inserted by FC2 system

一つ前の携帯。使おうと思えばまだ使えるのはいいかも
トラブル・めーかー'09年3月〜7月

<=before  玄の館トップページに戻る パソコンの部屋に戻る next=>

トラブル・めーかー最新版 トラブル・めーかーIndex


 パソコン周辺の話を日記風に。気になること・やってみた事・トラブル失敗墜落転落自暴自棄その他紹介したいことを書きまくってしまおう、というコーナー(なんなんだか)。ちょくちょく更新している…つもりなのだが、最近サボり気味(^_^;)。何か面白いネタがあればどんどん書いていくつもり

2009年7月22日 平和な日々を〜新PC導入'09その2〜

LGA775のスロット。針山には少々面食らった 新しいPCパーツを手に入れたGW終了間際。残された少ない時間を利用して、なんとかハードウェア的には組み上げる目処は立ったはずだった

 組み立てはいたって簡単…と書きたかったが、組み立てそのものを行うのも実は2年ぶりだったりするので少々戸惑いながら実施。実物は初めて見るLGA775のソケットそのものにもたいして迷いは無い。んが、問題なのはこのCPU空冷ファンの取り付けだった。IntelのCPUを導入したのはこの時以来なので、実に9年ぶりだったりするのだ。うぉ。

 というわけでこの手法のクーラーを設置するのも初めて。位置を合わせてピンをマザーに4箇所押し込むだけなのだが、この押し込むのに結構力が要る。実際には4つのうちのひとつはピンの先端が十分入らないまま少し変形したりして、一度外して付け直すなど、結構苦労した。力が十分かかればいいのだけど、マザー+CPUの精密部品だけにさほど乱暴に扱うわけにも行かず、今回の組み立ての中では最も苦労した点だ。逆に言えば前回のケースのような苦労はほとんど無かったわけで、まだマシなのかもしれない。

 メモリやHDD、各種信号ピンの取り付けや、マザーのケースへの取り付けはさほど苦労なく、すべて問題なく完了。さあ火入れ、ということでディスプレイのDVI端子につなごうとしてハタと気がついた。このマザー、ディスプレイ出力がアナログRGBしかない…(もっと早く気づけよ>俺)。

 あわててアナログケーブルを引っ張り出してきてDELLの24インチディスプレイに接続。このディスプレイにもアナログとデジタルDVIの両方の接続端子があるので、新旧PCの入力を切り替えながらとっかえひっかえ設定できたので便利だったりした。結果オーライである。

 電源を入れてはじめに驚いたのは「静かだ!」ということだ。今までCPUに付属のファンでいい思いをしたためしが無いので、今回も「相当うるさいのだろうな」と思っていただけにうれしい誤算

 もちろん無音ではなくてそれなりの騒音はするのだが、コレまで使っていた峰クーラーよりも数段静か。電源もそれなりに静かなようで、従来のPCが恐ろしくうるさく感じてしまう。こんなに進歩してたのねん。

 というわけでハードウェア的にはうまくいったのだが、ソフトウェア的にはなかなか進まない。そもそもデータ量が恐ろしく増えているのでデータの移行だけでも大変なのだ。本来ならデータドライブとして使っていた340GBのHDDをうまく使えばよかったのだろうが、実はこのドライブはVistaの起動ドライブになっているのであまり変なことはできない。前の環境はとりあえず置いといて新しい環境を構築したかったので、まずはデータの移行だけを実施。

CPUファン。かなり静かなのはいいけど、設置に少々とまどった  データの移行には主としてポータブルHDDとして使っている30GBの2.5インチHDDや、8GBのUSBメモリを使っていたのだが、この2.5インチHDD、何度か実施した後に中身をクリアするために、Vista側でフォーマットしたところ、XPで使えなくなってしまった。認識はしているようなのだが、まったくアクセスできず、データの読み書きが全くできなくなってしまった。ヲイ!

