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比較的行きやすい場所で見つけた南の見える観測地
今日も曇天

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 小学生の頃から慣れ親しんできた天体観測だが、その頃から、「これは一生の趣味になるだろうな」という気はしていた。紆余曲折を経て、未だにあれやこれやと思い悩む天文おっさんとなった。写真撮影にまつわる顛末を記録してみた。「曇天」なのは、晴れればこのページを書いている暇が無い訳で、曇って星が見えない日に書いているから。例によってトラブルも多数…(^^;

2019年10月22日 忘れられない大型?バッテリー 


これまでのよりは一回り以上大きいモバイルバッテリー
これまで使っていたものよりも一回り以上大きく大容量なモバイルバッテリー。これだけ大きければ忘れることは…多分無い…
赤道儀を始め、天文機材が増えてくると贅沢な悩みも多くなる。遠征時にどれを持っていくか、だ。

持って行こうと思って決めた機材で赤道儀とバッテリーをチェックしたら、バッテリーの充電が心許なくて慌てて充電して、コンセントに挿したまま忘れて出撃してしまい、現地であっちゃー、ということもあった。きちんと充電しとけよ、ということもあるが、電源の出力やコネクタの仕様なんかの問題もあり、赤道儀毎にほぼ専用のバッテリーというシステムにしてしまってるので少しややっこしくなってたのだ。みぞかさんだと、12Vでも最低2.5Aぐらいが必要みたいで、モバイルバッテリーでも出力がしっかりしたものでないと使えないわけだ。

もっとでっかいバッテリーで共用にしてしまえばいいのだが、手頃なのがなかなか無かったと言うのが正直なところだ。

で、時々Amazonで12Vの出力を持つバッテリーを探してたのだが、ここ1年ほどでいくつか手頃なのが出始めたので、今回導入してみた。「バッテリー」としては比較的小型で、40000mAh(150Wh)と容量的にもそこそこ、かつ100Vも一応あるSuaokiのS270だ。似たようなのはもっと大容量のも含めて色々あるのだが、余り大きいと携帯性や安全性含めて色々ありそうなので、投資もさほど大きくなく、コストパフォーマンスも良さげなコイツにしてみた。

肝心の12V出力はピンプラグを挿す方式のが4チャンネルで15Aまでと、今までの使い方で普通に使う分には十分だ。

ただ、これまでのモバイルバッテリーだと専用のプラグから電源線を出す形だったので電源ケーブルが付いてきたのだが、これには付属せず。シガーソケットは付属してたので、みぞかさん付属のシガーソケットアダプターを使えばすぐ使えなくは無いのだが、ここはスマートに接続したかったので、業界標準な5.5mm-2.1mmプラグ&ソケットの10本セットとケーブルを購入。半田付けでケーブルを何本か自作した。

12Vのピンプラグで普通に使える
12Vについては片面にピンジャックが4つ装備されているのでここに挿せば、特にスイッチを入れなくても最大15Aまで使える。
側面には100Vのコンセントが二口付いている
側面には100Vのコンセントが二つ付いている。反対側がライトだ。天板のコの字の模様がインジケーターだが、これは青く眩しいのでテープを貼って減光することにした

この時ちょいと困ったのがみぞかさんの電源ソケット。なんか12V標準(と言っても日本だけ?)のセンターピンのあるプラグが必要なのだ。パトラーさんを導入した頃は普通にエレキットでも売ってたのだが、何故かなくなってしまっている(生産完了品)。全然標準じゃねーじゃんと思いながら探してみると、どうやら普通に買えるのは5.5-2.1mmからの変換コネクタのみらしい。価格も数百円なので、スマートではないが、こちらを利用することにした。

まる子の方は電源仕様が1Aあれば良いのでハードルは低いのだが、差し込み部が狭いのでL型プラグ必須で、これまたL型変換が必要だったりする。

バッテリーの本体重さは1440gで、ちゃちいながら折りたたみの取っ手が付いてるし、プラグ類を刺さなければコロンとした形状なので収納、運搬に苦労することは無い。電源は天蓋にスイッチがあり、ここを押すと残容量のインジケーターがしばらく点灯する。この電源スイッチ&インジケーターは、USB出力と連動していて電源スイッチを押さないとUSB側は出力されないようだ。USB出力をしている間はこのインジケーターが点灯状態になる。

