになっていたとは…。去年と違って開通から1年を経過すると人の数も少ない。ただ、やはり休みの日はそれなりに人の出入りが有る。出発したのは8時30分ぐらいになった。

 ただ、問題になったのは天気。天気予報は悪くは無かったのだが、出発時には少し雨がちらつくほど。地面はまだぬれている状態だ。走る分には涼しいのでそれほど影響は無いような気がしたのだが、実際は地面が濡れているとタイヤからはねる水が体にかかってしまう。自分の自転車だと通勤にも使っている関係でしっかり泥除けをつけているのだが、レンタルした自転車にはそんなものはついちゃいない。結局来島大橋を渡ったところで一旦休憩したら後輩の背中は水びだしになっていた。

大島心臓破りの丘、最初の坂道の手前で河童を脱ぐメンバー。この後は天気も良かった
●大島縦断●
 来島大橋を渡ったところにある港が下田水(しただみ…だったと思う)。ここの駐車場らしきところでなにやらイベントらしきものが行われていた。あまり余裕もなかったので寄らなかったが、結局帰りに休憩することになる。
 大島の坂を登る頃には天気もかなり回復してきたのでさすがに水はねも無くなった。逆に、この辺から暑さが出てきた。今回は4人ということもあって結構話しながら走っていると楽しくて少々長距離を走ってもあまり苦にならない。ただ、その分休憩時間が増える傾向にあった。なんとか峠を二つ越えて大島縦断。自転車も時々すれ違うが、大島を渡ってしまった後ぐらいから殆ど見なくなった。

 伯方大島大橋のアプローチ手前のところで一休み。ここにある看板の地図をもう一度確認する。各橋の前後にはイラスト入りの地図があるので、ここで計画を立てるのには便利だ。が、やはりこのペースで行っても因島までたどり着ければいいほうだろう、という感じ。後で気が付いたのだが、休みの数はとにかく、一休みの時間をできるだけ短く取ることがコツのようだ。途中でかなり飛ばしても、1回の休憩時間が長いと結局かなりの時間ロスになる。人数が多いとついつい余計な話までしてしまって時間が過ぎてしまうのだが、前半はまだまだ余裕だったのであまり気にしていなかった。

伯方島のマリンオアシス伯方。ここでトイレ休憩
●伯方島到着●
 なんとか伯方島に到着。ぼちぼち体力が消耗してくる頃だ。ここでは大き目の休憩所、マリンオアシス伯方(道の駅になっているようだ)で休憩を取った。この日は泳げなかったが、泳ぐと気持ちよさそうなビーチがあるし、イベントを開催できるような場所になっている。時刻はまだ10時ぐらいなので特に食事を取る訳でもなく、しばらく休んで出発。

 そして再び登り。この辺から結構バテてくるのだが、同時に道が不安になってきた。特に大三島大橋の手前の辺りになると、丁度工事をしていたらしく、道路がちょっと不安になる。「こっちの方が綺麗な道だからこっち?」と思って坂道をヒイヒイいいながら登ってみると行き止まりだったりした(^_^;)。もっとも、道が不安だったのはここだけ。後は全体を通して比較的しっかりしていた。

 この辺で気が付いたのだが、自分の自転車を持ってきている二人より、レンタルをした二人のほうが登り坂に強いのである。単純に体力の差もあるのだろうが、平地を走っている分にはあまり差を感じなかったり、場合によってはこちらの方が早く走れたりする。なんでやねん、と自転車をまじまじを見ていて気が付いた。持ってきた自転車は通勤にも使うので泥除けやその他色んなパーツをつけてある。しかもフレームもそれなりにしっかりしたものなので重量があるのだ。ためしにレンタルした自転車と比べると明らかにそちらの方が軽い!。この重量が坂道での差になって現れてきていたのだ。レンタル自転車恐るべし…。

アーチが美しい大三島大橋。橋の途中でブリッジ(笑)
●大三島からその先へ●
 大三島に渡ってからは平坦な道。遠くに見える多田羅大橋を目指して一気にスピードアップ。風も比較的穏やかで走りやすかった。去年はここの帰り道でヒイヒイいったのだが、この風なら問題無さそうだ。ただ、この辺の風は夕方になると変わる事も多い。はたして?