 XPのHDDのプロパティを見てみると、「GPT」と認識されている。XPのヘルプを見てもどうも的を射ないので、新しいマシンのVistaのヘルプを見てみる。そうすると、どうやらこのGPTというのは「GPT(GUID パーティションテーブル)」というもので、ブートレコード関係の規格らしい。新しい規格なので、HDD容量やそのほか便利な点が多いようだけど、この際問題はソコではない

 これまではMBR(マスターブートレコード)ディスクだったけど、普通にVistaでフォーマットするとGPTになってしまうようだ。問題なのはこれをXPで普通に見ることができないということ。同じXPでもビジネスバージョンだったりすると読めるようなのだが、とにかく今のHome版では見ることができない。

 どっちにしても今のシステムではXPで読めなければ意味がないので、なんとかしてMBRに戻さなければならない。ヘルプを何度か参照し、結局Vistaのコマンドモードを駆使してなんとか従来のFATシステムに戻すことに成功した。んが、実はここまでに時間がかかって、MBRに戻せたのはデータの移行措置は終わった後だった。ああアフタぁカーニバル(^_^;)。

なお、Vistaのヘルプを参照すると、以下のような手順になるらしい(一部抜粋編集)

1.マスタ ブート レコード (MBR) ディスクに変換するベーシック GUID パーティション テーブル (GPT) ディスク上のすべてのボリュームをバックアップするか、移動します。

2.コマンド プロンプトを開き、「diskpart」と入力します。ディスクにパーティションまたはボリュームが含まれていない場合は、手順 6. に進みます。

3.DISKPART プロンプトで、「list volume」と入力します。削除するボリュームの番号をメモしておきます。

4.DISKPART プロンプトで、「select volume 」と入力します。

5.DISKPART プロンプトで、「delete volume」と入力します。

6.DISKPART プロンプトで、「list disk」と入力します。GPT ディスクに変換するディスクのディスク番号をメモしておきます。

7.DISKPART プロンプトで、「select disk 」と入力します。

8.DISKPART プロンプトで、「convert mbr」と入力します。

いまどきのGUIシステムで、ここまでコマンドプロンプトを使うことになるとは思わなかった。やってくれるぜ、Microsoft。

 とりあえずこれでデータの移行は完了。新しいVistaスッキリマシンで快適な安定パソコン生活が始まる…はずだったのだが、実はそこに大きな落とし穴がぽっかりと口をあけていたのだ。がーん。
つづく…。


2009年7月10日 平和な日々を求めて〜新PC導入'09その1〜

右が新しいPC。実は少し大きかった  久しぶりにPCのパワーアップの話である。これまでのパソコンは2006年末に導入したデュアルコアのAthlon64X2、2GHzのものだ。パワー的にはさほど不満は無いのだけど、とにかく時々落ちることが多くなっていた

 ビデオカードを外してからは少しマシになっていたのだが、いまひとつ安定性に欠ける。しかも、XPとVistaのデュアルブート構成にしていあるせいで、色々試してみようというときにドライブ構成の関係で制限があったり、これ以上の拡張が難しそうという問題が出てきていた。

 パソコンのマザーとCPUを入れ替えてパワーアップ、ついでにHDDも増強、とも考えたのだが、そこまでするならOSを含めて1台丸ごと買った方が話が早いのでは?とも考えた。最近はネットブックやネットトップの盛り上がりもあり、デスクトップなら比較的安く手に入るようになってきた。

 とりあえず欲しいのは安定したストレージということもあるが、うまくいくならSSDのテストやWindows7のRC版を入れて試してみたりもしたい。とにかく1台組んでみるか、と考えるようになった。

 で、実は結構前の話なのだが(^^;、時はGW。時間があるうちになんとかしようとしたものの、いろいろあって(イヤホント、人生いろいろあるんです…)PCを買う時間が取れたのは5月5日。この日はそのために本当に久しぶりに松山へ行ってみた。いつも寄っていたDOS/Vパラダイスは既に無く、はじめに寄ったのはパソコン工房。

 んが、色々探すが手ごろなものが無い。キット品はあるのだが、7万円以上で思ったようなスペックではなかったり、安いものはOSがXPだけだったり、HDD容量が中途半端だったり。組み立てしようにも、どーもパーツが中途半端な感じがするし、最近はマザーやCPUに詳しくないので、どの組み合わせがベストなのかは良くわかっていなかったりする。結局面倒になってとりあえず他も見てみることにした。

一通り揃ったパーツ。安くなったものである。  次に寄ってのはアプライド。これまた色々探してみるが、やはりこれは、というものは無い。うろうろしていると実は「買いたいぞぉ」光子力ビームが発散されているらしく、タイミングよく店員さんが声をかけてきたので、聞いてみると、ここは親切に教えてくれた。

 で、個人的にデザインは気に入らなかったが、自作用キットを紹介してくれた。これなら4万円ちょいで、OSにVistaを入れても6万円強程度で収まるらしい。更にうーむとうなっていたら、ここからが本領発揮とばかり、アドバイスモードに入った。パイルダアアアァァ、ォォオオオンッ(爆)。

 実はこのキットはあくまでキットらしく、店内にあるパーツを好きなように組み合わせれば色々できるらしい。「とりあえずHDDは1TB欲しいし…」というと、色々選んでくれ始めた。ケースもお好きなのをお選び下さいとなったので、電源に不安の無い程度の手ごろなものをチョイス。残りは適当に、ということでこまごま修正/追加をして6万円前半でOS付でひと揃えしてもらった。マジンゴオッ!