このインジケーターが結構明るいので、とっとと日東のアセテートテープで塞いで(減光して)しまった。このインジケーターはすぐ消えるので電源入っているのか不安になるが、一度接続してしまえば切れることは無いようだ。ただ、100Vは独立したスイッチがあり、これを押さないとインバーターが稼働しないようだ。

ちなみに、12V側は電源スイッチとは連動していないようで、負荷を繋げばそのまま普通二種津力されるようだ。8月初旬の遠征では、AXJ赤道儀用として使って、合計5時間ほど、10対象ほどを自動導入しながら使ったけど、インジケータはひとメモリも減らなかった。どの程度で減少していくかは不明だけど、特段の負荷をかけない限り、結構使えそうだ。

後はお約束?のライト機能がある。2連のLEDライトは取っ手を持って懐中電灯的に使えたり、撤収時のライトとしても使えそうだ。ま、懐中電灯はいっぱい持ってるし、ヘッドランプも使っているので意外と出番は無い…

赤道儀で使う分には容量的に困らないので、後はCMOS撮影する時のノートPC用の電源として使えないか検討中だ。100V出力があるのでACアダプタ経由で使ってもいいのだが、質の悪い交流に変換してまた10.5Vや19Vに変換するのもなんだかなぁ、と言う事で、格安のDC-DCコンバーターで試してみようかと思っている。今のモバイルPCはVAIO Pro11なので電源は10.5Vだが、今後新しいのが欲しくなったら19Vになる可能性も高いので、コネクターも含めてその辺も悩みどころだ。

とにかく、これだけの大きさと容量があれば、「バッテリーどれ持って行く?忘れた?」なんて事も無いし、半分ぐらい使っていたとしても赤道儀だけなら問題無く一晩使えそうなので、忘れることがほぼ無くなるのでは?と期待している。いやまぁ、忘れたら同じなんだが(^^;

2019年10月12日 タイマーリモコンの小型化


上がコンパクト化したコントローラー
上がコンパクト化したタイマーリモコン。電源をCR2035化。緑のテープは稼働ランプ減光用。軽量になって取り回しはやりやすくなった
一眼デジカメ(ミラーレス含む)で天体写真を撮影しようとした場合、専用のPC接続ソフト&コントローラーでシャッターコントロールとかをしない限り、タイマーリモコンが必要となる。Canonなんかは純正品があったりするが、互換品がいくつか出ていて、有名どころはロワジャパンのヤツがある。実はこれにはずいぶん助けられていて、結局マウントごとに購入しているので、家には3つも4つも似たようなリモコンが転がってたりする。

実際に現場で撮影する際は、カメラにこのリモコンを接続し、タイマー設定してスタートを押して露光を開始する。後はリモコンをカメラの近くの鏡筒やら赤道儀やらに巻き付けるなり放置するなり、場合によってはカメラにぶら下げてその場を離れている。手を離す際にブレたりしないように、シャッターが切れるまでのDelayを5秒ぐらいに設定することもある。

んが、このリモコンの置き場所って結構悩む事が多い。電源として単四電池を2本使うこともあり、本体は細長い形状で、そのままどこかに貼り付けたりくくりつけたりするにも、ちょっと中途半端な形状だ。

カメラからぶら下げたりすると風で揺れたりしないか相当気になる。普段はレンズや接眼部に2〜3回ケーブルを巻き付けて、カメラの上とかファインダー辺りにひっかけて置いておくというパターンでなんとかしている

が、このままだと落っことしたりブラブラ揺れてブレの原因になりかねない。セッティングや片付けのしやすさも考えて、もう少ししっかり固定したいとは思っていた。で、想定しているのは、自転車すそバンドとかでカメラに固定してしまうこと。そうすればTNKで直焦点する際も筒にケーブルがほとんど無くて、シンプルなシルエットにもなるはず。…はずだ。