 多々羅大橋の手前、多田羅しまなみ公園で一休み。さすがにここには人が結構いた。時間的にはまだ余裕があるかな、と思っていたのだが、既に11時。昼までにどこまでいけるかはかなり微妙なところ。できるだけ多くの橋を渡りたいのだが、後は体力との勝負になる。あと、ここのレンタル自転車センターで、自転車の油さし。レンタルしていた自転車はチェーンの油が切れていたようで、走るたびにキイキイ言っていたのだ。これでペダルも少しは軽くなるはず…。


迫力満点のワイヤーの前でポーズ。実は息も絶え絶え  多々羅大橋を渡る。去年も来たが、やっぱりここのワイヤーは迫力満点。今回は風も比較的穏やかなので途中でゆっくり見物しながら渡る。渡った先はこれまではまだ行ったことのない道の世界、いや、未知の世界である。ここからは広島県になるし。

 多々羅大橋は渡った先の一般道に下りるためのアプローチが妙に長い。しかも降り口は北側に寄っている。降りるときは一気に下り降りることが出来るのだが、帰りにこの坂道を登ることを考えるとちょっと気が遠くなった。お勧めのサイクリングロードは生口島の北側を通るコースになっているが、距離的には南側の317号線を通ったほうが短そうだ。たいした違いは無いのかもしれないが、車も少なそうなのと、時間が無かったので南側を一気に走ることにした。


●生口島を一気に横断●
 しかし、今まであんまし自転車とすれ違うことは無かったのに、ここに来てなにやらサイクリング同好会っぽい一段と遭遇。先方は人も多く、ペースを守って連続して進んでいる(さすがだ)。んが、ウチのメンバーの一人がこの団体に無謀にも挑み始めた。とたんにペースを上げ、ぐいぐい追い抜いていく。始めは自分もなんとか付いていっていたのだが、次第に体力の限界。だんだん後ろに置いていかれるようになってしまった。

 先頭が見えなくなったあたりで、あらかじめ持っていたトランシーバーで「待ってくれ〜」と泣きを入れてしまった。くやしい(^_^;)。だが、実はここで置いて行かれるほど疲れたのは理由があったのだ。このときはまだ分からなかったのだが、後で意外な?事が判明する…。

 結局団体に挑んだ本人もバテバテになってペースダウン。既に時刻は昼を回っているのだが、生口島の出口、因島に繋がる井口大橋は見えない。幸いなのは、愛媛県側の道と違ってアップダウンがほとんど無いことだ。少しはあるのだが、大島の坂道に比べたら屁みたいなもんである。しかし、この距離(約15km)を一気に走ってきた分体力は底をつきかけていた。ヘロヘロになり始めた頃、ようやく山の向こうに生口大橋の斜長橋が見えてきた。もはや、予定では折り返しを始めなくてはならない時刻になってきていた。

生口大橋。パッと見た目はワイヤーが目立って多田羅大橋と区別しにくく、兄弟のようだ
●そして因島へ●
 急なアプローチを登りきり、やっと因島が見えたところで一休み。体力も限界に達していたが、それよりもメンバー全員が腹を空かしきっていた。大島の途中で一度コンビニに寄って少し腹ごしらえはしていたのだが、既に時刻は1時前。とにかくどこかでメシを喰わないと体力が持たない。だが、ここまで来たのだからとりあえず因島までは渡ってしまおうということになった。これで合計5つの橋を渡ったことになる。なかなか。

 だが、橋を渡る前に少し心配な事があった。今まで渡ってきた橋ならば、橋の前後に少しにぎやかそうな場所があって、食堂が期待できた(大三島大橋はあまり期待できないが)。しかし、生口島から見る因島では、それっぽい店や喫茶店は一向に見えない。見えるのは某D電気店の大きな看板だけだ(^_^;)。はたして近くに飯屋はあるのか?体力が尽きる前に昼飯にありつけることができるのか?不安は増していくばかりだった。



〜復路につづく…〜

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