最初のパーツキットとはかなり違っていたが、とにかくこれで組み合わせ上も問題ないものが揃ってしまった。相談してみるものである。思わず熱くなってしまった。ブレストファイヤアアァッ。…というわけで、とりあえずケースを除くと揃ったのが以下のパーツだ。

CPU:Intel Core2Duo E8400 LGA775 周波数3.0GHzで、ついに電子レンジの周波数(2.4GHz)を超えてしまった。
マザー:ASUS P5GC-MX/1333 一通り揃っていて5千円ちょい。安いものは安いものである。チップセット内蔵のビデオ機能付だが、実はビデオ出力はアナログRGBしか持たないというオチがあった。
メモリ: KINGBOX DDR2-800MHz 1GB×2まぁ、手ごろなところでしょうか。
HDD:Westaerndigital WD Caviar Green 1.0TB テラですよテラ。ようやくこれを手に入れることができました。8千円弱。安い…
OS:Windows Vista Home Premium CPUに次いで、一番高いパーツだったりする。
光学ドライブ:LITEON iHAP322 正直無くても良かったかもしれない。IDE接続のマルチドライブ。3480円だから、ま、ついでかな。

 とにかくパーツは揃った。後は組み立てだ。そう思ったのだが、実は世の中そんなに甘くは無かったのである。いやぁ、自作のときはいつもこんな感じなのだが、問題なのは組み立てではなかったのである。その辺は、つづく…


2009年7月3日 922SHテキストの入力方法

テキスト入力環境としては快適とは行かないが、使える範囲になった  既に生活の一部になりつつある922SHだが、せっかくのフルキーボードが付いているのだからテキスト入力をバリバリやりたい。んが、どうすればテキストファイルの編集ができるのかが分からず、かなり試行錯誤をしてみた。一番便利だと思われた「ちょこっとメモ」も、ワンタッチで起動できるもののどうやら256文字までしか入力できないようだし、テキストファイルとして保存してしまうと続きの編集が困難になってしまう(直接テキストファイルの編集はできない)。

 アプリでテキストエディターみたいなのがあれば一番便利なのだが、まだ探せていないのが現状だ。なんとかならないものか、と、テキストファイルにしてしまった後編集できないファイルをビュワーで眺めていてふと気がついた。

 メニューの中、というか決定ボタンがデフォルトで『メモ帳へ登録』になったいるのだ。じゃあメモ帳ってなんだ?と見てみると、どうやらメールに登録文章を簡単に入れるためのものらしい。これだと編集は自由自在だし、編集が終了すれば「設定、管理」からテキストファイルとして登録することも可能だ。文字数もどうやら8192文字までOKなので一つの記事を書くぐらいなら十分だろう。

 この辺の様々なツール類(前出のオーディオプレーヤーも含む)は、意外とメニューの奥底にあったりするのでツール類を起動するのは少々面倒でもある。「ちょこっとメモ」なんかはほとんど使えないくせに(^^;ワンタッチ専用ボタンがあるので悔しいのだが、幸い922SHには短縮ボタンの機能があって、0〜9キーの長押しでこうしたツールを起動できるようになっている。これにメモ帳やオーディオプレーヤーを登録しておくだけで、使い勝手は相当改善された。

 実際この文章もテキスト部分だけなら922SHで入力したものだ。記号の入力などにはかなり難があるのでHTMLタグ等を入力するのはすごく無理があるけど、ピュアな文章を書くだけならかなり使えそうな感じである。PCとのやりとりはまだ面倒な面が多いので色々改善したい所もあるのだが、ちょこっと開いてちょちょっと入力する分にはかなり使える。極めればもっと使えるガジェットになりそうだ。

 更に余談だが、この携帯を持ってからスケジュールを入れ込むことが多くなった。仕事以外でいろんな会合が最近増えたせいなのだが、他の人の前でこの携帯を開くと「おおっ、すげぇ。最新の携帯?」と言われることが多い。いや、そんなことはなくて既に売られていない旧機種なのですが…。普通の携帯と違って横に開く(横にしか開けない…)ことと、キーボードが並んでいるのでかなり珍しく見えるらしい。この922SHの後継機種が出ればそういうこともなくなるのかな、と思ったのだけど、どうやらそうは行かないようで、これはこれで面白いかもしれない。