ただ、そうするためにはリモコン本体が少々大きく、重すぎだ。この辺を小型化&軽量化できればな、と考えてみた。リモコンを眺めてみると、やっぱり単四2本を入れるための電池ボックス部分がムダな気がする。ここを切り落として、代わりに本体の基板の中にCR2035とかのリチウムボタン電池を埋め込んでやって、電池容量はスイッチを付けることでケチれば、軽量化できるんじゃないかと考えた。

方針が決まればさっそく加工だ。amazonでCR2035用の電池ホルダーと、小型スイッチ(今回は少し大きめを選んでしまったが、実際にはもっと小さいものでよかったかも)を購入。電池もついでに少し安いのを大量購入したが、ダイソーで2個100円で売ってたりもするので、寿命をそれほど気にしない限り、あんまし変わらないかも。


上がコンパクト化したコントローラー
電池ボックスの部分ははこんな感じ。スピーカのある右側の部分をバッサリ切ってしまう
いきなり突っ走ってぶっこわしてしまっても困るので、まずは使用頻度の低いNikon用のリモコンでテストしてみた。筐体を開けてみると、意外と基板とかスイッチとかで中身はぎっしりだ。これは本当に電池を入れるスペースがあるのか?とも思ったのだが、液晶の基板の裏側辺りにぶっこめばなんとかなりそうな気がした。あんまり考えずにとりあえず電池のプラスマイナスのそれぞれの端子をぶち切って結線してみた。

スイッチは本体の液晶の右側にスペースがありそうなので、そこにネジ止めしてなんとかなった。このスイッチを留めるネジとして、単四の入っていたケースの一番下を留めていた2本の小さいねじ(タッピングビス)を再利用して使えたのでうまく固定できた。

電池ケース部分には操作音用のスピーカーもあったが、普段はうるさいので常にOFFにしてて使ったことが無い。なのでこのスピーカーはぶち切って取っ払ってしまった。そして上の基板部分になんとかギリで電池、スイッチ、配線が収まりそうだが、ここで失敗が一つ。配線用の被覆線を全然用意していなかったので、間に合わせでUSBケーブルをひとつ分解して使ってみた。この配線の柔軟性が全然無かったので、線の取り回しにずいぶん苦労してしまった。この辺、もっとソフトな被覆線をきちんと用意しなければ…。

上がコンパクト化したコントローラー
配線してみた。これを基板の上に収めて、後はフタをして、下の部分は基板にも貼ってあるアセテートテープで塞いでおしまい。
結果、なんとか想定通りぐらいに収まった。切断部分は例によって日東のアセテートテープで塞いである。黒いので意外とスッキリ。スイッチを入れると液晶ONとなって、普通にカウントダウンとか使えます。重量は、通常の状態だと単四2本の電池が入って108gぐらい。このうち電池が23gぐらいを占めている。今回の改造で電池ボックス部分をぶった切って小型化したものは、おおよそ78g。30g近く(=約30%)の軽量化&小型化できたのでまぁ想定通りかな。

実際に撮影で使ってみたところ、電源のON/OFFはスムーズ。電池がCR2035になっているので、長期間ONのままだと電池消耗の面から面倒になる(電池の交換はかなり面倒になった)ので、普段はOFFにしておくことで消耗を防ぐ。動作そのものはCR2035の3Vでも全然問題無く行えた。電源ONの度にリセットされてしまうので露出時間や枚数を設定し直すのは面倒だが、普段でもこの辺は露出を変更する度に行っているのでそれほどでもない。むしろ、片付け時に電源OFFにするのを忘れてしまうのが問題かも。

小型軽量化については想定通り楽になった。が、ケーブル長さを変えていないので、置き場所に悩むのは同様。どこかにバンドとか、マジックテープで固定してしまおうかとも考えたのだが、実際にはテスト撮影の時には手に持って30秒露出とかしてるので、結局固定してしまうと少し困ってしまう事があるのも事実。むむぅ。固定場所を含めてもうちょっと工夫が必要か。実は、撮影を実際にしていると、リモコンよりもまずカメラのストラップを外しとけよ、というぐらいストラップが邪魔だったりする。ちょっと考えてみなくては…(^^;


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