2009年4月12日 現代のカーナビ SONY nav-u3

知らない間に進歩してたカーナビ。精度も高いしすごく便利  最近は子供が少し大きくなってきて、あまりあちこちに出かける、ということが少しずつ減っているのだけど、やはりカーナビはあると色々便利なことがある。その昔(もう7年も前の話だ…)はパソコンをカーナビ化してなんとかしていたりしたのだが、さすがにこれでは使い勝手が悪すぎて、2005年にはCDベースのポータブルカーナビを導入していた。

 しかし、ダッシュボードにカーナビを「どすん」と突き立てるのは好きではないのと、普段はほとんど使わないこともあって、カーナビは運転席と助手席の間の足元に申し訳程度に押し込まれていた。かなり大き目の弁当箱ぐらいの大きさ、重さもあったため、タッチパネルとはいえ使い勝手はかならずしも良いというわけではなかったのだ。ただ、音声ガイドをしてくれるというのはそれなりに便利だった。

 で、話は昨年に遡るのだが、ここ1〜2年で急速に普及してきているポータブルのメモリーナビが気になっていた。メモリー量も比較的大きくなってDVDナビ並みの容量・情報量になってきているし、ワンセグ対応になったり、小型軽量・バッテリーでも作動可能など、メモリーナビならではの特徴が便利そうに見えていたのだ。

 価格的にもだいたい5万円前後で、4年ほど前にCDナビを購入したのとほとんど変わらない価格になっている。ブランドや使い勝手を選ばなければもっと安いものもあるので、ここは一つ欲しいな、と思っていた。

 ただ、多くのポータブルメモリーナビは車への設置に専用スタンドが必要になる。そのスタンドのほとんどの場合は両面テープで、一度車に設置してしまうとおいそれと取り外しすることはできない。家には普段使いのミニバンと、主に家内専用の軽自動車があって、場合によってどちらかを使って遠出をすることがあるので、やはり載せ変えできることは必須条件なのだ。使用頻度から言えば両方にカーナビを載せるのは無駄が多いし、使い勝手から言えばCDカーナビをどちらか専用にするのもちょっと面白くない。

 で、要は今回導入したSONY の nav-uシリーズがスゴく気になっていたわけだ。本体の使い勝手や性能の問題はとにかく、個人的にものすごく気になっていたのはそのピタッと吸盤。基本的にはダッシュボードに何度でも付け外しが簡単にできて、かつ色んなところに設置できるというものだ。これも本体にGPSアンテナが内蔵されている最近のメモリーナビならではの装置だろう。

ちなみに、いっこ前の機種になるnav-u2の記事だが、スタパ氏のレビューがこの辺にあったりする。

 少なくとも2009年現在でこれと同等の機能を持つスタンドはSONYしか無く、購入当時の2008年秋にも必然的にこれを選ぶことになった。当時は丁度nav-u3が発売になったばかり。旧機種も安く残っていたのだが、とにかく薄く軽くなった本体と、メモリー量が増量されて、ソフトウェア的にも進歩していたことからやはり新製品を、と選ぶことになった。また、ワンセグが内蔵されたのは魅力的なのだが、自分の使い方や価格面からワンセグ無しでいいかな、と思っていた。

 んが、世の電気屋さんは商売上手だ。買うつもりで電気店に(SANYOのゴリラとか違って、SONYとパナのメモリーナビは電気店に多く置いてある…)行った所、当時前面に売り出していたのはワンセグ内蔵式。価格差はあったものの、結局「この価格差でワンセグTVを買おうとしてもまず無理だよな…」と変な理由をつけて自分を納得させてワンセグものを買ってしまった。ま、実際にはこのワンセグが結構便利に使えることが多く、これはこれで正解だったわけだが。

 で、実際に使って見ると、これがまた劇的に使いやすい。例のピタット吸盤で比較的見やすく、かつ邪魔になりにくい場所を選んで設置したり、2台の車を行き来して使いまわすのがすごく簡単だったりするのはもちろん、GPSの補足能力やガイドの詳細さ、目的地までの到着予定時間表示など、かなりいい感じに使える。特に到着予定時間表示は少なくとも私の場合は思っていたより正確に出るので、普段走って良く知っている道でもナビさせて、おおよその到着時刻がわかるのでかなり便利だ。道路の詳細度合いもいい感じで、とりあえずここまで見えれば問題は少ないだろう。

車を買い替えたときなどにナビをつける人が多いという話を聞くのだが、メーカー純正の内蔵ナビで10万円も20万円も使うのであれば、このナビを4〜5万円で付けて、その分旅行にでも行ったほうが幸せになれそうだと思っている。

 細かく使っていると、目的地の検索方法や各種設定は慣れないと面倒な面も残るのだが、バッテリー駆動ということもあってちょっとした車内での待ち時間の時間つぶしにワンセグが見えるというのは使えることも多い。

 今のところ不満はかなり少ないのだが、あるとすれば、部屋に持ち帰って目的地を設定した後、その道のシミュレーションが役に立たないことだ。シミュレーションはできるようになっているのだが、ほぼ実時間かかるので、2時間の道のりをざっと確認するのに2時間かかっていたのでは「やってられるかぁ」となる。実走行時にカーナビにまかせればいいかもしれないが、休憩場所やおおまかなドライブルートを確認する意味でも、操作可能な形でのドライブシミュレートができれば便利なんだけどなぁ。


2009年3月10日 音楽再生はもう一歩922SH

音質は悪くない。というかいいのだけど、使い勝手はいまひとつ  出張などで外出する場合は、テキスト入力や録り溜めた録画ビデオを見るためのPC、リラックスして音楽を聴くためのメモリーオーディオプレーヤー、暇つぶしにテキスト形式にしたニュースを見るためのCLIE、そして携帯をもって出る。PC以外はポケットに入れる形になるので実はかなり厳しいことになる。そもそも今までの携帯は今となってはかなり厚みがあって嵩張るのだ。

 そこで考えたのがこの辺のガジェットを携帯だけで代用できないか、ということ。まずは比較的ハードルの低い?オーディオプレーヤーを考えてみた。携帯会社の考えから言えば着うたフルを聴いてほしいのだろうが、こちとらあくまでパケットを使うつもりはないので、今あるMP3をなんとか携帯で聞けないものかと探してみた。幸い今の携帯もその辺は柔軟になってきているようで、とりあえずWMAならMicroSDに入れて、ほぼそのまま聴けるようだ。

 ところが、今ある大量のmp3ファイルは直接聴くことはできない(機能が無い)。少なくともWMAに変換しなければならない。音楽ファイルをダブって持つのはあまり好きではないが、後述するように携帯での音楽再生は補助的なものとして割り切ってしまえばまぁなんとかなるレベルだ

 WMAへの変換にはRip!AudiCOというソフトのフリー版を使わせてもらった。フリー版だと一度に4曲までしか変換できないが、当面の使い方ではさほど面倒なものでもない。

 問題はその先だ。WMAファイルをMicroSDカードに入れるのも、その音楽を聴くのも、専用のフォルダを指定しなければならない。そのフォルダの下に更にフォルダを作って分類することもできるが、聴くときはすべて同じフォルダにあるのと同列に扱われて、「ずらっ」と一覧表示されるだけで、分類できないのだ。プレイリストを作ろうにも、すべて表示されている状態から一つずつ選ばなければならないのでファイル数が多くなると相当に面倒だ。

 この一覧表示の場合、一度に見える曲数は10曲ちょいで一覧性も悪いので、一度に入れるファイル数をある程度制限した方が楽なようだ。更に音楽を聴くためには、ミュージックプレーヤーを選んで→WMAオーディオを選んで→プレイリストを選んで→曲を選んで…と、結構な手間がかかる。一度始めてしまって聞き流す分にはいいのだけど、始めたり終えたりするのに若干手間がかかる。この辺は専用ハードにはかなわない所だろうか。

 音質は思っていたよりも良くて、内蔵のスピーカーで聴いても静かな環境ならそれなりに聴ける。付属のヘッドホンも見た目はちゃちいのだが、音質は意外と良くて、今まで使っていたオーディオプレーヤーと遜色ない音がでる。ヘッドホンの端子が携帯用の専用なのと、装着感がいまいちなのが惜しいところだろうか。

 ただ、自分の耳は少し小さいのか、普通のインナーヘッドホンでも良く抜け落ちることが多い。インナーヘッドホンの中にはスポンジカバーが付属していないこともあるのだが、私の場合普通のプラスチックむき出しだとまず耳に固定できないスポンジ必須なので、やっぱりちょっと違うのかもしれない。この際なのでカナルタイプのヘッドホンを買ってみるのもいいかもしれない。後は音楽再生をした場合の、電池のもち具合を確認してから、だろうか。




 
<=before  玄の館トップページに戻る パソコンの部屋に戻る next=>

トラブル・めーかー最新版 トラブル・めーかーIndex